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高校日本代表 選手紹介【BK編】

SH 井上達木(佐賀工業)
左足から繰り出す多彩なキックは国内屈指のスキルを誇り、まさに圧巻。アジリティが高く、素早いパスや巧みなランも光る。状況判断に優れ、自ら仕掛けるプレーも魅力。
1年時からFBのレギュラーに定着。花園では同校10大会ぶりのベスト8に貢献。2年時の選抜大会では準々決勝にて逆転DGを決め、劇的な勝利に貢献し、チームをベスト4に導いたが、準決勝はコロナの影響で無念の棄権。また、U17九州の主力としてKOBELCO CUPで活躍し、U17トレセンメンバーにも選出。花園では3回戦で3本のPGを決め、ノートライでの勝利に貢献し、2年連続でベスト8。準々決勝では優勝した東福岡を試合終盤まで苦しめた。新チームになると、将来のことを考え自ら直訴して中学でも経験があるSHへ転向。幼い頃からともにプレーする服部亮太と世代最強のハーフ団を形成。昨年の選抜大会は準々決勝で國學院栃木に逆転で破れ、ベスト8に終わるも、5月のサニックスワールドユースでは準決勝で東福岡に14-21、6月の全九州大会では決勝で同じく東福岡に16-17で惜敗と好ゲームを演じ、7月の全国セブンズでは初優勝を達成した。国体では東福岡中心の福岡に1点差で敗れ、準優勝。優勝も期待され、Aシードでのぞんだ花園は準決勝で東福岡に屈した。
筑波大に進学予定。

SH 利守晴(東福岡)
速いテンポの球捌きと状況判断に優れるスクラムハーフ。ラグビーIQが高く、好機への嗅覚が素晴らしい。接点での働きやサポートプレーも光る。
東福岡には一般入試で入学。研鑽を積み、競争を勝ち抜いて主力となった。
2年時にはU17九州の主力としてKOBELCO CUPで活躍し、U17ユーストレセンメンバーにも選出された。最終学年となり、主力に定着。昨年の選抜大会では大会約1週間前の練習試合で右手親指付け根付近を骨折。手術の可能性もあるほどだったが、自ら出場を志願しチームに帯同。1、2回戦はベンチから外れていたが、準々決勝の國學院久我山戦で前半終盤に登場すると逆転勝利に貢献。その後、準決勝、決勝では先発し、チームの準優勝に寄与した。また、5月のサニックスワールドユースでは初優勝にあと一歩に迫った。花園では効果的なプレーを連発してチームの準優勝に大きく貢献した。
青山学院大に進学予定。

SO 萩井耀司(桐蔭学園)
王者の絶対的な司令塔。的確なパスで攻撃をリードし、効果的なキックを織り交ぜる。アジリティの高さに加え、力強いプレーが光り、局面を打開する働きが際立つ。周りを生かしながら、自らも突破する。
中学時代は太陽生命カップに出場。スクールで一学年上だった矢崎由高(早稲田大)の誘いもあり、大阪から桐蔭学園に進学。高校では6月の関東大会で先発するなど1年時から試合出場に絡む。途中出場で花園も経験した。新チームになるとFBで主力に定着。選抜大会ではベスト4に進出したが、花園は予選決勝で東海大相模に惜敗し、出場はならなかった。また、U17関東の主力としてKOBELCO CUPで活躍。U17ユーストレセンメンバーにも選出された。3年時はチームの10番を背負い、実力者揃う面々の中心としてゲームを司り、選抜大会、花園の2冠を達成した。
明治大に進学予定。

SO 服部亮太(佐賀工業)
全てのスキルが高い世代屈指のSO。卓越したアタックセンスで決定機を生み出す。状況判断に優れ、的確にプレーを選択する。50m6.0秒のスピードからなるスペースランとラインブレイクは脅威。また、キックも多彩で、ロングキックはエリア取りに寄与。グラバーやドロップも上手い。
1年時から試合出場に絡み、途中出場にて花園を経験。新チームになるとSOで主力に定着。選抜大会では準々決勝でチームを逆転勝利に導くなどベスト4進出に貢献するも、コロナの影響で準決勝を棄権した。国内チームのみでの開催となったサニックスワールドユースでは5位。花園では準々決勝で敗退したものの、優勝した東福岡を試合終盤まで苦しめた。また、U17九州の司令塔としてKOBELCO CUPでの優勝に貢献。U17ユーストレセンメンバーにも選出された。最終学年になると、幼い頃からともにプレーする井上達木と世代屈指のハーフ団を形成。選抜大会では準々決勝にて逆転で國學院栃木に敗れ、ベスト8に終わるも、5月のサニックスワールドユースでは準決勝で東福岡に14-21、6月の全九州大会では決勝で同じく東福岡に16-17で惜敗と好ゲームを繰り広げた。7月の全国セブンズでは初優勝を達成し、国体では東福岡中心の福岡に1点差で敗れ、準優勝。優勝も期待され、Aシードでのぞんだ花園は準決勝で東福岡に屈した。
早稲田大に進学予定。

CTB 阿部煌生(流経大柏)
巧みな仕掛けと突破力から成るカウンターラン、ラインブレイクが光る。近場のコンタクトにも顔を出しアタックを牽引する。視野が広く、効果的なキックも必見。
高校では1年時から試合出場に絡み、花園では先発出場を経験。新チームになると主力に定着し、インサイドセンターでプレーした選抜大会は準々決勝に進出したが、コロナの影響で棄権した。また、U17関東の主力としてKOBELCO CUPで活躍し、U17ユーストレセンメンバーにも選出された。花園では10番を背負い、タレント揃うチームで司令塔を担ったが、3回戦で京都成章に敗れた。最終学年になると主戦場をアウトサイドセンターとし、選抜大会では1回戦で敗退したものの、ゲームキャプテンを務めた花園では攻守に圧倒的なパフォーマンスをみせ、チームをノーシードからのベスト8に導いた。
明治大に進学予定。

