_キャッチ画像__vol2

【“ひと”をよくみること】 ふくしまで見えてきたもの vol.2 @いわき市(ゲストハウスがんぷ&ファーム白石)

4年前の大好きな先輩の一言。

「”ひと”をよくみる人間でありたい」

そんな人かっけーなー、って目指していたけど、ふくしまの人にはかなわないんじゃないかって思う。

スピード重視の東京にはない、あったかさをひしひしと感じた。

「おかえり〜」「ただいま!」があるげすとはうす 


いわきの沿岸部に位置する、農家の息子さんが開いた古民家ゲストハウスだ。

ゲストハウスをはじめたTadaさん(真ん中の青い作業服の方)、そしておじいおばあ。(おじいは田んぼへ...笑)

毎日「おかえり」と声をかけてくれ、自然と「ただいま!」と会話がはじまる。
しょっぱなからフレンドリーで、帰省したのか錯覚するほど。

話を聞くと、古民家は半壊して、まだ改修中らしい。少し行けば、極端に綺麗に整備された海岸にたどり着く。

「震災」の話を聞けて、ホッとしている自分に嫌気がさした。 震災が云々とか、全て関係なしにこの場所が好きなのに、それを期待している自分。

「太一くん、せっかちだよね」

Tadaさんと夜飲んでいて、急に言われた。(この写真おばあだけどw)
「福島に来ること」に対する自分の焦りが伝わったのだろう。

明るいとか、よく話すとか、表に出る面はいくらでも言われる。
でも自分が隠してることも、まっすぐに言ってもらえた。自分の弱い部分も含めて、認めてもらえている気がした。

家を去る日、手作りのおにぎりを用意してくれた。「またいつでもかえってくるんだよ!」って見送ってくれた。

今でも東京に出るとき、連絡をくれるTadaさん。もう書いている今、すぐにでもいわきにかえりたい。

「1回だけきて、期待だけさせて終わりってのはどうなの?」

(↑Photo by はる。画像から飛べます。)
ボランティアや旅に抱いていた違和感を、一瞬で見抜かれた。

多くの学生やボランティアが福島を訪れ、現地の人は温かく迎えてくださる。
でも多くのボランティアは“一度きり”だ。これは海外でもどこでもそう。

現地の人は若い人が来ると、期待を抱く。それに応えずに“自分だけ満足して”帰っていいのだろうか。

もちろん一歩を踏み出すことは尊い。でもそれで終わっちゃダメだって再確認させてもらった。

畑体験の後は、一緒にバーベキューをさせてもらえた…!(感激すぎます。)
そこで発売前の「焼きネギドレッシング」をいただいた。

(↓いわきのフレンチシェフ、はぎさんのサイトから。ぜひ飛んでください!)

これがまた..........


...........



ばかうますぎる………..!!!!!
いわき補正を取り除いたとしてもうまい。焼いたエビにかけるとうまい。
ササミにも合うしブロッコリーにも合う。とにかくうまい。


が、これは東京で売らないらしい。(売ってください!!!笑)

ドレッシングも仕掛けでさ、ここで楽しいっていう思い出を作ってもらう。そんでまた足を運んでもらう。」

単に復興とか、そういうことじゃなくて、どうやって繋がるかを白石さんの視点で突き詰めて考えているのがとても印象的だった。

野菜作りは人と一緒。最初きつい環境で育て、そして畑に植える。その方が粘り強く育つ。」

そうやって思い入れを持って、丁寧に接していく。だからこそ”白石ブランド”が生まれていくのかもしれない。

やばい、いわき行きたい笑

この記事が参加している募集

熟成下書き

ありがとうございます!いただいたお金は、書籍代に全額投資するつもりです!