セカンドハーフ通信 第114話 消費税増税
消費税増税
選挙も終わり、このままいけば10月から消費税が10%になる。改めて税金について考えてみる。
消費税は誰でも平等に支払わなくてはいけない。また、日常生活の小さなものにも等しく課税される。
誰でも税金が増えることはいやだが、お金を持っている人にとって2%のアップはそれほど大きな問題にはならない。一方で、今ぎりぎりで生活している人には深刻な問題だ。
4人家族の平均生活費は月37.8万円、年453.6万円だそうだが、消費税を当てはめれば月あたり7560円、年間9万円増加する。
1世帯あたりの平均年収は541.9万円なので平均的な家庭では88万円がイレギュラーな支出や貯金にあてられている。つまりその10%以上が消費税増税で消えることになる。
もちろん賃金のアップがこれを上回ればよいが、賃金アップは平均でも2%くらいといわれている中、低所得者層はその恩恵にあずかっていないだろう。
平均年収を下回る家庭にとっては消費税アップはいかにインパクトのあることかは想像に難くない。家計のことを考えれば、政治家は本当に消費税増税が一番いい対応なのかを真剣に考えるべきだ。
法人税や所得税など他にも税金はある。平等に税を課すことが、結果として、低所得者により深刻なインパクトを与えていることは社会として健全ではない。
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