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「企画・取材ライターが伝えるブランディングセミナー」参加レポート

Webライターのなつめです。

今回は「企画・取材ライターが伝えるブランディングセミナー」に参加してきたので、そのレポートです。

「自社商品をPRするための発信方法をレクチャーする」といった内容で、個人商店や地方企業のためのセミナーでした。私は発信のお手伝いをしたいという観点から参加を決めました。

実は、WritingShipsさんが主宰するリアルセミナーには、今回2回目の参加です。ほぼ100%在宅ワークなので、リアルで交流できる場は、私にとってチャレンジでもあります。

東海ライターチームWritingShipとは

セミナーチラシから引用

主催は西田ライティング事務所、登壇は東海ライターチームの女性4名です。東海ライターチームは、東海地方で活動する女性フリーランスライター4人組。

ライティングセミナーや講座、ライター志望者へのキャリアサポートなどを随時開催しています。チーム名「Writing Ship」は、物書きたちがそれぞれの得意を持ち寄り、チームになることで新しい道を切り拓いていきたいという想いからチームを船(Ship)に見立て命名したとのこと。

メンバーの皆さんは、それぞれに強みがあります。

勝目 麻希:金融ライター、SNS代行など
神谷 加奈子:元新聞記者、雑誌など紙媒体に強み
光田 さやか:ストーリーブランディングに強み
西田 かおり:ブックライター、広報など

それでは内容をレポートしていきましょう。

どんなサービス・商品がメディアに取材されるのか(by神谷さん)

最初に、メディアに取材をしてもらうために必要な発信について、神谷さんが解説してくれました。ここでいうメディアとは、テレビ・新聞・雑誌などのマスメディアを指します。

マスメディアに取り上げられるためには、見つけてもらうための工夫が必要です。そのために重要なのが「物語」とのこと。

・商品のストーリー:あなたはなぜこの商品を売るのか
・あなたのストーリー:あなたがここに至った理由
・あなたのメッセージ:商品を通じて何を提供するのか。

ほかにも、理由・想い・素材へのこだわり・商品の魅力・背景・歴史などについても発信しておくといいそうです。見つけてもらう先としては次のような媒体があります。

・紹介
・SNSキーワード検索
・チラシ・新聞・ニューズレター
・地方紙・フリーペーパー・オウンドメディア

SNSでは検索されるために、名前やハッシュタグで地名とカテゴリーを明記しておきます。
例:#県名、#市町村名、#事業内容

ほかにも次のような発信方法も例として紹介されていました。

・フリーペーパーに広告掲載する
・ホームページを整えておく
・地元クリエイターや企業とコラボする
・地元ギャラリーで個展を開催する
・プレスリリースを出す

さまざまな媒体で発信すること、商品やサービスののストーリーを語ることなどが重要とのことでした。

ストーリーブランディングとは(by光田さん)

ストーリーブランディングは、情緒に働きかけるマーケティング手法とのこと。共感を得やすく、他者がまねできないといった強みがあります。神谷さんのパートでは、物語が重要とありましたが、光田さんは物語の作り方を解説してくれました。

ストーリー作りは、次の5点がポイントのこと。

  1. 素直に語る(失敗・挫折・ネガティブなイメージは共感を得られる)

  2. 実質的な満足感よりも精神的満足感について言及する

  3. 商品の特徴はシンプルにわかりやすく(1文70~80文字)

  4. 消費者の立場に立って書く

  5. 行動を促す

自分語りは大切ですが、消費者の立場で書くことを忘れてはいけないそうです。また、行動を促す文言も重要です。「今すぐ購入」「ご予約はこちら」「〇〇を見た、で今なら50%オフ」など成約を促す文言を忘れずに!

強み発見ワークシートで発信内容を整理

ここでちょっとブレイク!

講義の内容を受けて「強み発見ワークシート」に取り組みます。発信したい内容、魅力、売る理由などについて具体的にシートに書き込んでいきます。

私は、今手掛けているクライアントさんのチラシ作成を想定してワークシートを記入しました。作業していたら、光田さんが丁寧にアドバイスしてくれました。感謝!

プレスリリースの書き方(by西田さん)

直接メディアに発信する方法としてプレスリリースがあります。事業主がマスコミに向けて正式な情報を提供・告知・発表するものです。プレスリリースで得られるメリットは次の3つ。

1:露出の増加・認知度アップ
2:権威性・信頼性アップ
3:ブランディング強化

メディア掲載情報はSEOにも効果的です。AI時代には「誰が発信するか」が重要とのこと。露出量を増やしていけば、「〇〇といえば=あなた」の状態を作ることができ、広告費削減にもつながります。

プレスリリースの書き方、書くべき内容について詳しく解説してくれたうえに、見本シートまでプレゼントしてもらえました。

メディアに見つかる発信方法(by勝目さん)

最後は勝目さんから、SNSでの発信方法についてレクチャーしてもらえました。企業もSNSを活用する流れになっており、SNSがきっかけで取材されることもあるとのこと。SNSに力を入れていたことで、プレスリリースなしでキー局に取材された例も紹介してくれました。

ただし、SNSの情報はすぐに埋もれてしまうため、毎日の発信が必要です。また、ストーリーブランディングをしようとしても、SNSの投稿だけでは十分伝わらないとのこと。

そこで、SNSは認知を広げるツールとして利用。そのうえで、SNSに興味を持ってくれた人を誘導する先を整えておきます。それが、ブログ・LP・オウンドメディア・メルマガなどです。

発信の工夫についてもたくさん紹介してくれました。

・名前にはキャッチコピーを入れておく
・プロフィールにはサービスの詳細や過去の実績などを入れておく
・お役立ち情報やビフォアーアフターなどを発信する
・世界観・テーマカラーを統一する

などなど…

本当なら数回に分けてレクチャーしてもいい情報量でしたが、ギューッと凝縮。駆け足で聞くにはもったいないくらいの内容でした。

ブランディングのお手伝いがしたい!

最後は名刺交換や情報交換をしました。いろいろな方がいて刺激的でした。なかには「スピリチャルコンサルタント」なんて方も!リアルの交流ならではの出会いですね。

次回は9月にランチ会があるとのこと。楽しみです!

今回セミナーに参加した大きな理由は、私もブランディングやストーリー作りに携わりたいから。

こんなメニューも用意しています。

セルフブランディングや発信のお手伝いができたら幸いです。ぜひご相談ください。

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