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映画『エクスペンダブルズ4』を観た

★ストーリー
テロリストが保有した核兵器奪還を託された消耗者軍団〝エクスペンダブルズ〟。シリーズ最新作は、シルベスタスタローンからジェイソンステイサムへのアクションスターの禅譲の映画でもあり、感慨深い。

★女優
ミーガンフォックス37歳。
米国人のセクシーを絵に描いたようなボディラインと唇は、その天賦の才を如何なく発揮出来た役どころ。
ジェイソンステイサムとリーダーを争う役で、セクシーさだけではなく強さと知的さも必要だが、そのあたりは目力と喋りで補っている。
実はドキッとするほど、キュートな表情を見せることもあって、他の作品も見てみたくなった。
今後は、ジェイソンステイサムとの関係からも主要キャラとなる可能性は高い。

★長澤まさみ研究
長澤まさみのセクシーと言えば、30歳のときに挑戦した舞台『キャバレー』だろう。
近年の女優には〝妖艶〟さが薄れてきた。それは「脱ぐ」ことが少なくなったことの影響ではなかろうか。
松坂慶子や原田美枝子の世代は、脱ぐことが一つの大女優へのステイタスであり、それが話題を呼んだ。
その点、長澤まさみは『モテキ』の口移しのキスであったり、キャバレーの大胆な衣装と振付であったりと、脱ぐまでいかずとも、妖艶さを垣間見せることはある。
ま、脱ぐっていうのも、ファンとして、ちょっと複雑な気持ちにもなるけどね。とはいえ、最近はオッサン化も進み、脱いだり、濡れ場だったりがあったとて、ま、そういう場面を見ることの喜びが大きかったりする。
だって、ほとんどの人が実らぬ恋の一つや二つはあったと思うけど、その人のキス顔とか見れないわけだから、そうした恍惚の表情を見れたりするのは、お得感がある。

長澤まさみは昨年のドラマ『エルピス』での濡れ場は、近年のテレビでは見られなくなったほどの激しいものだった。今の時代ではマックスのチャレンジだったと思うが、おそらくあの芝居で、長澤まさみは〝妖艶〟さを身につけただろう。
身体的なセクシーさは、ミーガンフォックスの方が恵まれているが、内面から滲むセクシーさで、長澤まさみも、現代の洋の東西問わずに、妖艶さのある女優へと昇華していくはずだ。

★パンフレット
横型で読みづらいけど、良いパンフレットだった。
写真も多用しているし、読み物も充実。
特に俳優陣のインタビューは豪華絢爛。あと、嬉しかったのは、各俳優陣の紹介文を、日本のコラムニストが書いている。今、僕自身が、長澤まさみ研究のために、女優のことの感想ばかりを書いているので、勉強にもなった。
パンフレットの重みも、さすが!と思わせるし、1000円と少し割高だけど、買って損なしだった。

★まとめ
これぞ、ハリウッド!
さすが、スタローン!
僕たちが育ってきたアクション映画だった。
近年のトムクルーズのアクションはたしかにすごい。でも、スマートなんだよね。もちろん、そこは役や内容に左右されるのかもしれないけど、
アクションには、泥くささが根底にあってほしい。
スタローンは、そのアクションの本質な部分、汗や泥のような不格好さと、強さでしか優しさや感情を表現出来ない男の不器用さを、がっちり活用している。
ジェイソンステイサムは、どちらかと言えば、スーツでアクションをこなすスマートさのあるアクションスターだけど、スタローンがジェイソンにバトンを渡したってことは、それも時代の流れなのだろう。
いずれにせよ、僕たち世代は大好きなアクション映画だった。

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