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‎印刷・ケータリング・不動産、非IT系サービスのエンジニア3名による『エンジニアのキャリアを考える』勉強会書き起こし

概要

2015年2月19日にコワーキングスペース茅場町Co-Edoにて開催された「エンジニアのキャリアを考える」勉強会第7弾の書き起こしです。

「リアルを動かすサービスを運営するエンジニアのキャリア」をテーマに、 リアルな事象をITで解決することに挑戦するCTOクラスのエンジニアをお呼びしました。エンジニアのキャリアの一つの選択として、そういうことへ挑戦することへの喜びと苦しみなどについて、質疑応答を交えながら深く語って頂きました。

こんな方は興味あるかも!

自分のスキルを一気にあげたい(web系など)エンジニアの方(PHP/Ruby/Python/Java/Perl/JavaScript/HTML5/Objective-C/Swift/Android Java等)

将来のキャリアのために「今何ができるのか」を常に意識しているエンジニアの方

目次

1.勉強会の目的と各パネラー自己紹介(各社事業紹介)

ラクスル株式会社 システム部 マネージャー 利根川 裕太 氏

スターフェスティバル株式会社 最高技術責任者 加藤 彰宏 氏

株式会社ietty 取締役CTO 戸村 憲史 氏

2.リアルを動かすサービスとはなんなのか

・ITとリアルを結び付ける2つのパターン

・創業や参画への経緯

3.どんなエンジニアがいるの?

・スタートアップに向いてる人・いない人

4.テックブログの話

・テックブログ、役に立っていますか?

・モチベーションの話

・採用活動としてのテックブログ

5.非IT会社あるある

・エンジニアへの認知度が低い?

・エンジニアがリアルオペレーションをすることで見えること

6.どうやって自分に合う会社を見つければいいのか

・求人メディアからは見えないもの

・結局会うのが一番?

・転職を考える前に準備すべきこと

1.勉強会の目的と各パネラー自己紹介(各社事業紹介)

まず始めに、今回のオーディエンスには、ホワイトボードにあるネタリストの中から一人3票で、聞きたい話に正の字をつけてもらいました。

【モデレーター橋田(以下橋田)】

こんばんは。モデレーターの橋田です。エンジニアのキャリアを考える勉強の第7弾です。

「リアルを動かすサービスを運営するエンジニアのキャリア」

ということで、今日はこちらのお三方にパネラーとして登壇して頂いております。

自己紹介をお願いします。

【利根川】

利根川です。今日はよろしくお願いします。

そもそもラクスルという社名聞いた事ある方どれくらいいます?(挙手を求める)

半分くらいですね。何をやってるかというと、インターネットで印刷物を頼めるサービスをやってて、Eコマースのような形で皆さんが持っていらっしゃる名刺とかチラシとかが買えたりします。実はウチの会社って印刷機は直接持ってなくて、お客さんから印刷機を取り次いで、ウチが振り分けて提供するみたいな感じで、たまに冗談で言ってるんですけど、「Printer as a Service」で”PaaS”みたいな感じですね(笑)印刷をもっとWebっぽくやっていくみたいな感じでやってます。UberとかAirBnBってタクシーや宿をインターネット化したものですが、それを印刷業でやろうというのが我々のコンセプトです。

私はプログラマーを始めたのが25歳で、会社立ち上げた後だったんですけど、創業参加してから勉強を始めて、今システム部のマネージャーをしています。

【加藤】

お疲れ様です。加藤と申します。私はスターフェスティバルという会社におりまして、意外と知られてないのですが、去年までで約40億くらい投資されている会社です。スターフェスティバルっていう名前は英語で七夕の意味で、たくさんの人々の願いを叶えたいっていう思いがあり、こういう社名になっております。

私自身のキャリアですけど、現在4社目で、クライアントアプリケーションをやっていたりとか、インフラの方でシステム営業したり、インフラからサーバー設置してOSインストールしてミドルウェアをインストールしてチューニングして、そこに乗っかるWebアプリを作ってっていう事をやった後に、楽天に移りまして、楽天市場の主に店舗向けシステムの開発責任者をやっていました。で、楽天の方に6年間在籍した後、スターフェスティバルのCTOとして現在に至ります。入社は去年の5月です。

「ごちクル」のサービスなんですが、今日ケータリングをサービスさせて頂いたんですが、お弁当とかケータリングを中心にサービスを展開しています。

現在600ブランド、7,000種類あるメニューから北海道から九州までお届け出来る体制を作っています。主にコンシューマー向けではなくビジネス向けで、会議弁当だとか、そういう用途でやっています。製造のところでレストランさんと組んでやってるんですけども、レストランさんてランチタイムやディナータイムは製造で手一杯でお客さんの対応も凄く忙しいんですけど、それ以外の時間は厨房も空いてるし、レストランさんの調理される方も手が空いてるので、そこを利用して我々と一緒にお弁当の開発をしないかっていうのをやっていってます。お弁当の製造以外のところですね。我々がWebやリアルで集客をして受注して、そこから注文を受け付けた後は配送パートナーさんに出荷指示を出させていただいてお客様までに届けるまで我々が主体となってやっていて、それ以外をレストランさんに頼んでいる、といったサービスになっています。

【戸村】

iettyの戸村といいます。

元々自分はSEをしていまして、途中から社内のクラウドサービスを開発する部門に移り、社内のクラウドサービスをずっと一人で開発していました。社内で開発をしている内に段々と自分でもやりたいなと思うようになり、起業を考え始めました。そんな時に代表の小川と出会い、iettyで起業する事になったんです。

iettyのサービスですが、このように(スライドを見せる)チャットで不動産とマッチングしてやり取りをしながら物件を決めていくというサービスです。ユーザーさんから希望条件を言って貰うことによって不動産屋さんにその情報が見えて、そこから物件を送ったりとかヒアリングをしていって細かく確認をしていくっていうビジネスモデルになります。今は賃貸だけやってるんですけど、今後の展開として、ユーザーにとって不便な問題を全て請け負えるように、売買やリフォームとか全部出来ればと思っております。引っ越しに関してと悩んでる方も結構いると思うので。

【橋田】

今日は、「ITでリアルを動かす」みたいなテーマの会社なので、こういうスライドを用意しました。

では、早速戸村さんからお願いできますか?

ITとリアルを結び付ける2つのパターン

今不動産をやっていらっしゃいますが、賃貸の市場って今まで解決出来なかった負の部分とかそういった部分をどう風に解決していってそれの何が面白いのか、教えて頂けますか?

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