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今、おんなじ月を見ている。

2020年4月8日。
今日は夜空を見上げるとスーパームーンが見える。

世界は暗いニュースばかりで、誰もが大変な時期。
みんなが助けてほしい。そう思っている時期。

助ける側でも助けられる側でもなく助け合う時期なんだろう。

東京のみんなは大変だよね。
多くの企業、お店が終わりの見えない不安、恐怖を抱え、そして僕のように個人事業主で仕事をしている友人、知人なんかも不安と闘いながら明日、明後日、1週間後、1ヶ月後、そしてその先のためにとにかくやれることをやっている。

沖縄のみんなも心配だよね。
本土の人たちが沖縄に来る。
島で感染が広まったらそれこそどうにもならない。
医療機関だって限られているし、県外に避難することだって今の状態では考えられない。

自分たちは今いる場所に留まる。でももしかすると感染している人たちが気づかずに沖縄に来るかもしれない。


僕が住む東海エリア、三重県。
今この時点で緊急事態宣言が出ているエリアではないけれど、それでも街に行けばマスクをしていない人は多いし、喫茶店は満席になっている。感染は確かにこのエリアでも起きているのに、そんな状況を見るととても怖い。

仕事も7〜8割が先へ延び、死活問題だ。
ああ、僕のような働き方の人間はこういう時呆気ないなと実感したほど。


誰もが辛い状況で、SNSにはお花見の写真なんかはもちろん、外出時の写真なんかもなかなか上げにくい、そんな現状でも、

今このタイミングで見えるスーパームーンは、みんなのものだと思ったんだ。


窓を開ければ見えるかもしれない、ベランダや庭に出れば見えるかもしれない。

みんなが眺めて、スマホで写真を撮って、そして綺麗だと少しは気持ちがあたたかくなる。

こんな綺麗な月を眺めて、自分の大切な人達のことを思い出す。


明日も優しい気持ちでいられるように。


東京出身。7年間の沖縄移住を経て三重県津市へ。沖縄移住応援WEBマガジン『おきなわマグネット』元編集長。神社メディア『sanpai. 』運営。Webデザイン、マーケティング、他制作ディレクションなどを生業としています。年間200社ペースで全国の神社を参拝しております。