医学部がしんどい人へ

医学部がしんどい人のツイートよく見るので、わたしの医学部時代を告白します。
わたしは大学でぼっちでした。
女性が少ない大学で、しかも大切に育てられたお嬢様ばっかだったので、実家にいられなくて東京に飛び出した自分との圧倒的な差があり、馴染めませんでした。

全学とつるんでたときはいろんな人がいてすごく楽しかったんだけど(今でも付き合いがあるのは全学ばかり)医学部に囲い込まれると同時に、あんなに好きだったバイオロジーすら本気で興味なくなって、授業はほぼ寝てました。(まあ、中学のときから授業は睡眠学習だったんだけど)

よく炎上する部活ネタですが、自分は(医者もそうですが)憧れだけで入って、ヘタレ故について行けずみんなの足を引っ張り、申し訳ないというか途中でやめたら良かったかなあと今でも思います。一方で部活を通して仲良くなった他大の人達とはすごく仲良くなって、今でも仲良しだから、入ってよかった。

自大学至上主義な大学を飛び出た自分には、むしろ他大とのつながりこそ今でも貴重です。まあ、やばい奴なので近くの人とは仲良くできず、遠くの人と仲良くしてたということなのですが、孫子の兵法でもそうしろって書いてありましたよね。
これはいつか別個で書きたいと思います。

しかしぼっちにとってポリクリは地獄で、しかもよく低血圧になって倒れてました。
多分、主体性のなさに体が寝てたり、逆に緊張しすぎたのだと今では思いますか、当時は「こんな身体じゃ医者になれない」と思い、それを隠してました。あと例によってクルズス爆睡してました。

ほかにも私生活でメンタルえぐることがあったりとかで、どん底の日々だった中、前代未聞のポリクリ留年を言い渡されたときはむしろホッとしたのを覚えてます。
うちの大学はほとんど留年しないのでパニックだったけど、他大の友達が何人も留年してたお陰で、冷静に留年を考えられ、逆にいい機会と考えました。

二周目はもちろん新同級生とは馴染めなかったけど、強くてニューゲーム状態なのでむしろ大学の臨床のことがいろいろわかって楽しかったし、大学を早々に抜けた自分には今でも為になっている。某意識高いセミナーに通ったことも、今の臨床にすごく役立っている。

やっと自由になった6年目から先は、プライベートのいざこざはあれどハッピーな人生を送ってます。
どん底だった期間は長すぎたけど、振り返ってみると「環境を広げる」ことで乗り越えられたかなと。
今の環境が馴染めなくても、どこかに居場所はある。
今のツイッターもおなじですね。

だから医学部辛い人、未来は明るいですよ。医者にならなかった人も何人もいるし、みんなハッピーエンドです。

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