セカンドハーフ通信 第118話 「気をつけ、礼」の意味

「気をつけ、礼」の意味

斉藤孝さんの「呼吸入門」という書がある。いろいろとためになることが多く、時々読み返して参考にしている。

その中で、昔の学校教育では「気をつけ、礼」という動作から授業が始まったという話が出てくる。確かに自分の子供時分にはそうやっていたことを思い出した。

気をつけでは姿勢をまっすぐたてること、つまり仙骨がたって上体がその上にのる姿勢だ。また、礼をすることで、おしりを椅子の深くまでいれることになり、安定した姿勢を作ることができる。

つまり「気をつけ、礼」という形は教育に理想的な姿勢を作る動作ということになる。やってみると確かに「さあ、勉強しよう」という気になる。

形というのは実は精神をコントロールするのに非常に重要な要素である。だから、日頃から形から入って精神をよい状態に持っていくことを身につけたいと思っている。その形を探すことがマイブームである。


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