封入の達人
封入
封筒などに入れて封をすること。また、同封すること。「現金を―する」
中に入れてとじ込めること。「ガスを電球に―する」
かつて友人のアンケート封入作業のお手伝いをしたことがあります。その時到達した、おそらくこれが正解と思えるやり方を紹介します。皆様のお役に立てば幸いです。(いつ使うんだw)
封入はめんどう
封入は郵便物を封筒で送る際に必要な工程のひとつで、封筒の中に挨拶状やパンフレットなどを入れる作業を指します。けっこうな時間を要するため、代行業や専用のマシンもあります。
10や20ならすぐ終わりますが、50を超える辺りから面倒な作業になります。
封入ノ深奥
いつもやってる事をできるだけ細かく記載します。けっこう自信あります。
作業を分解
→「動作」の単位まで細分化します。書簡を折る
封筒を持つ
フラップを開く
書簡を持つ
書簡を入れる
フラップを閉じる
置く(重ねる)
動作をまとめる
→一度に済ませられる作業を抽出します。「書簡を折る」→複数枚を一度に実行可能
「封筒を持つ」→まとめ不可
「フラップを開く」→10枚くらいまとめて開くことは容易
「書簡を持つ」→まとめ不可
「書簡を入れる」→まとめ不可
「フラップを閉じる」→「7. 置く」際にうまくやれば可能
作業の最適化
→「持ち替え」や「置く」といった毎回発生する動作を排除する。正直ここで決まります。
最適化された作業(例)
書簡を全て折り、重ねる
封筒のフラップを全て開き、重ねる
「まっすぐ入る方向に」右手側に書簡、左手側に封筒を配置する
それぞれの手で書簡と封筒を持つ
封入
右手でフラップを閉じつつ、真下に落とす
「4」に戻る
心がけること
この作業でいちばん大切なことは、「速くやろうとしないこと」です。最適化されたシステムで、自信を持って、落ち着いて、イマココに集中して、淡々と行うだけで、圧倒的に速い。
まとめ
今回、久々に機会があり封入しました。300枚くらいを20分くらいでやっつけたらみんなにびっくりされたので、昔を思い出して書いてみました。
封入に限らず、複数の処理をフローで行う作業は、それぞれを分解して最適化することでパフォーマンスの向上が期待できます。複雑な問題を分解して総合的に解決する、システム工学という学問でもあります。
おしまい。
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