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天理が御所実業を破り2年連続の花園へ!

天理 11-0 御所実業
(2大会連続65回目)

天理がライバル対決を制し、2大会連続の花園出場を決めた。

天理は昨年度の花園でベスト4を果たしたメンバーがほぼ卒業。HO内田涼(3年)主将がチームを牽引。FWは高校日本代表候補のNo8刘思遠(3年)、昨年度の花園で大会途中から14番に入り、準々決勝で貴重なトライをマークしたFL内田旬(2年)が中心。BKは昨季1年時ながらWTBで主力を担った(花園は怪我で途中離脱)CTB飛峪龍馬(2年)、内田や飛峪とともにU17近畿で活躍したFB山崎祥永(2年)が光る。また、ルーキーのWTB小松駿太郎(1年)にも注目。

御所実業は1年からレギュラーで高校日本代表候補のFB林総大(3年)主将がチームの中心。また、前チームから主力を務めるPR伊藤世(3年)、HO大谷晴輝(3年)、CTB奈須竜信(3年)、CTB大久保幸汰(2年)、WTB篠田武志(2年)ら好選手が名を連ねる。大久保、篠田とともにU17近畿でプレーしたPR長船銀次(2年)、LO服部凰真(2年)、No8本多守人(2年)、LO黒木新夢(2年)、SH森安優裕(2年)ら2年生にも有力選手が揃う。

序盤から天理が敵陣でフェイズを重ねるが御所実業がしっかりと対応する。それでも天理は7分、ゴール前ラインアウトモールを押し込み、HO内田涼(3年)が抜け出して先制トライ。その後はキッキングゲームで互角の戦い。13分に天理は敵陣での相手ボールスクラムからペナルティキックを獲得。FB山崎祥永(2年)がPGを決めて差を広げる。御所実業は16分、CTB奈須竜信(3年)の凄まじいキャリーを起点にようやく敵陣に入るも好機を迎えられず。天理は21分にスクラムで相手のペナルティを誘発すると、FB山崎祥永(2年)が再びPGを沈めて11点リードとする。追いかける御所実業は攻勢をかけ、28分にはゴール前ラインアウトモールでインゴールに入るがグランディングできず。前半終了間際にはゴール前スクラムからフェイズを重ねるがスコアにつなげられず。前半は天理が11-0とリードで折り返す。後半は互いにキックでエリアを取り合い膠着状態となる。反撃したい御所実業は9分、両CTBのキャリーでようやく迫るが、11分、13分に得た敵陣ラインアウトでは相手の好ディフェンスにあい、ボールを出せず。天理は17分に敵陣に入るが、CTB奈須竜信(3年)がジャッカルを決め、御所実業がしのぐ。追いかける御所実業は連続アタックをみせるが、天理の出足がよく、リロードの早い守備に光明を見出せない。天理は26分、ゴール前ラインアウトの好機を得るが、ここは御所実業がスチール。一進一退の攻防が続き、スコアが動かない。試合はこのまま終了し、堅いディフェンスで接戦を制した天理が勝利をものにした。

今季の天理は近畿大会1回戦でその後近畿を制す大阪桐蔭と当たり敗れたため選抜大会の出場はならなかった。それでも5月のサニックスワールドユースでは東福岡に接戦を繰り広げ、報徳学園に勝利するなど着実に力をつけた。昨年度ベスト4と躍進を遂げた花園での戦いに注目が集まる。

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