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いまこの瞬間、日本の才能たちによる「Art議会」が行われているという現実

[Update to 03:34]
ブロックチェーン メディア主催カウンシルの参加者は、物理学博士、医学博士、国際ジャーナリスト、巨匠アニメーター、メジャー アニメーター、そして国際映画人。リアルタイムに進行しているアクションは日本初、そしてオンライン プラットフォームを介して自在に、世界を駆け抜ける。

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太一(映画家):アーティスト業界情報局
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日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、
監督がスタジオから発する生存の記
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『 近年のArt事情、その前提 』

「Art」を取り巻く状況が、激変している。

近年の芸術熱の高まりは一般認知されているところだが、ここでいう「Art」とは、いわゆる既知の「芸術領域」とは異なる。「現代アート」という範疇にありながら、分類不能な「最新Art」である。

そのもの単体を指し示せばそれは斬新な彫刻や画、広域では写真や動画であった。それらの区別は“表現手法”の違いに過ぎず、アーティストや芸術家によりマイニングされた“気付きの具現化”だ。

ギャラリーやエージェント、オークションを介して売買されまたは、DVDやダウンロード販売つまりは記録メディアやエレクトリック セル スルーによる“視聴権利の貸与”、または劇場やミュージアムを経て鑑賞という体験を共有させることが目的だった。

『 最新Art状況 』

そんな常識には、お構いなし。
まったく異なるプラットフォームを経てそもそもが、“芸術家やアーティスト”ですらないクリエイターによる作品が、市場を賑わせている。

「インフルエンサー型配信」や「クラウドファンディング連動型」、「NFTアート」などだ。

既存のルールから逸脱しているこのムーヴメントを説明するのは、とても難しい。“フォーマットが無い”ことがスタイルであり、“プラットフォーム活用”という点では、斬新でもない。

だが、そこには大きく2つの特色がある。既存の芸術、現代アート領域にはなかった特色それは、「価値のターゲティング」と「マーケティング型購入者傾向」だ。

『 価値のターゲティング、とは 』

芸術の評価額は、熟練の専門家が決定づけてきた。それは芸術のみならず、宝飾、ファッション、建築、出版、教育、医療にまで、それこそ現代を彩るあらゆる価値が、専門家の目利きにより決定づけられ、価値を安定させるためのマーケティング管理が行われてきた。

一方で現在行われている最新Art領域においては、マーケティング意識が作用していない。そのため“熟練の専門家”が存在せず結果、リサーチや戦略のプロセスを抜かして、「価格の先行決定」が実現している。

先ず価格が設定され、その価格に見合う“価値”を実現するためにプロセスをエコノミー化する、マーケティングならぬ “ターゲティング” である。
創作された商品や作品は、幾らであろうと構わない。売るために必要なのは営業でも交渉でもなく、「ストーリー」である。

その商品や作品自体の価値ではなく、その“商品や作品が創作されるまでの過程”の希少性を動画やニュースで証明することで、完成するまでの“プロセス”をも価値化して、価格に転嫁するわけだ。

つまり、“芸術作品を買う”という既存のルールとは異なり、
「Art作品の誕生物語とその成果を手に入れる“体験”に対価を払う」という活動だ。その意味でArtははじめて、「商品から価値へ」昇華したと言える。

『 マーケティング型購入者傾向 』

既存の芸術作品を購入するその目的には、さまざまな傾向がある。
「所有欲」「保護意識」「投資」なかには、自らのセンスや財力を誇示するためのツールとした場合もある。

つまり、「自己承認欲求としての購入」とも表せるだろうか。
その傾向にこそ、劇的な変化が起きているのだ。
顕著だったのは本年01月に沸騰した新興Artマーケット、「NFT」で発生した高額購入だ。

無限複製可能なデジタル画像が価値化され、75億円の根をつける。
希少性を価値化したテキスト記録が、3億円で売れる。
無名クリエイターの初回出品作品に、1,500万円の価値が生まれる。

本日にも続いて毎日ニュース化されているこれらの傾向はもちろん、芸術の売買ではない。「価値化された体験」への支払いである。では、その“体験”には、その作品の誕生ストーリーには、その希少性には、価格に見合う価値を創出できたのだろうか。当然、作品価値と価格のデューデリジェンスは成立していない。

