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【連載映画】”そもそも存在していない仕事”を生み出す時代術

仕事を得るよりも、仕事を創る時代です。このトピックでは、「既存企業の実態」を、知ることができる。気がつけば受注仕事で食べつなぎながら名乗ることにためらいを感じているアーティストの、ために書きます。

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アーティスト情報局:太一監督
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日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、
監督がスタジオから発する生存の記
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『 業界に頼れば、生きられないアーティストたち 』

既存の業界には、期待できません。業界を維持していた企業本体がどこも存続の危機にあることを想えば、それが大胆な宣言でないことにも気づかれることでしょう。

しかしながら、わたしたちアーティストは寝ずとも食わずとも、作品を創り続けていなければ死んでしまいます。アーティストとは職業ではなく、“生き方”だからです。

そこで、日本に入っていないニュースをお知らせします。

■ 最新国際ニュース:目まぐるしい不確実性に満ちたハリウッドの1年

2021年のハリウッドとは?何かが始まるわけでもなく、何かが終わるわけでもなく、業界の地図が変化するという意味では不確実性が増した年でした。この業界で育った者にとって、この変化は目まぐるしく、混乱を招くものでした。Foxがなくなり、ICMがなくなり、MGMの運命は不透明で、他のいくつかの有力企業の将来もよく言っても曇っています。今は、業界が崩壊しています。インフラが崩壊し始めているのです。5年後にはこのビジネスがどうなっているのか。

少し前までの単純な夢は、映画スタジオと呼ばれるところで働くことでした。そこではさまざまな映画が作られていて、賞を狙い、大金を稼ぎ、、そして文化に影響を与えて皆を驚かせるような映画もありました。

私たちは皆、いずれNetflixの一部になるのでしょうか? この業界には、もう何年も真のリーダーがいません。ビジネスがどんどん変化していく中で、Netflixの支配力を考えても、それは業界の権力を握る究極の重鎮とは言えませんし、レガシースタジオを導いてくれる企業ではありません。数年前までNetflixは敵意と疑念をもって迎えられていただろうが、いまではライバルスタジオの幹部に会って、自分が王になる認識を植え付けようとしている。

Netflixには革新的なアイデアがあるそうです。「もし、14本の映画を作る予算があっても不要な映画は作らない。人々がランダムにではなく、一貫して素晴らしさを実感できるようなペースで作品を提供したいのです」。 - DECEMBER 23, 2021 THE Hollywood REPORTER -

『 ニュースのよみかた: 』

ハリウッドはNetflixにギブアップして顔色をうかがっている状況、という記事です。映画界に限らず、コンテンツ産業界のあらゆるジャンルが似た境遇に墜ちました。安泰な国、業界、マーケットは存在していません。

ある意味、世界同時スタートの平等下にあると言えます。メジャーには壊滅的危機、インディペンデントには千載一遇の好機です。

『 作品を創るために、仕事を創る 』

アーティストならばこそ、作品を創るために先ず、「仕事を創る」ことにします。マーケットが作品を運ばないのですから、自ら、観客たちと接するわけです。今までの企画開発と作品製作に加えて、資金調達から販売、国際ロビー活動から法務、コミュニティの組成運営管理と全責務を、すべて自ら手がけるわけです。もう一つ付け加えるなら、これまでの企業流をはるかに凌駕する高度なレベルに。

難易度が高く、とても不可能にも想えることも理解できますしかし、あなたはアーティストです。大企業を維持管理している会社員が、怖いですか? 適いませんか? 

怖がっているのは、彼らです。
年末年始休暇も趣味も癒やしも幸福も求めず、使命に生きるアーティストが、企業人を怖いはずがありません。失うことが怖い、という方がいます。安心してくださいアーティストにはそもそもに、失うものなどありません。

『 ”連載映画”を創ります。 』

各国仲間たちから、「それは何だ?」と聞かれます。
誰もが瞬時に理解できつつ、誰にも想像がつかない作品製作を考えた結果です。その点で、仲間たちからの質問は狙い通りでした。

映画を連載し、公表、販売し続けながら2年間を経た完成後に、劇場公開します。それが、「連載映画」です。

前例はありません。だから、創ります。

『 明日02日に、ビジュアルを公開します 』

世界初、「連載映画」の短い映像を明日02日に、公開します。

・note:ここ「アーティスト情報局
:裏情報を知ることができます

・Twitter:@taichi71
:最新情報を知ることができます

・オフィシャルTwitter:※近日開設されます

まだ構造がシンプルで最速な今のうちに、フォローしておいてください。国内外業界内外を自在にリンクしつつ、次世代の映画界に、お連れします。

『 編集後記:』

LED電球が切れました。
電球比寿命は40倍なはずですが、現実は異なります。そこに文句を唱えたり補償を求めて可処分時間を浪費するよりもわたしは、取り替えます。必要なのは理屈ではなく、明かりだからです。

元旦ならばこそ作業に集中しやすい、映画製作の現場へ帰るとしましょう。では、また明日。

■ 太一(映画家):アーティスト業界情報局 × 日本未発表の国際映画業界情報 あるいは、 監督がスタジオから発する生存の記