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[#4]一眼レフデビューをいかにケチるか


1年ほど前に兄から「一眼を買おうと思うが何を買うべきか」と相談されました。なるべく出費を抑えたいので条件は以下の点くらいで、あとはなんでも良い、とのこと。それがこの3つでした。
 ①スマホより良い写真が撮りたい
 ②ズーム有
 ③撮影はオート任せ
確かに私もデビューするときに同じようなことを思っていましたが、結論としてはこの3つの条件こそ、お金がかかる3大要素だと思っています。私の場合は①だけは守るべく、結局は②も③も捨てました。型落ちAPS-Cと単焦点大玉中華レンズ×2でデビューし、初期投資は7万円くらいだったと思います。マニュアル操作に四苦八苦しつつも、撮れたときは周りが褒めてくれるので、それでモチベーションを維持しつつ。

兄は私のススメで型落ちAPS-Cを買うことにしたようでしたが、マニュアルへの誘いは一蹴され、標準ズームレンズキットを使うつもりのようでした。その後、カメラの話は一切してこなくなったあたり、タンスの肥やしにでもなったのではないかと類推しています。

ちなみに出費を抑えつつ一眼デビューをするためのオススメは『APS-C×単焦点大玉中華レンズ×RAW現像』です。お金はかけず、手間をかけてクオリティーを上げていく作戦です。中華レンズは“オールドレンズ風”なんて遠回しに悪口っぽく言われますが、光学性のバリバリのやつもけっこうあるので、それが狙い目かと。一番のオススメはなんといってもKamlan 50 mm f/ 1.1 IIです。

MF単焦点であるだけでなく、デカい、重いという二重苦三重苦を背負うことになりますが、とにかく絵がきれい。最近、フォトコンテストにハマってて、今年はいまのところ入賞4つ獲っていますが、使用レンズはほぼこのレンズです。価格は2~3万円くらいかな。Kamlan 50 mm f/ 1.1 IIについてはまたおいおい書かせてもらいたいと思います。ttartisansの35mm f/1.4 Cもとてもよいです。1万円くらい。

このクオリティーのレンズににAFをつけた途端、10万オーバーのレンズに化ける印象です。ズームは便利なのはわかりますが、唯一持っているレンズはすっかりホコリを被ったままで。ズームレンズって、く単焦点レンズの澄んだ感じが出ないので撮る気が起こらないんですよねー。なんだったらトリミングで十分やん、と思うくらい。

RAW現像も絶賛オススメですが、それもまた別の機会に。

以上、お金がない人こそAFとズームを諦めよ、というコラムでした。とはいえ、それなりの出費にはなりますけどね。

では。


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