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僕にとっての『氣』とは

あなたにとっての氣とはどんなモノですか?

よく電車の中で誰かに見られてる気がして振り返ると目が合ってしまうとか、

大事な時にトイレに行きたくなる気がしていたとか、

恋人や友達と駅で会う気がしたとか、

色々とあると思う。
それらは全て『氣』のせいなのでしょうか?

私はそれも氣だと思っています。

5歳から空手道、6歳から書道、若い頃は高専柔道(グレイシー柔術)などをやっていたせいか、自然と深い精神世界が身についていたとでも言おうか、厳密に言えば、ホイスグレイシー氏との出会いでもあった。

彼は試合前のリングチェック時、『私はこの試合で死ぬかもしれない、本当に今まで支えてくれてありがとう』と円陣を組み肩を組み、彼は本気で泣きます。
控室に戻るとまず全員外に追出し、兄弟のみになります。(その際私はファミリーとして中に残されました)理由は私はホイラーグレイシー氏に好かれ真面目な弟子として帯同を許されたからでしょう。

少し仮眠を取ったりリラックスした時間を過ごしたのち、専属ドクターや、専属マッサージ師、専属の歯医者、などが入ってきます。
一通りの確認が終わると専属カメラマンが入ってきます。
それと同時にウォーミングアップが始まります。
ノーズブリーディングをしながら30分位縄跳びをします。(ほぼ毎日です。)
その後はシャドーボクシングなどを始めます。大体その辺りでバンテージのチェックや使用道着のチェック、試合用グローブを渡されます。
そのグローブを私は渡されて温める係でした。(後はインターバル毎の汗拭きと飲物を渡す係)

その頃にはもう獣の様な目つきになり空気もピリピリし、戦闘モードに入っています。

この様な経験をしたからなのか、ホイスやホイラーの兄であるヒクソングレイシー氏の執筆した本を読むことが良くありました。

その中にも書いてありますが、試合中は常にニュートラルにあり、次の動作や攻撃は常日頃からの鍛錬から自然と動くという事、決してアドレナリンを出してパフォーマンス的なことは一切しないという事。

これらを本気で感じる事が出来たのが2005年K-1Dynamite 所英男選手との試合でした。
入場も一緒にさせて頂き、ホイス、ホイラー、私の順番でした。

常に集中し、常に鍛錬をしていると心(精神)は鍛えられると思いますし、気を遣って(氣を張り巡らせる)生活する事で沢山氣付く事もあります。

どれだけのシュチュエーションを経験し、それらの瞬間をどれだけ真剣に、日々鍛錬した氣配りをどの様に使いこなすか?
言葉では簡単に思いますがこれは、私の中面に隠れる感覚でしかないのです。

何故ならばそれらを、伝えたい相手に、その場に、その瞬間の空気などを考えゆっくり理解される様伝える事が出来てこそ(アウトプット)カタチに初めてなるのです。

私が表現下手だとすればその価値はなかなか表に現す事は難しいし、伝わる事も難しいと思います。

そこに苦しみ一時は話すことすら諦めた事がありました。
今は方法を変え、相手の『氣』の持ちようをしっかり理解してからアウトプットする様にしております。

どちらにしても氣と氣の融合を丁寧にする事で人とのコミュニケーション能力がグンッとアップするのかなぁと思いました。

氣をつけて、氣を配り、氣を使い、沢山のことに氣付いていけたら楽しい人生を送れますよね♡

どんな時でも『氣』からはじまる…
良きも悪きも全てはそこからですな!


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