見出し画像

てぶくろくろすけ

子どもの頃に好きだった、てぶくろが夜中に抜け出す話の絵本。タイトルが分からず見つからなかったけど、やっと見つかった。

しかし、今読むとだいぶ複雑な気持ちになる内容…。夜中に抜け出すと危険だよ、という教訓の記憶は自分の思い違い。何より、くろすけが一人だけで(片方の手袋だけで)公園にきたからってだけで.「そこまでする?」ってくらい追い込みかけてくる最悪な手袋集団がとにかく憎い。
あと、最後のセリフがまた悲しいんだ。家に帰ったくろすけがもう片方の兄弟手袋に「今度は2人で行ってみようね」って、こそっと言う。あれだけ嫌な目にあっていながら、今度は2人でいけば受け入れてもらえるかも、とか…。
辛いよ、くろすけ。でも、そんな複雑な子ども心が妙に生々しいというか、グサッと胸に刺さるものがあって、だからこそ僕の心にもずっと引っかかり続けていたのかもしれない。
数10年来の友達と今やっとバイバイができたような気持ち。バイバイくろすけ、また明日。
#絵本 #昔の思い出

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?