そこに、芸術産業領域では機能しなかった“新たな価値”が生まれている。
「マーケティング型購入」という価値だ。

商品の価値は、低くていい。体験は、少なくてもいい。価格は、爆発的に高額でも良い。その“差額”にこそ、「負」という価値があるのだ。

禅問答ではない。「メディアが生むマネタイズ」のことだ。
全く新しいマーケットで、誰も知らない商品を“芸術”だとして、高額を支払うことで、「ニュース」が誕生するのだ。

まったく無名だった資産家が、最新の市場で高額の作品を手に入れることで、“時の人”として有名人になれるわけだ。名声はそのまま同じオンライン上の自身のビジネスに紐付けることが可能となり結果、収支を成立させ、差益を生む。

どんなに有能なアナリストも、数ヶ月前までは電脳界での寵児だったインフルエンサーにも予測が不能な、「マーケティング型購入者傾向」である。
徹底した情報通のみが到達できるこの領域をこそ、
「即時性の価値化」という。

『 最新常識の多角化が、コミュニティ化される 』

今夜オンラインを舞台に、「Art議会:The Master Club主催」が開催されている。ニュース化されることもなく、検索にもヒットしない。だが確実に存在しており間もなく、各界への大きな影響力を持つ。

情報リテラシーに高い皆さんなら、この環境が元としている“仕組み”のガイドラインに気がつくだろう。「非中央集権型コミュニティ」だ。

“MasterClub”という概念にはリーダーがおらず、その核を成すのは各界を代表するに値する頂点の人々。一堂に会するのはオンラインであり、情報共有から企画立案まですべてが自動化されている。メンバーは承認制でありながら審査基準はなくしかし、コミュニティ全体のシナジーに値する業界代表者であることが求められている。

ロンドンで発足した出版界の極秘コミュニティ「The Groucho Club」は現在、映画、音楽、芸術のハブとして、ヨーロッパ ブランディングをナビゲートしている。日本で稼働をはじめた正統派進化、The Master Clubに、期待が高まる。

現在TMC.は、ブロックチェーン メディアの最大手と共同で、国際マーケティングは元より、日本市場対応型の「NFTチャネル」を準備している。
ローンチがニュースを彩るのは、初夏前を見込むようだ。

新着情報は都度、ここ「アーティスト業界情報局」でも中継していく。

そこで、日本に入っていないニュースをお知らせしておこう。


■ 最新国際News:CHANELが国際映画祭と共催、60人のアーティストによる「Art Is New York/New York Is Art」

「Art Is New York/New York Is Art」これは、トライベッカ フェスティバル アート アワードの20周年として、CHANELの協力で実現した偉業だ。アーティストが他のアーティストをサポートする目的で企画されたもの。今日から4週間、60名以上のアーティストのオリジナル作品が、ローワー マンハッタンの路上や空き店舗に設置され、“屋外ギャラリー”となる。

トライベッカ映画祭は、シャネルとの長年にわたるパートナーシップにより、アートを通じた人間の表現をサポートしてきた。これは映画祭の精神に深く根ざしているものだが。トライベッカ エンタープライズとトライベッカ フェスティバルの共同創設者兼CEOであるジェーン ローゼンタールは語る。「アーティストの大胆さと真正性を尊重するというシャネルの姿勢は、とてもよく伝わってきます。活気づくニューヨーク、パンデミックからの癒やしを、素晴らしいアーティストたちのクリエイティブなレンズを通して見ることができるのです。このプロジェクトは、現在のニューヨークを見事に表現しています」

トライベッカ フェスティバルは、6月9日から20日まで開催され、対面式のエンターテインメントと芸術を再活性化するための集大成です。トライベッカとシャネルは、厳選されたコンペティション部門で受賞したストーリーテラーやクリエイターに、賞金とオリジナル作品を授与している。今年は、10名の厳選された現代アーティストが受賞者のために作品を提供する。

「2021 Art Awards」のコレクションは、オンラインギャラリーで紹介され、6月17日の映画祭授賞式では、映画監督たちにアートが授与される。 
- JUN 07, 2021 THE Hollywood REPORTER -

『 編集後記:』

情報には、その内容と同列に“即時性”という価値が存在する。今回はあえて情報を整理しないままに、この記事を“プラットフォーム化”して、数時間のUpdateを加え続けてみた。

マイルストーンに刻まれる今日という歴史に立ち会いながらやがて、映画製作の現場へ帰るとしよう。では、また明日。

■ 太一(映画家):アーティスト業界情報局 × 日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、 監督がスタジオから発する生存の記