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世界旅29日目

僕はこの夜を一生忘れない

彼女の瞳を忘れない

初めてのダンス

僕は彼女といたら何者にでもなれる

そんな気がした


11:00バスから下ろされる

が、ホーチミンのダウンタウンまで歩いて2時間半

まじ海外のバスは変なとこで降ろされるアルアル

なんとかバンを拾いいい感じのとこまで行くが1時間半歩かなきゃダウンタウンに到達しない

ぼくともえかさんは歩くことにした

途中でバカ腹減ってたのでフォーを食べた

もえかさんとフォー

なんとかゲストハウスまで辿り着きもえかさんとはお別れだ

もえかさんは道中いろんな話をしてくれた

タメになるとかそういうの関係なしに他の旅人の話を聞くのはエピソードとして面白い

もえかさんがいなかったら1時間半つまんなかったかもしれないだろう

ありがとうございます

今日明日とゲストハウスはマヒマやサヒル達と同じホステルだ

僕はチェックインをして受付の男の子と仲良くなって自分の部屋へ向かう

僕はまた上のベッドだ

下のベッドはすごく気さくなチリ人の女性、イザベラ

彼女はワーホリなどをしながらずっと旅してる32歳

日本にもきた事があると言ってたから色々話してたらイザベラもトマムで働いた事があるらしい

めちゃくちゃ偶然すぎてびびった

僕は今年トマムで働いていた、リゾートバイトだ

イザベラは2018年に働いていたらしい、ワーキングホリデーで

めちゃくちゃ話が弾みランチに行こうと誘われたけど、おれはサヒルやマヒマが待ってる

だから一応インド人の友達に聞いてみるねって言ったら、すでに彼らとイザベラはゲストハウスの朝食で会って友達だった

これは偶然じゃない運命というか必然だなって感じた

人生はたまに訳わからんほど訳わからんとこで繋がる瞬間がある

今がまさにそれ

僕らは部屋でみんなでまずサイゴンビールを2缶ほど飲み、この出会いに乾杯した

その後屋台に飯を食べに行きみんな夜まで一回解散する

屋台で食った、美味いけど屋台怖い

僕はマヒマと公園に行き、カフェに行き、散歩した

思い出

彼女と一緒にいると僕への本気度が伝わってくる、英語のニュアンスわからんけど伝わる

僕は彼女に対してめちゃくちゃ本気の気持ちだからすごく嬉しかった

でも彼女の故郷はインド

僕は日本

考えるだけで悲しくなるほどの距離だけど今はこの瞬間を全力で楽しもう

僕らはそう決めて色んなことを話し部屋に戻る

僕はニティンと次会った時に佐渡のTシャツをあげると約束していた

彼は僕のTシャツがめちゃくちゃ気に入ってくれたらしい

だからデリーで次会うから付き合ったときって約束したけど、僕らはホーチミンで会った

だからおれはTシャツを洗ってないけどあげることにした

これもご縁だ

彼は代わりに自分のシャツをくれた

こういう交換は旅をしている醍醐味

面白い

シャワーに入りゲストハウスの屋上にあるルーフトップバーに行く

ホーチミンはサーチライトがめちゃくちゃある

またサイゴンビールを飲み夜ご飯をみんなで食べに行く

イザベラのおすすめ、ブンチャだ

めちゃくちゃ量あるしマヒマは全部食べれないからおれが半分食べてあげなきゃでめちゃくちゃ腹膨れた

でも美味かった

左からイザベラ、ニティン、スミット
サヒル

そのあとは流れに身を任せて彼らと共に人生で初めてのクラブに入った

初めてのクラブ
カオスとクレイジーの渋滞、僕はあまりこう言った場所は合ってないとわかった

ダンスというかノリノリで踊ってる人たちまじですげえなって見てたけど、意外とノれるもんだった

大事なのは一緒に行った人だなって

イザベラもマヒマもサヒルもスミットもニティンも僕も、この瞬間を楽しんでると同時に1番この出会いに感謝しながら共に時間を過ごしていた

そんなふうに思ってくれる友達に踊ろうぜって言われたら、恥ずかしいとかなくて、体が勝手に動く

人間って面白い

インド人はまじで陽気なのかおれの友達のみんなが陽気なのか知らんけどノリノリ

イザベラは一歩引いてるけどお酒が入ったら割とノリノリ

そんな彼らといる時間が僕は愛おしくて涙が出そうだった

クラブを後にして普通の居酒屋のようなところに場所変えした

彼らといるとこの街を独り占めした気分だ

僕は初めてsoju(チャミスル)を飲んだ

めちゃくちゃ飲みやすくて美味しい割に度数高い(12.5%)

