「時間は大切だ」「時間を有効活用しよう」など時間の無駄を省こうとする旨の言論はよく聞くだろう。では時間の無駄とは何だろうか？

例えば受験生で大量の勉強時間が必要となった場合、勉強以外の時間は無駄だろうか？答えは否。睡眠時間を多く取ることで脳の働きは良くなる。それには適度な運動や良質な食事も効果的だ。このように複数の手段によって目的が達成される場合、それら全てにかける時間をバランスよく取ることが大切ということは納得してもらえるだろう。逆に目標に関係ない物事にかける時間は基本的に時間の無駄である。

一方で、特に大きな目標がない場合時間の無駄は存在するだろうか？筋トレに励んで身体能力を鍛えるも、勉強で教養を深めるも、ゲームに熱中して上手くなるも全てそれぞれスキルは身につくため、時間の無駄ではない。むしろ広く浅く様々なことに手を出すと「総合的には」比較的高いレベルのスキルが身につきやすい。これは初心者は能力が伸びやすく、上級者は頭打ちになりやすいため、狭く浅くというやり方はどうしても能力が総合で伸びにくいためだ。ではこの場合時間の無駄は存在しないかというとこれも誤りだ。例えば、ソシャゲの周回や疲れていない時の休憩、大して仲良くない人との付き合いなどは全くの無意義である。

逆にスキルも身につかなければ有意義な遊びにもならないこと、過度な休憩など以外は無駄ではないにはならないため、特に目標なく生きている人たちには、興味の赴くままに色々なことに手を出して楽しく過ごしてほしい。

因みに、現在おいらは勉強の他に、太鼓の達人、けん玉、お手玉などのスキルを磨いている。