選んで来ている

今日引っ越して初めて朝のいわゆる通勤電車と言われるものが遅れていたわけでもなく、完全に止まっていた。

僕は6路線の鉄道が走る北千住という駅に住んでいたので、鉄道が止まっている場合の選択肢は、「別の手段(路線)で進む。」であった。


しかし今住んでいる東小金井は中央線が一つで、他の手段は車やバスになってしまう。

僕はたまたま自転車で駅まで来ていたので、総武線のある三鷹に向かって「別の手段で進む」をしようとしたが、結果大混雑で、今日の学びは、最寄り駅で再開を車内で「待つ」ことが最適解であると学んだ。

大したことではないが、それだけに選択の、決断の難しさを感じた。


そして三鷹ですし詰めの電車を何本か見送る中でこの記事をたまたま読んだ。

フィリピンの貧困の記事で、食べるか、学ぶかの択一になってしまっていて構造的に貧困が連鎖してしまう。という内容の記事だ。

https://m.huffingtonpost.jp/ted-mcdonnell/happyland_b_17549600.html


そしてついにすし詰めの電車に乗る決意をして乗り込み、一駅一駅進んでいく過程で、外国の方が目の前に乗ってこられた。
フィリピンの方かはわからないが、何にしてもこの方もじぶんで選択して、決断して、何かの縁で異国である日本に行くと決めて、暮らすと決めてここにいる。

僕は三鷹に自転車で行ってみようと決断するだけでそれなりに勇気がいった。
しかし向かいのこの人は、故郷と祖国を出て、今ここにいる。

そう思うとなんだかどこか尊敬の念と、良き出会いがある国で、新天地であって欲しいと願わずにはいられない。

一人一人が大きな決断をして、何かの縁で、今ここにいる。
そう思ったら満員電車もまぁまぁ我慢できたよ、という話しでした。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
通常運転の素晴らしさと、いつも通りの難しさを感じるよね。




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