私と娘と愛と矛盾 7
娘が可愛くて。
毎日娘と過ごす日々が愛おしかった。
私の娘は、明るくて、ちょっと天然で、
のほほんとして よく笑い
いい感じに鈍感で。
神経も体も細かった少女時代の私とは違って
丸顔の愛らしい元気な女の子だった。
そして、娘のその生まれ持った気質を
私は愛していた。
無意識に、自分の憧れを投影していたのだと思う。
あなたは私とは違う女の人生を歩んだらいい。
あまり小さなことにとらわれず
おおらかに、のんびりと、みんなに愛されて、
おっとりそのまま大人になったらいいじゃないか