でも僕は今日ぐらい流れに身を任せたくてみんなと同じペースで飲んだ

案の定、僕だけダウン

でも記憶や感情、全て覚えている

僕はみんなにもうやめとけって言われて中盤からずっと水飲んでた

それをみていた隣に1人で座っていた韓国人のウォン

僕のために韓国版ウコンのチカラみたいな栄養剤を3本も買ってきてくれた

なんでこんなにも世界は優しい人で満ち溢れてるんだろう

きっとみんながみんな世界は優しい人じゃないって思う人もいるかもしれない

でもせめて、僕と関わる人や僕の周りの人はみんな優しくて思いやりがあって情があって義理堅い

おれはラッキーなのか

それとも必然的な出会いでこうやってみんなと出会ってるのか

もういっそのことそんなこと今は関係ない

おれはウォンに泣きそうなぐらい感謝をした

こんなによくわからん国でカオスなストリートでよくわからん人によくしてくれる人がいるなんて、僕はウォンに仲間に入って欲しいと誘った

ウォンは最初は控えめだったが、いつの間にか僕らとお酒を交わしていた

僕はこの瞬間を永遠に忘れない

マヒマ、ニティン、サヒル、スミット、イザベラ、ウォン

僕は彼らと出会えて本当に幸せだって心の底から伝えた

彼らに僕の気持ちがストレートすぎて伝わりすぎたのか、僕と出会えて良かったって泣いてくれる

もちろんそんなことされたらおれも涙が出る

日本を1人で無鉄砲に飛び出て早1ヶ月

僕はこんなに自分のことを思ってくれる最高の仲間に出会えると思ってもみなかった

意外と人生ってノリと勢いで生きてたら面白くて思いもよらぬ出会いに溢れて愛おしいほどのものになる

計画性ももちろん大事だけど時には何も考えずに飛び込んでみることも大事

彼らはおれの大切な友達だ

これからも永遠に

そしてマヒマは僕の大切なガールフレンドだ

これからも永遠に


サヒルは僕にキスしてくるぐらいの熱い面白くて完璧な人間

僕はサヒルのような人になりたいって本気で思ってるから嫌われたくはない

そうやってマヒマに伝えたらサヒルは君のこと大好きだよって言ってくれてもう涙

みんないい人すぎる

ほんとにほんとに出会ってくれてありがとう

愛してますみんな

僕らが話している時英語ではloveは重すぎるから安易には使えないんだよねってマヒマに言われた

だからいつも僕に対しては
I like you very much

ジョーもloveはLワードって言ってハードルが高すぎるって教えてくれた

そんなことを言ってたマヒマが僕に今日Loveを使ってくれた

僕はここで生じた感情も起きたことも全て忘れずにいたい

でも未来はどうなるかわからない

そう思うと少し怖くなる

でも僕には僕の生きる道があって彼女には彼女の道がある

たまたま僕らの道はホイアンという場所で交差してしまった

そのままその道をホーチミンまで続かせた

そしてこの道はまた彼女の故郷で1ヶ月後にまた交差する

でも、その次はいつ?

サヒルとマヒマは来年僕に会いに日本に来てくれるというけれどモノゴトに絶対はない

そう思うと怖い

でもそんな怖さは情けない

そう思った

僕らの道は交差した

それに感謝するべきだし今を楽しむべきだなって

何考えてんだろって

お互いまた離れ離れになるけど明日も一緒に楽しんでこの思い出をいつまでも忘れないでまた会える時に会う

そしたらきっとなるようになる

それがどんな結果であっても

僕は今日という1日を何があっても忘れない

僕は流れに身を任せてホーチミンに来て良かった

アホな行動したおれ、ナイス選択!!って褒めまくりたい

もう朝5時なので今日はもう寝よう

ウォン
ニティン
マヒマ

使ったお金
チョコレートコーヒー 30000ドン
ゲストハウス 426000ドン
コーヒー 59000ドン
ブンチャ 100000ドン

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