CTB 佐藤楓斗(尾道)
圧倒的なコンタクトの強さが持ち味。相手をぶち破る突破に加え、タックルの強さも際立つ。守備範囲の広さも必見。
熊本から尾道に入学。1年時からCTBのレギュラーを担い、2年時の花園では2回戦でシード校の常翔学園を撃破した。また、U17中国の主力として、KOBELCO CUPで活躍をみせ、大会優秀選手に選出された。最終学年になると、主将を担い、攻守の大黒柱としてチームを牽引するも、Bシードでのぞんだ花園では初戦となった2回戦で流経大柏に敗れた。

CTB 白井瑛人(桐蔭学園)
攻守に抜群の能力を誇り、強靭な体幹をいかした力強い突破が魅力。一人で局面を打開するプレーは必見。先の花園では出色の出来で、チームを優勝に導いた。
中学時代は神奈川県スクール代表として全国ジュニア大会に出場。高校では2年時より先発に定着した。選抜大会ではFB、準々決勝以降は中瀬亮誠(明治大1年)の負傷もあり、CTBを務めベスト4に貢献。また、U17関東の主力として、KOBELCO CUPで活躍。花園は予選決勝で東海大相模に1点差で惜敗し、出場を逃した。最終学年となり、チームが優勝した昨年の選抜大会は怪我の影響によりその多くを欠場、決勝戦の終了間際のみ登場した。その後、戦列に戻ると、攻守に高いパフォーマンスを示し続け、見事なプレーぶりで花園制覇に大きく貢献した。
明治大に進学予定。

CTB 大和哲将(佐賀工業)
強靭な体幹を持ち、巧みさと力強さを備える推進力が魅力。コンタクトも強く、タックルやジャッカルなど接点での働きも光る。キャプテンシーも素晴らしい。
1年時からCTBで主力を担い、花園ではベスト8に貢献。選抜大会ではWTBを務め、3トライを挙げる活躍で準決勝に進出したが、コロナの影響で棄権となった。また、U17九州の主力としてKOBELCO CUPでの優勝に貢献。U17ユーストレセンメンバーにも選出された。花園では再びCTBに戻り、攻守に躍動。準々決勝で敗退したものの、優勝した東福岡を試合終盤まで苦しめた。最終学年になると、主将に就任。上位進出が期待された選抜大会では準々決勝にて逆転で國學院栃木に敗れた。その後、5月のサニックスワールドユースでは準決勝で東福岡に14-21、6月の全九州大会では決勝で同じく東福岡に16-17で惜敗と着実にチーム力を伸ばし、全国セブンズでは初優勝を達成した。自身は怪我を負いながらプレーし、チームを支えた。国体では東福岡中心の福岡に1点差で敗れ、準優勝。優勝を狙った花園は攻守でチームを牽引するも、準決勝で東福岡に屈した。
明治大に進学予定。

WTB/FB 小野澤謙真(静岡聖光学院)
抜群のスピードと巧みでキレのあるステップから成るランはまさに脅威。一人でディフェンスを切り裂き、トライを取り切る。先の花園では秋田工業戦で4トライをマークし、大きなインパクトを与えた。パススキルやコンタクトも非凡。
父は歴代2位の日本代表81キャップを誇るWTB小野澤宏時。
1年時からWTBのレギュラーとして活躍し、花園に出場。2年時には4月から5ヶ月間オーストラリアへの短期留学を経験し成長。FBを主戦場とした3年時には2年ぶりに花園に出場し、衝撃のプレーを披露した。
慶應義塾大に進学予定。

WTB/FB 隅田誠太郎(東福岡)
巧みで鋭いランニングに加え、パスやキックのスキルも素晴らしく、的確なコントロールも持ち味で総合力が高い万能BK。
大阪から東福岡へ入学。高校では2年時のサニックスワールドユースで10番を担う。また、U17九州の主力として、KOBELCO CUPの優勝に寄与した。花園では2回戦にて先発出場を経験。最終学年になり、FBで主力に定着。不動の15番として、選抜大会、サニックスワールドユース、花園での準優勝に大きく貢献した。
同志社大に進学予定。

WTB/FB 中山二千翔(日本航空石川)
50m5.7秒の圧倒的なスピードを誇り、一人で抜き去り取り切るランニングが魅力。カウンターアタックはまさに驚異的。昨年の選抜大会で挙げた2トライは彼の能力を物語るに相応しい。左足のキックも持ち味。
1年時より試合出場に絡み、途中出場にて花園を経験。2年時より主力に定着し、選抜大会と花園に出場。また、U17北信越の主力としてKOBELCO CUPで活躍。共同主将を担った3年時にも選抜大会、花園に出場した。
東洋大に進学予定。

WTB/FB 森尾大悟(茗溪学園)
抜群のスピードと鋭いステップから成るランで相手を抜き去る。一人で好機を作り出すランナー。先の花園では4トライをマークした。
中学時代は太陽生命カップや全国ジュニア大会に出場。高校では1年時からWTBのレギュラーを担い、花園に出場。2年時にはU17関東の主力としてKOBELCO CUPで活躍し、U17ユーストレセンメンバーにも選出された。最終学年になると、主将に就任。高校日本代表候補が並び、FW、BKともにタレントが揃ったチームを牽引して花園ベスト8に進出した。
筑波大に進学予定。

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