Sumire

編集者(ファッション→教育)。 夫と娘が1人。8年間シングルマザーで娘と2人で過ごした…

Sumire

編集者(ファッション→教育)。 夫と娘が1人。8年間シングルマザーで娘と2人で過ごした時間は宝物。

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  • 読書感想

    読書した感想をメモ!

  • KokoroとKarada

    体調を崩してから、体と心の関係性について学んだことがたくさんあり、今も学び途中です。私の経験とともにシェアします。

  • 中学受験日記

  • 母から娘へ送る手紙

    思春期を迎え始めた娘へ。普段面と向かっては、なかなか上手く話せないこと。でも、伝えたいことを、少しずつ手紙にします。読んでね。母は、あなたの毎日が出来るだけ笑顔に溢れていてほしいと願っているよ。幸せな女性に育ってください。

最近の記事

心の中に生きる

少し前のこと。娘とひいおばあちゃん👵 (つまり、私の祖母)に会いに行った。 おばあちゃんは、もう 私と娘がわからない。 「あら!すみれちゃん!(私) ひさしぶりねぇ!変わらないわ。」 「Kちゃん(娘)は大きくなって!」 というまともそうな会話の すぐあとに Kちゃんと すみれちゃんが入れ替わる。 「あれ、こっちがすみれちゃん?」。 亡くなった自分の妹も 亡くなった自分の娘(次女)も おばあちゃんの中ではまだ生きている。 何度伝えても その時頷いても また、生きてい

    • 「三千円の使い方」 原田ひ香

      「三千円の使い方」 原田ひ香  この本、とっても好きだった。 ーお財布に入っている三千円をどう使うか、その追求は 幸福の追求と同義である。(かきや・みう あとがきより)ー ものも、時間も、お金も。 闇雲に大切、ではなく自分の生き方に 照らし合わせてよく考えて大事に使うことが重要だと この本は教えてくれる。 登場人物一人一人のお金にまつわる切実な事情は 人生の切なさと、深い味わいを与えている。 読んでいて思い出した出来事がある。 大昔、私が就職活動が始まった頃のこと。

      • 映画🎬「すばらしき世界」

        しばらく言葉にできないくらい すごい作品で 感想も書けないくらいだったけれど 忘れないうちにメモメモ。 戸籍だとか、親だとか、住む家だとか。 普通の人が普通に「ある」と思っているものが「ない」環境に、 たまたま生まれ落ちた人の そのよるべ無さと (精神にも肉体的にも) 抱えている問題と (精神的にも、実質的にも) そうした存在がまるでいないかのように無視されている現代社会の在り方と。 その社会問題の抱えきれない重みと。 それでも 三上という男の不器用な純真さを 愛

        • よろこびの歌

          「よろこびの歌」宮下奈都 娘のために買ったのだけど、自分が読破して感動した。 高校生の頃の苦くて、不安で、自信がなくて、挫折感を抱え、 でも、圧倒的な未来の時間がある。 あの時期の気持ちを思い出した。 オムニバス形式で、それぞれの子が、 友達との関係や経験を通して成長していく物語。 キラキラ女子じゃなくて良い、こんな生々しい感情を 一つ一つ乗り越えるような中高生生活を送って欲しいと思う。 それが、振り返った時、きっとキラキラすると思うから。 実は、勉強より大切なこ

        心の中に生きる

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        • 読書感想
          2本
        • KokoroとKarada
          10本
        • 中学受験日記
          3本
        • 母から娘へ送る手紙
          4本

        記事

          逆算癖を手放す 10

          逆算癖。 これも、私の癖。 ゴールから逆算して今を心配して。 だから計画をしっかり立てて、前々から準備する。 何も心配いらないかもしれないのに まだ見ぬ未来を思って 心配をする。 大昔、受験に勝つには、 この計画性と逆算能力が功を奏した。 締め切りに追われる仕事にも、必須能力。 でも、人生を楽しんだり 体を休めたり 子供の成長を見守るには 無用の長物かもしれない。 長年私を助けた武器は 思い切って捨てる時がきている。 人は過去の経験から、これが必要だと思って 思考

          逆算癖を手放す 10

          生き癖が身体をつくる 9

          それぞれの人が それぞれの環境の中で 育んできたメンタリティがある。 その中で うまくやれてきた、と思っている人ほど その長年自分を助けてきた 思考癖 生き方の習慣 を手放すのは難しい。 でも、一度それらを全部ひっぱがさないと 次に行けない時がある。 未来のことは何も考えず ぼぅっとして 人に甘えなさい、などと 言われる日が来ようとは 私だって思わなかった。 過去の思い込みに縛られず、 今の自分を受け入れて 新しい自分を生きる。 なんていうと、 かっこいい。 だけ

          生き癖が身体をつくる 9

          自分にかけた呪文 8

          世の中には、強靭な肉体を持った人、 確かにいる。 働いて、子供を産んで、育てて、また働いて それでも元気にやれる人。 だけど、それって実は、 世の中の何%なんだろう。 自分はどうなんだろう。 つい、自分の枠を超えて 頑張りすぎてしまっている人 結構いるんじゃないかな。 無理しないといけない理由は たくさん思い浮かぶと思う。 「〜だから、仕方ない」と。 それぞれの人に様々な背景があり、 厳しい現実や、解決すべき社会問題もある。 私の場合は、 当時シングルマザーで 他に

