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花園上位進出校の新チームメンバーをみていく(把握できた分のみ)


先日の花園でベスト8に進出した各校の新チームの状況を把握するため、新人戦のメンバーをみていく(私が情報を取得できた6校のみの記述となります)。

流経大柏
PR 高張陸駈(2)
HO 河内晟歩(2)
PR 木澤翔斗(2)
LO 長野快音(1)
LO フォラウ隼人(1)
FL 松島蒼生(2)
FL 野口健(2)
No8 阿部虎生(1)
SH 尾崎心哉(2)
SO 大門歩瑠(1)
WTB 笠村晃太郎(1)
CTB 佐藤涼太(2)
CTB 山根陸(1)
WTB ナモアフェレティリキ(1)
FB 髙梨太吾(1)

ノーシードからベスト8に勝ち上がった花園から多くの主力が抜けたが、公式戦経験者は多い。新人大会では決勝にて101-7で専大松戸に勝利するなど圧倒的な力で県を制覇。花園でも活躍したU17日本代表のFL/LO野口健が中心となる。加えて、FWは前チームでも主力を担った河内晟歩はHOで、松島蒼生はFLで先発した。花園で全試合に出場したPR木澤翔斗も健在。また、1年生ながら花園で実力を示したフォラウ隼人阿部虎生も名を連ねた。BKはWTB中山拓哉以外のレギュラーが抜けたが、3試合に途中出場したCTB佐藤涼太を筆頭に、花園経験者が並ぶ。SO大門歩瑠は全国ジュニア優秀選手の経歴を持つ逸材。FB髙梨太吾はスピードが魅力で、昨年の全国セブンズで活躍した。ほか、セブンズユースアカデミー(テスト生)選出のSO松元樹らもいる。

桐蔭学園
PR 石原遼(2)
HO 堂薗尚悟(1)
PR 中竹亮太(2)
LO 西野誠一朗(2)
LO 佐藤龍之介(2)
FL 小川健輔(2)
FL 申驥世(2)
No8 新里堅志(2)
SH 後藤快斗(2)(竹山史人(1))
SO 德山凌聖(2)(坪井悠(1))
WTB 鈴木豪(1)(佐野晟(1))
CTB 松本桂太(2)(德山凌聖(2))
CTB 荒川俊一郎(2)
WTB 草薙拓海(2)
FB 古賀龍人(2)

高校日本代表候補をズラリと並べ、花園を制した強力メンバーから新チームへと移り変わる。新人戦で準決勝で慶應義塾に33-0、決勝で東海大相模に34-5で勝利し、優勝を果たした。FWは花園でも活躍した高校日本代表候補のFL申驥世、No8新里堅志が中心。選抜優勝にスタートとして貢献したLO西野誠一朗や花園で3試合に途中出場したPR石原遼も中核となる。1年生HOの堂薗尚悟は中学時代に2年連続で全国ジュニア大会優秀選手に選出。西野、申、新里とともにU17関東選出のFL中西康介もいる。BKでは花園で大活躍を披露したU17日本代表の古賀龍人がFBを担う。同じく、U17日本代表のSH後藤快斗も健在(新人戦決勝は欠場)。前チームでスタートもあったU17関東選出のWTB草薙拓海も注目。新人戦ではSO/CTB德山凌聖やCTB松本桂太も高いパフォーマンスをみせた。ほか、昨年の選抜に出場したSO丹羽雄丸もいる。

大阪桐蔭
PR 打田群己(2)
HO 芦高優一(2)
PR 原悠翔(2)
LO 篠田晃成(2)
LO 廣岡凜太郎(2)
FL 眞鍋蓮之輔(2)
FL 前川竜之介(2)
No8 大門一心(2)
SH 川端隆馬(2)
SO 上田倭楓(2)
WTB 山添神琴(2)
CTB 名取凛之輔(2)
CTB 竹之下誠仁(2)
WTB 馬場敦輝(2)
FB 菅原幹太(2)

野村、上野、林田、南野ら花園ベスト4を支えた選手が多く抜けたものの、主力の一定数が残る。近畿大会予選では決勝にて東海大大阪仰星とのロースコアの接戦を勝ちきりAブロックを制した。BKはU17日本代表SH川端隆馬、高校日本代表候補及びU17日本代表のCTB名取凛之輔、名取とともに1年からレギュラーのSO上田倭楓、抜群のスピードを誇るWTB馬場敦輝が健在で充実している。花園準決勝で先発したWTB 山添仁琴もいる。1年生の手崎颯志も注目選手。大駒が抜けたFW陣は花園全試合に登場したFL前川竜之介とNo8/LO大門一心が中核となる。ほか、同じく花園経験者のPR原悠翔とHO芦高優一らが並ぶ。

