東京スポーツによる2023年のプロレス大賞の結果が本日の早朝5時に発表されました。

昨日に私のXで個人的な予想を書いたのですが、プロレス大賞は絶対に当たらない。そして結果が出た後は荒れるぞ…と予言。

そして結果が出た本日のTLは荒れてますね。笑

ここでは私の予想と結果を照らし合わせながら、私の感想を書いていきたいなと思います。

《MVP》
結果：内藤哲也
予想：高橋ヒロム

小佐野さんのツイートより選考理由を頂戴しますと「1月の金剛との対抗戦で拳王選手に勝利。また武藤敬司さんの引退試合の相手を務め、今夏にはG1制覇。常に話題の中心。存在感とインパクトを与えた」との事。

最初に内藤さんがMVPと見た時は「内藤さん…？」と思ったのですが、この選考理由を見たら納得できました。

ただ、今年はベルトに絡む事が無かった選手。
それだけ今年のプロレス界はMVPと言える圧倒的な存在は無かったんだなと率直に思いました。

毎年、今年はこの選手が抜けてMVPに相応しい！と言われる選手がいるものですが、2023年は拮抗していたという評価とも取る事ができます。

私自身の予想としてヒロムくんを挙げたのは、IWGPJr.を今年一年守り抜いて、更にはASJFを大成功に導いた原動力。また新日本以外の団体に積極的に出場して様々な選手とベストバウト級の試合（振り幅はありますが）を繰り広げた事を評価すべきだと感じた為であります。

ジュニアヘビー級の選手がMVPを獲得となれば初代タイガーマスク（佐山聡さん）以来との事だったので獲って欲しかった…

しかし、自分の中でのMVPはヒロムくんで変わりはありません！

もちろんMVPを獲得された内藤さんの魅せてくれたモノは素晴らしかった。心から敬意を表したいと思います！
内藤哲也選手おめでとうございます👏

《ベストバウト》
結果：中邑真輔 vs グレート・ムタ（NOAH 1.1日本武道館）
予想：ウィル・オスプレイ vs ケニー・オメガ（新日本 1.4東京ドーム）

こちらも小佐野さんのツイートより選考理由を頂戴しますと「入場からファンを魅了した」という理由が大きかったと。この一戦はまさにドリームマッチ。実現するのはこのタイミングしかなかった。
そんな試合だったと思います。

しかし一方で、今年から選考委員になった小橋さんは「ベストバウトの定義として試合内容が大半のウエイトを占める」と述べられています。

インパクトは大きかった一戦ですが、試合内容で言えばもっと凄いのがあったじゃないかという事でしょう。

確かに自分がベストバウトにオスプレイvsケニーを選んだのはシンプルにその試合内容がヤバかったから。
この辺の定義は非常にシビアで難しい。

ただ、真輔vsムタという試合の残したインパクトは非常に大きかったので納得。

WWEの選手が日本のプロレス大賞、ベストバウトを獲得するのは非常にレアなケースですね。
真輔選手、ムタ選手おめでとうございます👏

《最優秀タッグ》
結果：後藤洋央紀&YOSHI-HASHI（毘沙門）
予想：斉藤ジュン&斉藤レイ（斉藤ブラザーズ）

これは自分もどちらかだと思ってたのですぐに納得。
後ほど記載しますが、斉藤ブラザーズは新人賞を獲得。新人賞の資格があったというのは自分の中で盲点でした…
だったらこの結果が1番収まり良かったなというのは思います。

その中で毘沙門は先日のWTLをIWGPタッグ王者として優勝し、史上初の3連覇を達成。
"けしからんくらいの極上のざんまい"も実現できましたしね。

やっぱりこのチームが決勝で見せた絆。
これは他のチームには無いと改めて思いました。

小佐野さんは「タッグ不毛と言われる新日本のイメージを覆した」と。
今や新日本のタッグと言えば毘沙門！というのは大きいですから、このプロレス大賞受賞で更にこの2人が飛躍する事を期待したいと思います。

後藤選手、ヨシハシ選手おめでとうございます👏

《殊勲賞》
結果：高橋ヒロム
予想：青柳優馬

これに関してはヒロムくんに何か賞をあげないと…という思いがあったのではないかと率直に感じました。笑

ヒロムくんが賞を受賞してなかったらおかしいですからね。今年は。
自分はMVPに選んだくらいなので、その実績と理由については言わずもがな。

その中で三賞というのは選定理由とか難しくて、自分のイメージでは殊勲賞といえば前頭の力士が金星を取ったようにジャイアントキリングみたいなイメージがあったんですよね。
なので永田さんから三冠を獲って、新日本に流出していた至宝を全日本に取り返した青柳お兄ちゃんが1番ピンと来ました。

