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若いうちから投資をしておいた方が良い本当の理由

❝ 時は金なり ❞

昔からよく言われるこの格言、時間はお金と同じくらいの価値があるという意味ですが、実際には時間というのはお金より遥かに価値のあるものです。

投資の世界では、世界一有名な投資家であるウォーレン・バフェットが割安株を長期保有する事で9兆円を超える資産を築き上げているのは有名な話です。

寿命が100年時代と言われていますが、実際の健康寿命は男性が80歳、女性が85歳位らしく、健康寿命を基準に考えると20代の男性は死ぬまでに60年間、50代は死ぬまでに30年間の時間が使える。と言い換えられるでしょう。ここで重要なのは投資をどれくらいの期間に渡って実施できるかという事です。

60年間投資投資できる20代と、30年間投資できる50代とでは、トータルして稼げる利益が桁違いです。

例えば毎月1万円ずつ投資していき、年間の株配当が3%、配当金を再投資するといったシミュレーションを行うと以下の様な結果になりました。


■20年間投資を行ったシミュレーション

20年

これは、20年間投資し続けた結果ですが、20年目に持っている株の資産額が320万円ほど、年間配当金が9万6千円になっています。ちなみに20年間で受け取った配当金の合計金額を計算すると累計21万6千円になります。

なーんだ。それっぽっちか。という気がしなくもないですが、この投資を更に続けていくと、とんでもない金額にまで跳ね上がりますよ。


■30年間投資を行ったシミュレーション

30年

こちらは30年間に渡り投資を行った結果ですが、30年目に持っている株資産は570万円、年間配当金が17万円、受け取った配当金累計は220万円に達します。

もしこれを、60年間に渡って投資をしていたらどうなるでしょうか?


■60年間投資を行ったシミュレーション

60年

60年間もやっていると、株資産は1,956万円、年間配当金が58万6千円、配当金累計は1,295万円にも達します。たった毎月1万円ずつ払っているだけでこんな金額になるのは驚きです。

ちなみに、金融資産の価値は色々な要因で上がったり下がったりしますが、上記のシミュレーションは上がりも下がりもしない条件で算出しているものの、60年間で実際に投資した720万円(1万円×12ヶ月×60年間)の価値がゼロになったとしても、配当金累計が1,295万円なので、およそ570万円は儲かるという試算になります。

ここで注視して頂きたいのは、配当金累計が30年だと220万円、60年だと1,295万円という所です。期間が倍になると配当金も倍になる訳ではなく、シミュレーションでは6倍にまで膨れ上がるので、長期投資がいかに大切かがお分かり頂けるでしょうか。

社会や企業の情勢変化による株価の上下落、必要に応じての株式入れ替え(リバランス)等が必要といった事があるものの、大枠としては時間が大きな鍵を握っているのは間違いありません。ですので、若い人達には出来るだけ早い時期から投資を始めてもらいたいと切に願います。

お金の事を知って、上手に運用し、人々が豊かになる事で、きっとこの国の未来は明るく開けていくでしょうから。


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