セカンドハーフ通信 第117話 話し合いの環境

話し合いの環境

日韓関係が過去最悪の状況にまでなってきている。それぞれの主張がかみあわない状況だ。感情的に相手を非難し、報復的な措置をおこなうとそれぞれの対応がエスカレートしていく。力による対応が続いている。

日韓の関係はマンションの隣同士のようなものだ。例えば相手の騒音がうるさいと言って怒鳴り込んだところ、相手はその言い方が納得できず、次の日、更にうるさい音を出す。

管理会社に相談するという手もあるが、管理会社はそれぞれに状況説明するも強制力はない。結局双方で話し合って落としどころを決めなくてはいけない。

仮に相手に非があるとしても感情的に相手を非難してもはたして相手は納得するだろうか?相手は何か別のことで気に入らないことがあるかもしれない。だからこちらの主張を聞こうとしない。

正しいことをしていると信じて自分の言い分を主張しても通じないことがある。そして感情を逆なでるやり取りが話し合いをさらに困難にする。

マンションであれば最悪転居することもできるが、隣国との関係は終わらない。仮に、あることで相手が非があったとしても、別のことでは世話になることも出てくる。つまりお互い様の関係は避けられない。だからどんな場合でも話し合いの環境は残しておかなければいけない。それが大人の対応というものである。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?