しかし、結果的にはヒロムが受賞。
まぁ青柳選手も他の三賞を受賞されてますので結果オーライかな。笑

受賞したヒロム選手おめでとうございます👏

《敢闘賞》
結果：拳王
予想：SANADA

これについても異論はありません。

拳王選手の発信力、そして盛り上げる力というのは本当に大きいし素晴らしい。
10月にGHCを獲って来年1.2では征矢選手とのタイトルマッチも決定済みです。

これがメインじゃないのが本当に残念無念なんですけど、間違いなく今年のNOAHの中心にいたのは拳王選手。
MVPに名前が挙がっても何ら不思議はありません。

自分がSANADA選手と予想したのは、やっぱり昨年から今年初めは躓きましたけどNJCでL.I.JからJ4G（当時）に移籍。
自らアクションを起こして翌月にはIWGP世界ヘビーを奪取して、G1でも安定した試合を繰り広げて来年1.4メインで防衛戦が決まった事より賞を与えるに相応しい選手だと思っています。

しかし、結果は拳王選手に傾いたと。
これに関してはそこまで差は無いと思ってますので、来年以降のSANADA選手の受賞に期待を込めたいと思います。

拳王選手おめでとうございます👏

《技能賞》
結果：青柳優馬
予想：ウィル・オスプレイ

これも青柳選手を自分は殊勲賞と予想していたのでこちらに回ったという感じに取りました。
なので納得です。

その中で自分がオスプレイ選手と予想したのは、今年の彼の活躍を見ると何らかの賞は与えるべきだと感じたから。
そして試合で見せたテクニックというのは見る度に凄まじくなっているのでこの様に予想しました。

しかし、中々外国人選手が受賞しにくいプロレス大賞。
そう考えると違ったのかな。

プロレス界に与えた影響も大きかったですけど、本人の成長がエグかった。
ウィル・オスプレイという選手自身がどんどん高みへと成長していったというところでプロレス大賞とは少し相違があったのかもしれません。

受賞された青柳優馬選手おめでとうございます👏

《新人賞》
結果：斉藤ブラザーズ
予想：ボルチン・オレッグ

自分が最優秀タッグチームと予想した斉藤ブラザーズが新人賞受賞。
彼らに新人賞の資格が残っていたのは自分の盲点。

それだけ彼らの試合がベテランの様な安定感があるという事だと思います。

最優秀タッグ受賞とはならずとも、それに等しい票を集めて新人賞を受賞されたのは本当に素晴らしい。

また、リング上では全日本とGLEATでベルトを獲得し、リング外では地元宮城のローカルですけどミヤギテレビのOH！バンデスにてコーナーを持つなど人気も凄いですからね。

大活躍の一年だったと思います！

そして自分が予想したのはボルチン選手。
やっぱり与えたインパクトがとてつもなく大きかった。

この選手もまたベテランの様な存在感でポテンシャルが凄まじい。
足りないのは場数だけ。

ボルチン選手のプロレス大賞受賞は来年以降にお預けですが、間違いなくここにノミネートされるくらい凄い選手になるはずです！

受賞された斉藤ブラザーズのお二人おめでとうございます👏

《女子プロレス大賞》
結果：中野たむ
予想：ウナギ・サヤカ

自分はスターダムからギャン期として様々な団体、インディーシーンで活躍されるウナギ選手の活躍は目を見張るものがあったと感じています。

海外行っても大人気。
今年はMVPでもそうですけど、女子プロレス大賞も横一戦という印象を抱いていました。

その中で受賞されたのは中野たむ選手。
10月以降怪我で負傷欠場中という事で最近の印象が無いのは不利かなと思いましたが、赤と白の2冠王者になったのはやはりポイントが高い。

ましてや岩谷麻優選手以来6年ぶりの二冠という事で、その難しい事を成し遂げた功績は大きいと感じます。

残念ながら欠場によって年内の復帰は叶わない様ですが、来年以降のたむ選手の復活劇に期待したいと思います！

中野たむ選手おめでとうございます👏

この様に今年のプロレス大賞について感想を述べてきましたが、納得したしない問わず素直に受賞された選手には「おめでとう！」と言える人でありたいなと改めて感じました。
皆さんなりのプロレス大賞、MVPがあるかと思いますがそれで良いと思います。

実際に自分も昨日予想したのが1番正しい、こっちの方が相応しいと思ってるので。笑

名誉ある賞である事に変わりはありませんが、受賞されなかった選手の活躍も無碍にされた訳ではない。
皆が納得する結果などあり得ない。

その中で今回選ばれた選手には来年以降も大活躍を期待したいですし、選定されなかった選手にも来年こそは！という思いで頑張って欲しいです。

この時期の荒れるプロレス大賞という風物詩。笑また来年もファンで予想して「あーでもない、こーでもない」と言い合って盛り上がりたいですね😁

でも選手に対する「お前はこの賞に相応しくない！」みたいな中傷コメントはダメ絶対！

その辺の節度を持ちながらこれからもプロレスを存分に楽しみたいと思います！