見出し画像

千葉滋賀性 @わっせ

こんにちは、TAIDENのnoteへようこそ。月曜担当のわっせです。

今週のテーマは「性」です。率直に言って、書きたくありません。

ぼくは自分の創作から、かなり意図的に性を遠ざけています。女と男は登場しますが、女性性や男性性の話ではなく、もちろんセックスとかそういう話です。プラトニックという言葉は高尚過ぎるのですが、とにかくぼくは「性」というものを、自分の描く世界から限りなく遠ざけたいのです。それがなぜなのかは、特に述べる必要を感じません。自分に問いかけたことはないし、問いかけたところであまり意味のある答えが得られるかどうか、確証はありません。たぶん、「性」にアイデンティティがないからだと思いますが、とにかくこれ以上は何も言えません。

と、いうわけで、ぼくは、かなり無理矢理に「性」を「サガ」と読んで、かなり無理矢理にテーマへのアンサーとしたいと思います。

「サガ」には、生まれ持った性質とか、宿命とかいう意味があるようです。宿命、嫌な言葉ですね。まるで人の生がなんらかの要因によって決定づけられているような、そんな人の努力を無下にするような言葉に思えます。

人間の宿命があるとして、それを人間の力で否定することができないのが、なにより嫌ですね。そうやって「悪魔の証明」とか調子乗ったことを言う輩がいたら、ぼくはそいつと二度と飲みに行かないでしょう。

あー、つまんないな。このテーマにきちんとアンサーできない自分がつまらないし、真剣に向き合っていないでただ文字数を稼ごうと苦悩している時間もつまらない。

「性」をジェンダーに言い換えれば、もっとまともな文章が書けるでしょうか。それで言うならば、ぼくはかなりフェミニストです。自覚があります。性別でハンデがあるとか、ありえないです。ぼくは自分のためにフェミニストです。

特に、医学部の男女別合格点が違っていたニュースなんてものは、おぞましいです。もしそんな差別が自分の高校大学にあったとしたらと考えると、体がわなわなと震えます。

だって、自分の成功と結果が、自分の努力の末にあったものだと信じていたのに、それがぼくが「男」に生まれたからだという、先天的で所与として備わっているものによるものだったということになれば、それって男であるぼくのアイデンティティを足元から崩壊させるじゃないですか。

男女差別の根深いこの国におけるフェミニズムは、たぶん男性自身のためでもあると思いますよ。

本当にごめん、今週はこれ以上書けない。

また来週!

PS.満月がきれいに撮れたよ

文・わっせ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?