漢方薬の話_勃起力を維持するためには

「桂枝加竜骨牡蠣湯」 
けいしかりゅうこつぼれいとう」

この漢方薬は
1.風邪薬でも使われる桂枝湯 けいしとうの部分
と 
2.気持ちを落ち着けて、必要なエネルギーが外に出ないようにする竜骨 りゅうこつ、牡蠣 ぼれいの部分に分けて覚えると良いと思います

まず1.の桂枝湯の部分ですが、
今回の場合は風邪を追い出すためにあるわけではなく男性力の源をサポートする働きで配合されています。

具体的に話すと桂枝の部分は腎陽をサポート 芍薬が精の浪費を防止 生姜、甘草、大棗で消化器官を活性化させて、男性力の源を作り出す形です

2.竜骨、牡蠣の部分
この部分は気を下に下げるため、イライラしたり、ストレスがかかっているのを緩和させる目的で配合されています。 また竜骨と牡蠣の組み合わせは精の浪費を防ぐので、特に 性的な夢を見やすい、夜間のお手洗いに頻繁に行く、疲れるとすぐ汗をかく人に適しています。
以上が桂枝加竜骨牡蠣湯の解説となりますが、
この漢方自体には精力をUPさせる生薬が少ないと思います。

精力をUPさせる生薬には マカ、イカリ草、杜仲、海馬、鹿茸、すっぽん などがありますので、それらが入っている精力剤のような製品と合わせるとさらに効果が上がると思います。

ちなみに、バイアグラなどの勃起不全に対しての薬は陰茎部の血管を広げる作用があるだけなので、陰茎部は硬くなるかも知れませんが、本当の意味での精力の改善にはなりません。


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