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2018年に辿り着いた二足のわらじの履き方、そして2019年へ。

先日書いたnoteが、ある意味自分自身に気付きを与えたモノとなったので、いつもの殴り書きではなくしっかりまとめておく。


二足のわらじの履き方

初めてフリーランスで仕事をし始めたのは2013年。もう6年目になるとは、月日が経つのはとても早い。

僕は完全フリーランスと半分フリーランスを繰り返している。


第1期 . 案件ゼロ状態から始めた1回目の独立

県内のWeb制作会社でサービス立ち上げを行なった後、会社を辞め独立した。

主な業務内容はWeb制作のディレクションだ。会社に勤めていた頃、さらにはその会社に入社する前から、幅広く活動をしていたため、営業をしなくても仕事の相談は定期的に来るようになっていた。

フリーの案件がない状態から会社を辞め、すぐに案件の相談があったから良かったが、今思えばとても危険な橋だったと思う。

とても感謝だ。今でもその時に相談をくれた人たちには感謝で頭が上がらない。


実際、本当にお金に困ったのは、会社退職後の最期の給料から、フリー案件の最初の入金があった2ヶ月ほどだった。本当に人の縁に恵まれた。


その後1年ほどフリーで制作を行なったが、当時の自分のスキルでは、いくら生活ができるほど稼げてはいても、案件の繰り返し。

強みである東京との接点を一切活用することのない仕事の仕方に、ある意味先が予想できてしまい、県内の会社に声をかけていただき再度入社。


そこでしばらく制作を行なっていた。

とても良い条件で働かせてもらい、人と働き方に恵まれ、半年ほどだったが、今でも感謝をしている。


第2期 . 副業ありの半分フリーランス化へ

半年後、自分自身の環境や精神的な面が問題でその会社を辞めた。

その時にまた声をかけてもらったのが、東京の会社、そして沖縄の会社の二社だ。


沖縄の会社に勤めながら、東京の会社のサービス成長のお手伝いをフリーで受けた。

ちなみに、書かなかったがこれらとは別に沖縄移住のWebメディアの編集をフリーで行ない続けている。


沖縄の制作会社のディレクター、東京の会社のサービス成長、Webメディアの編集者として複数のわらじを履いて仕事をさせてもらっていた。

わかりやすく区別すると、Webディレクションは制作会社として、Webマーケティングや編集をフリーで受けているような形だ。


しかし、やはりここで問題となったのは、
いくら副業とはいえ、その制作会社でやれることをフリーで行うということが、とてと区別しづらかったことだ。


ぶっちゃけ、Web制作だってWebマーケティングの一部だ。制作を行う流れで必ずWebマーケは付いてくる。

逆も然り、Webマーケの案件をしていると、制作の相談が来ることがほとんどだ。それを制作会社に勤めていながら、フリーで制作を行うというのは、正直気持ち悪かった。

会社の成長に貢献するために制作の仕事は増やしていく。だからフリーで制作案件をやる理由なんて、収入面以外ではないわけだ。

そうなったら、フリーでも制作をやるという選択は自分の中になかった。


実質、そうなるとフリーで築いたクライアントを、制作会社に紹介するようなことになる。

つまり、自分自身がいつかその会社を離れる時に、自分のクライアントだった会社さんは、既にその制作会社のクライアントなので、引き剥がすこともできなければ、引き剥がしたいとなんて到底思わないわけだ。


そうすると、再度フリーになった時に自分に残るものは何か?新たにまた関係を築いて行かなくてはいけなくなる。

そういった不安に苛まれた。


こんなことを聞いたことがある。

営業をする上で自分の知り合いのところに行くのは、最終手段にしたほうがいいと。


これは本当だ。

自分がこれまで築いてきた関係性という財産ではないものを、新たに会社では作るべきだと本当に反省をした。


第3期 . Webマーケや制作は会社で、編集はフリーで

そんな反省の念を持ちつつ、2018年後半。

東京の会社に入社をした。声をかけてもらって入った沖縄の制作会社はとても環境も人もよく、共感をすることが多かったが、家庭のこともありつつ、働き方を変える必要があり、やむを得ない決断だった。


新たに声をかけてくれた東京の会社も本当に人に恵まれたとつくづく思うぐらいの会社だ。

こんな形でなかなか働き方が定まらない自分にこれまで声をかけてくれた方々には本当に感謝しかない。


新しい会社では、これまでの自分の働き方を更にブラッシュアップさせ、仕事をさせてもらっている。

Webマーケや制作は会社で、そしてWebメディアの編集はフリーという形で事業内容で完全に区別した。


会社、フリーでの仕事の分け方としてはこのような形がいいと思う。しかし、ここで自分が感じたことがある。


働く力 ≒ 生きる力

についてだ。


会社に勤めることというのはいい点がたくさんある。
もちろん安定した収入というのもあるだろう。

それ以上に、プロジェクトや案件を一緒に進めていくチームがあるのはとても魅力だろう。

個性豊かなメンバー。それぞれに対して尊敬ができ、みんなで課題を解決させていくことも会社で制作を行う魅力だ。


そして、最近自分が感じるのは経営者の想いだ。

僕はこれまでフリーでやってきたが、誰かを雇ったことはない。正直雇う自信もない。


だからこそ想う。
多くの人を雇う会社の経営者は本当に凄い。

こんなことを最近可愛がってもらっているある社長が言っていた。

社員のことは俺が何が何でも守る。だから社員は会社やサービスを何が何でも守ってほしい。


会社に勤める魅力として、給与面で安定すると書いたが、実際はそうではない。

その安定は会社が作ってくれているわけだ。守ってもらっているわけだ。その守ってくれている会社や経営者は同じ会社でも安定では全くない。


だから経営者をとても尊敬する。
そして、その想いに必ず応えなくてはならない。と個人的には強く想う。人を雇う自信がない自分にとっては尚更だ。


第3期 part.2 . 貢献と自己実現で二足のわらじを履く

そんな背景があり今に辿り着く。

自分が出した今の答えはここだ。

貢献と自己実現で二足のわらじを履くこと。


安定と挑戦

ライスワークとライフワーク

ではなく、


to do と to be

言い方を変えると
『自分が生きていく上で必要な相手への貢献のためにやるべきこと(挑戦すべきこと)』と『自分がなりたいモノ(自己実現)』で二足のわらじを履いたほうが良い。


生きていく上で必要な相手への貢献という言い方をすると誤解が生じるので、説明をすると。


自分が生きていけるための安定は、誰かのおかげで成り立っている。つまり自分だけで生きていけているわけではない。


だからこそ、

働く力 ≒ 生きる力だと強く感じる。


働くための技と、商いのための業

この違いとも考えられる。


だからこそ、
二足のわらじを履くのであれば、

貢献と自己実現、to doとto be 、働くための技と商いのための業

このような区別で履いたほうが良い。


そして、自己実現やto be、商いのための業はいつか誰かの貢献になる。

そしたらそれをもう一方のわらじにスライドしたら良い。


そうやって人は生きる力を付けていく。

より心が豊かな暮らしを実現していくために。


結構当たり前のようなところに行き着いたが、身をもって実感したからこそ、深い納得感があり、そして今回noteに編集版として書いておく。


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東京出身。7年間の沖縄移住を経て三重県津市へ。沖縄移住応援WEBマガジン『おきなわマグネット』元編集長。神社メディア『sanpai. 』運営。Webデザイン、マーケティング、他制作ディレクションなどを生業としています。年間200社ペースで全国の神社を参拝しております。