親と自分の、昔のこと(そして、克服するまでの過程)

奇跡的に克服するまでに至った、自分と親との話です。
自分にとって抱いてほしくない感情を抱かれかねないので、よほど仲の良い人にも話さないでいました。
しかしツイッターを始めて、自分の体験が誰かの心に響き、助けになるということを知りました。
自分のこととしてしまい込むことが一番楽ですが、誰かの助けとして昇華できれば幸いと思い、ここに残すこととしました。
そうは言っても、誰それ構わず見られたくはないので、批判を覚悟で有料とすることとしました。
序盤のみ公開しますので、なんとなく琴線に触れる方のみ、先に進んでいただけたらと思います。

※補足 これはあくまで自分の場合は、という体験記です。お伝えしたいのは「家族といえども適切な距離は人それぞれである」ということです。一つ屋根の下が良い家庭もあれば、絶縁が適切な家庭もある。自分は恵まれた一例であると思われますが、それも含めてご了承頂けたら幸いです。

自分の生家では、体罰があった。
といっても、昭和生まれの親を持つ我々の間で、それは珍しいことではないと思う。
どんな悪いことに対して行われたかの記憶は全くなく、ただ「こんなことが行われ」「それに対する負の感情を抱いた」という記憶だけが残る。
体罰とは、そういうものだと思う。
体罰を与えるとき、親はどんな感情を抱いていただろうか。
怒り?喜び?それすら、定かではない。
 

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