          自分にかけた呪文 8

          私と娘と愛と矛盾 7

          娘が可愛くて。 毎日娘と過ごす日々が愛おしかった。 私の娘は、明るくて、ちょっと天然で、 のほほんとして よく笑い いい感じに鈍感で。 神経も体も細かった少女時代の私とは違って 丸顔の愛らしい元気な女の子だった。 そして、娘のその生まれ持った気質を 私は愛していた。 無意識に、自分の憧れを投影していたのだと思う。 あなたは私とは違う女の人生を歩んだらいい。 あまり小さなことにとらわれず おおらかに、のんびりと、みんなに愛されて、 おっとりそのまま大人になったらいいじゃないか

          私と娘と愛と矛盾 7

          春馬くんも竹内さんも 6

          春馬くんも、竹内さんも、 親に迷惑をかけたくないと思っていた 子供時代であったということを 記事で読んだ。 そうだろうね、と静かに納得した。 私も、同じではないけど 少しわかる気がする。 迷惑かけずに、早く自立しよう。 他の誰かよりも私は努力しないと。 そう思って過ごした 子供時代。 子供を産んでからは 子供に心配されない強い母でいたい、と思い たとえシングルでも 苦労は見せまいと振るまった。 将来親から私が譲り受けるものは 自分が受け取るつもりがなく、 逆に娘には

          春馬くんも竹内さんも 6

          責任放棄、できそうですか?  5

          そして、今でもまだ その思い込み  思考癖が完全には抜けていない(らしい)のだから さらに恐ろしい。 ホリステイックコーチの彼女に 「できそうですか?」 と、真剣に問われた時、思わず吹き出してしまった。 前夜に全く同じことを夫に言われた時、 「そんなこと治療と関係ないんじゃない? 全くピンとこないわ」と 一笑に付していたのだから。 自分のアホさ加減にびっくりする。 此の期に及んで 私は私のことを何もわかっていないんだ。 それほど今までの思考癖、 生き癖を手放すことは 難

          責任放棄、できそうですか?  5

          体の声は聞こえない 4

          こんなこともあった。 ある日身体が重くて仕方なく、 会社まで夫に車で送ってもらった。 そして降りるとき、 夫の何かの言葉に 私が突然激しく反応した。 「もう頑張りたくないの! 」 「少しも頑張りたくないの!」 と気づくと夢中で叫んでいた。 何の言葉に反応したのかさえ 思い出せない。ただ、一瞬 ものすごい怒りのようなものが込み上げて、 喉からせき切った。 自分の声に驚いた私は 我にかえり、 こぼれた涙を引っ込めて 無言で車を降りた。 そしていつも通り会社のエントランスを通

          体の声は聞こえない 4

          思い込む 3

          一番怖いのが、この「自分の思い込み」。 今も思い出す、 休職前、一度目に入院する直前のこと。 バスから降りて、ステップから 片足を地面につけようとした瞬間 なぜか脚に全く力が入らず、そのまま地べたに 四つん這いに倒れこんでしまった。 手のひらにアスファルトのゴツゴツした 硬さを感じながら 私はこう思った。 「大変だ。どうしたんだろう私。  何かがおかしい。  …最近怠けているのかも。  もっとトレーニングしなくちゃ」。 遠くに転がったバッグを 誰かが拾ってきてくれた。 「

          思い込む 3

          心と身体を守る大切なこと 1

          病気の原因は、過労とストレス。 鬱の原因も、過労とストレス。 どちらも、元を辿れば原因は同じ、ということを 意外と見落としがち。 疲れ過ぎていて、自分の限界を超えてしまったときに、 身体に出るか、心に出るか。 その人の弱い方に先に出るだけのこと。 心といっても、つまりは脳神経の問題で、 身体といっても、それも脳神経の問題が多くを司るので、 つまりは、疲れ過ぎて身体が限界を超え、 脳のいずれかの部位に 機能不全が起きてしまったということ。 そして、 機能不全により、疾患が出た

          心と身体を守る大切なこと 1

          この病気と この生き癖と 2

          一番怖いのが、休み前に一度目に入院する直前のこと。 バスから降りて、ステップから片足を地面につけようとした瞬間 脚に全く力が入らず そのまま地べたに四つん這いに倒れこんだ私は 手のひらにアスファルトのゴツゴツした硬さを感じながら こう思った。 「大変だ。どうしたんだろう私。  何かがおかしい。  最近怠けているのかも。  もっとトレーニングしなくちゃ」。 遠くに転がったバッグを 誰かが私に持ってきてくれた。 「大丈夫ですか」。 とっさに大丈夫です、と答えたまま まだ動けず

          この病気と この生き癖と 2

          家族

          家族は、いつもあなたの味方だよ。 言葉のように、どこにでもついていくことはできないけれど、 家に帰れば家族がいる。 どんなあなたでも受け入れる。 玄関を開けたらいつもあなたの帰りを楽しみに待っている家族がいることを、忘れないでね。 家族は世界で一番の味方。 いつか、あなたもそういう家族を作ってね。

          言葉

          ひとりの時間に、ぜひ取り入れてほしいのが、本を読むこと。 本の中には感動する言葉や、励まされる言葉があるはず。 心に残る言葉や文章に出会ったら、その都度ノートに書き留めてみて。 自分の「言葉ノート」を作ってください。 「言葉ノート」の中の言葉は、ずっとあなたの人生の味方です。 言葉は、いつも、どんな時も、どんな場所でも、 あなたと共にいて、力になってくれるよ。 mama