拝啓 ー ”を” をくれた君 ”に” ー

最近、君のことをよく思い出します。なぜでしょうね。



いつか僕が君に


「大人になるっていうのは分かっていることを疑問に戻すのが得意になることだよ」


と言ったことを覚えていますか。


もし僕の大人の定義があたっているのなら、僕も君に会わないうちに大人になったのかもしれませんね。



さて

僕が大人になっている間に、君はお母さんになったそうですね。

君もよく知る僕の友人から聞きました。

彼から君の話を聞く時、僕が思い描く君はいつものあの笑顔をしています。



そして

もう7年以上、君に会っていないというのに、僕の想像する君はいつも幸せそうです。


本当に君は今幸せなのかな。



ーーーーいや、もう大人ぶるのはやめることにするよ。


君は人の愛し方を知っていたし、人を愛する幸せを知っていた。


そして

君は僕のことを愛してくれた。

いつも微笑んでくれた。



ありがとう、幸せを。ありがとう、幸せに。

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