東海大大阪仰星
PR 山下大輔(2)
HO 濱田素良(2)
PR 浅田王輝(2)
LO 横内大悟(2)
LO 百武聖仁(2)
FL 青野寛大(2)
FL 山中晴勇(2)
No8 駒井良(2)
SH 中村直人(2)
SO 吉田琉生(2)
WTB 齊藤泰生(2)
CTB 来田実礼(1)
CTB 東佑太(1)
WTB 隅田陸斗(2)
FB 向井悠統(2)

花園ベスト8に進出した多くの主力が抜けるが、中心を担えるタレントが残る。近畿大会予選Aブロック決勝ではロースコアの戦いの末、大阪桐蔭に屈した。FWは花園でも活躍したU17日本代表のLO百武聖仁とNo8駒井良が中心。また、同じく花園で存在感を示したPR/LO浅田王輝もいる。BKは1年時から公式戦を経験する万能BKでU17日本代表の吉田琉生が10番に入った。前チームで12番を担った向井悠統はFBで先発。花園準々決勝桐蔭学園戦の2トライが印象的だった1年生の東佑太は同じく、1年生の来田実礼との両CTB。来田は昨年度の全国ジュニア大会優秀選手。

佐賀工業
PR 中辻大凱(2)
HO 藤山大翔(1)
PR 真鍋二郎(2)
LO 金井田頼斗(2)
LO 長谷川怜生(1)
FL 山田哲平(1)
FL 林田侑也(2)
No8 安河内綾汰(1)
SH 岩田大司(2)
SO 吉浦太我(1)
WTB 片山友
CTB 川原悠悟(2)
CTB 溝上秀斗(2)
WTB 塚本翼(2)
FB 内田慎之甫(2)

花園ベスト4を支えた多くの選手が抜けた。新人戦では早稲田佐賀に66-7で大勝。花園で大活躍をみせた川原悠悟は12番、内田慎之甫はFBを担った。世代屈指だった井上、服部が抜けたハーフ団はU17九州の岩田大司と1年生の吉浦太我が務めた。FWでは花園では1試合の先発だったが、選抜や国体などではスタートだったLO金井田頼斗が健在。U17九州の真鍋二郎は3番を担った。そのほか、PR中辻大凱やCTB溝上秀斗など途中出場ながら花園を経験した面々も並ぶ。

東福岡
PR 勝又篤(1)
HO 沢田隆盛(2)
PR 武田粋幸(1)
LO 中務汰一(2)(古澤将太(1))
LO 梁瀬将斗(2)
FL 太田瑛心(2)(内田瑛佑(1))
FL 古澤将太(1)
No8 古田学央(2)(須藤蔣一(1))
SH 中嶋優成(2)
SO 高田哲也(2)
WTB 遠藤裕人(2)(磯部聖輝(1))
CTB 藤野桜生(1)
CTB 半田悦翔(1)(吉水大輝(1))
WTB 平尾龍太(1)
FB 深田衣咲(2)

花園準優勝のレギュラーがほぼ抜けた。新人戦では準決勝で東海大福岡に82-0、決勝で修猷館に93-5と危なげなく優勝。先日の花園決勝にて唯一2年生で先発したU17日本代表の深田衣咲はFBを担う。また、新人戦決勝ではU17九州のHO沢田隆盛、LO梁瀬将斗、SH中嶋優成が先発。さらに、1年生6人がスタートを務め例年より多い。花園で先発を経験し、トライを挙げたLO/FL古澤将太、春から公式戦を経験するPR武田粋幸、6月の全九州大会決勝で逆転トライ、花園では先発も果たしたCTB/WTB半田悦翔ら。ほか、新人戦決勝ではPR勝又篤、LO中務汰一の推進力も目立った。例年のように面々がガラリと変わったが、上記のスタート以外にも、U17九州のSO黒坂薫平とCTB梁瀬拓斗、193cmのLO熊谷鼓太郎、両PR片岡倫太郎福冨春來らもおり層は厚い。

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