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世界の果て【詩】

ドシャブリの朝 傘をさして散歩した
明日にはきっと いい事があるよと
雨に濡れた ボクはどこに逃げようとしていた
ひとりの場所を 探していた影

痛み 憎しみ 悲しみも思い出になる
ボクは手を振った 雨音を抱いて

世界の果て ボクを連れていこう
過去も未来も ポッケに詰め込んで
知らない世界で 見つけたものもあった
自分の弱さに 涙を流した

雨で滲んだ ブーツの模様を見ていたんだ
クシャクシャになった ボクの心みたいだ

自分の世界に 逃げ込むのは もうやめよう
曇った世界に 光が射し込んで

世界の果て ボクを連れていこう
希望も不安も ポッケに詰め込んで
世界の果て そこからまた始めよう
自分を信じて 生きていこう

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