Research16〜施工(屋根)〜

調査時間:2018.12.28(金) 13:00〜18:00
場所:狛江市多摩川河川敷
天気:晴れ(6〜8℃)

前回のリサーチでは囲いを立てて、ブルーシートを被せただけの簡易的なものだった。今回はより空間を確保するために屋根の施工に挑戦する。

可動式の屋根

ブルーシートの面積はかなり広く持ち上げたりするのが大変だ。そこで、屋根となるブルーシートの膜を簡単な操作で可動できるようなものにすることを考えついた。
またこの場所で作業していると、気温以上の暖かさを感じることができる。それは北側に配置されているストラクチャーが冷たい北風を防いでくれていて、なおかつ午後は太陽の光を直で受けるためだ。午後の暖かい時間は下着と薄手の上着の2枚で施工ができるほどに暖かい。
この時間帯の熱を貯めることができたら、夜も少しは快適になるのでは、と考え、屋根は滞在前に何らかの形で完成させたい。

二つ折りにしたブルーシートは、それでもまだ3mくらいの幅がある。この幅に長手のポールのようなものを巻きつけることで、ブルーシートを一人でもうまく操作できるのではないかと考えた。
しかしながら、ここにはまだ3mを超える長手の資材はない。ここで工事現場からいただいた角材をつなぎ合わせることを考えた。幸いにも釘が2本あるので、釘でつなげることが可能だ。

今回は2本の角材の先端部分だけを半分のこぎりで削り、そこを合わせて釘を打つことで長くすることを考えた。シートを巻きつける際に、角はシートを傷つける危険性があり、角は極力ないほうがいいと考えたためだ。
この日1日では全ては終わらなかったものの、ゆくゆくは3mを超えた長手の棒材が生まれる予定だ。それをロールカーテンの軸のように使えたらと考えている。

棟木・垂木を架ける

雨が降った時のことも考えると、ブルーシートを囲いの上に乗せているだけでは家として機能しなくなってしまう。真ん中に水が溜まってしまったら排水も大変だし、何よりブルーシートが破れたりしてしまいそうだ。
というわけで、棟木と垂木を架けようと考えた。

2本の角材を河川敷に落ちていたマジックテープで留め、X字の棟木が乗る柱を作る。そこにツーバイフォーの2m以上ある木材を架ける。片方はサイディングにそのまま乗せている。これで大体高さは70cmくらいだろうか。
そして棟木からサイディングに向かって垂木を架ける。これからの計画変更もありそうなので、ひとまず垂木は乗せているだけといった状況だ。

切妻+片流れの家?

そして最終的な形はこんな感じだ。正面はサイディングが高く立てられているので、見た目は奥に流れていく片流れのよう。そして奥は棟木がしっかりと現れて切妻のよう。ハイブリットな住居が完成した。奥から入る妻入りの住宅になっている。
それに加えて、周りのランドスケープを若干いじった。門(ペット用ゲージ)を置き、入り口までの道に色の違うサイディングを並べた。徐々にではあるが、家のらしくなってきている。

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