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セカンドハーフ通信 第1話 セカンドハーフで目指すもの

第1話 セカンドハーフで目指すもの

サラリーマンが会社を辞めた後、本来は次のステージがあるはずなのにもうリタイアしたように思う人が多い。これは多くのサラリーマンが大きく会社に依存しているため、会社を離れた後の生活がイメージできないからだろう。サラリーマンに限らず、社会的にも60歳までが現役でそのあとをリタイアと考える人が多いように思う。

しかし、平均寿命は90歳に向かって伸びているため、人生の33%もの時間が60歳以降に続くことになる。この30年をどう生きるか?これは多くの人にとって重要な課題だ。

人生の前半において、多くの人が、家族を養うこと、組織に貢献することなどの社会的な責任を負い、いわゆる社会人としての活動をおこなう。自らに課された役割を果たすことを優先させるために、自分の意思を我慢せざるを得ないことも多い。

タイトルに用いたセカンドハーフという言葉には「人生まだまだこれから」という意味と同時に、今までの制約を離れ、より自由な観点で、どう生きるか、あるいは社会にどう関わっていくか、について考えたいという想いをこめている。

エッセイを書くにあたって、私自身がセカンドハーフにむきあうため、日々を過ごすにあたっての5つの指針を設定した。この5つの指針を道しるべに、セカンドハーフ通信にて日々感じたことを取り上げていきたい。

1. 今を大切にし瞬間瞬間を楽しく過ごすこと
2. 社会への貢献を考えて行動すること
3. しがらみを離れて素直にフラットに判断すること
4. 新しいことに進んでチャレンジすること
5. 柔軟な発想に心がけ異なる考え方も受け入れること

これらのスタンスは自分の過去の経験も踏まえてセカンドハーフの時期に必要なことではないかと思っている。


「セカンドハーフ通信」目次

第1話 セカンドハーフで目指すもの
第2話 会社を辞めて思うこと
第3話 親の死
第4話 働くということの意味
第5話 簡素な生活
第6話 理想の老人
第7話 食べることの楽しみ
第8話 肉体労働の必要性
第9話 ITリテラシーの必要性
第10話 スケジュール管理の落とし穴
第11話 些細な日常にある真理


【過去のエッセイ】
 「外資系企業人事部長の部下へ宛てたHR Letter」プロローグ・目次
 「45歳はじめての転職」プロローグ・目次
 「45歳からの外資転職ノート」プロローグ・目次

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