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読書猿ブログからおすすめの記事をひとまず3つ紹介する

こんばんは、駆け出し眼鏡です。今日は大学生時代から愛読しているブログ「読書猿」の中から、おすすめの記事をひとまず3つ紹介しようと思います。もっと書きたいことはあるのですが、それはネタが尽きたときにとっておきます。


とにかく続けることだけが<中級の壁>をこえる唯一の方法

これは本当に今の自分に自信をくれる記事です。何よりも続けること。非効率的でも、数を打つこと。それだけがビギナーズラックではない、中級の壁のそのさきを見せてくれるという主張です。

ヒトは自分が今どの水準にいるかではなく、自分が持つ基準から見てどれだけ増えたか減ったかに反応して一喜一憂する、度しがたい生き物だ。直線的成長を基準にしてしまうと、上達の鈍化をまるで悪化や損失のように感じることになる。実際はわずかでも進んでいるのもかかわらず、だ。
学習のコストパフォーマンスばかり気にしてる奴は、自分の伸び悩みに耐えられない
ビギナーズ・ラックが見せてくれるのは初心者が行けるところまでだ。成長は鈍化し、努力を続けているはずなのに、伸びなくなる。(中略)学習が進むほど、学習のコストパフォーマンスが低下していくのはやむを得ない。おまけに実力がつくほど、自分の実力に対する見方はシビアになってくるから、自分ができないことに対する感受性が高まって、これもモチベーションを下げる要因になりかねん。

初めてのことを学び始めるときには、当たり前だけれどすべてのことが新しく、面白く、成長を感じられるのに対して、そのことを突き詰めていけば、知っていることの割合が増え、出来ることばかりになり、自分の成長が感じられなくなります。その中で、更にそのさきに進むためには、「自分は進んでいるのだ」と信じて、愚鈍に打席に立ち続けるしか方法はありません。


自己検閲の壁を薙ぎ払って、書けない病から脱する

これはぼくが以前「言い訳を見つけて習慣を身に着けよう」と主張したものに似ています。何かをアウトプットすること、この記事で言えば書くことは、非常に怖いことで、「くだらないことを書いているな」「下手くそな文章だな」と自分で自分に検閲をいれてしまいがちです。でもそこで開示することを恐れてしまっては、一生文章を書くことはできません。この記事は、ライティング・マラソンという手法で、その壁を乗り越えようと提案しています。

何より、立ち止まらず振り返らず、ただ書きなぐっていくのが難しい。心の隅から湧き上がる自己検閲の声はしばしば、書きなぐる速度よりも速く、我々をつかまえてしまう。
書くことは、ほとんど必ず落胆を伴う(仕様だと思っていいくらいだ)。 どれだけ書き手として長いキャリアを積んでも、どこまでも付き合っていくしかない宿痾のようなものだ。とりわけ書き始めてまだ日が浅い人たちが(いつかスラスラとすばらしい文章が書けるかもしれないと信じたい人たちが)、打ちのめされるとしても不思議ではない。 

ぼくの場合は、この落胆を日々感じながら、「毎日書かなきゃいけないから」という理由でそれを乗り越えています。また周囲にたまたま、弱小ブログから打席に立ち続けることで成功した人が数名いるおかげで、まだ成功を夢見ることができているのも、理由の1つかもしれません。


知識をつながりとセットで覚えて芋づる式に引き出す

これはぼくも実際に大学時代に参考にしていた方法です。特に卒論を書いていたときに、参考文献のつながりを可視化するのに非常に役立ちました。

知識はスタンドアローンでは存立できない。 そして理解するとは結びつけること、知識のネットワークをつくり育てることに他ならない。
ISM法(Interpretive Structure Modeling)は、元々、社会システム工学で開発された手法である。社会システムのように複雑に関連しあった要素の集合体(システム)について、システムの挙動・特性を見るためのデータが入手し難かったり、定量的な数理モデルの作成が難しい場合に適用する手法として開発された。
その心眼をぶっちゃけて言えば、穴だらけでも分かってるところからとにかく地図を描く、そして描いた地図に修正/追加を繰り返していくアプローチといえばいいだろうか。

この方法は本当におすすめで、とにかく勉強をしてつなげていくのを繰り返していくだけで、知識の地図を作ることができます。あとはその穴を埋めていく作業をしていくと、自ずと「埋まらない穴」が見つかります。ここが研究テーマの元になるわけですが、そのときにはもう「これまでの研究の潮流」が図式化されているので、その流れの中で自分の研究がどういった立ち位置にあるのかが一瞬で分かります。

その他にも、知識を数珠式につないで覚えていくことは、記憶のキャパをおさえながら覚えることにも繋がります。例えば、ある資格について勉強していたとき、出題範囲のAとCは実はつながりがあるといった場合は多々あります。その場合は、Aとつながりをセットで覚えておくことで、自ずとCを思い出すことが可能になります。数学のある公式から別の公式が導けるように、知識と知識のつながりをセットで覚えることで、芋づる式に記憶から知識を引っ張り出すような知識のインプットが可能になります。

この方法や考え方は今度もう少し掘り下げたいと思いますが、ひとまず本日はここまで。読書猿さんのブログは本当に有益なものが多いのですが、あまり知らない人も多いようなので紹介しました。

本も出しているので、興味がある方はぜひ。それでは本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。


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