きのうは じゅうじつした いちにちでした。

ドーモ、タイラダ・デンです。よく来たな。

 昨日はいつ以来か思い出せない休日だったので、見たかった映画を見に行ってきたぞ。どちらも前評判どおりのスゴイ映画だった。創作意欲がもりもり湧いてきた。そんなわけで少々感想を書くとする。
 本当はその日のうちに投稿するのがいいのだろうけれども、遊行剣禅さんのエントリーにならって朝一番に投稿するのだ。イイものは取り入れるのだ。

「アリータ」を観たぞ

 まず最初に断っておくと、俺は原作の「銃夢」に関して、「ガリィと呼ばれるサイボーグ少女がカッコイイ名前の武術を駆使して重サイボーグ共をぶんなぐる漫画」程度の知識しか持っていなかった。俺は今、「お嬢様が気功とクンフーを駆使してドラゴンの頭を吹き飛ばす!」というようなあたまの悪い小説を書いているが、もし「銃夢」を読んでいたらちょっと違ったものになっていたかもしれない。

 それはともかく。

 だから原作をよく知らないぶん、フラットな目線で見れたと思う。そのうえで、「ちょっとこれは円盤買わなければいけないレベルだなあ」と鑑賞後に考えたぐらいには心に刺さったのだ。

刺さったところ

1)アクションが最高
 格闘シーンは言わずもがな。(脳内で文字起こししながら観てしまった)特に、モーターボール、そしてその後の街中を駆けるアクションシーンは、観ている最中普通ではないレベルで脳内物質がドパドパ噴出していた。今までそれなりの数のアクションシーンを観てきたと思うが、今作のそれは出色の出来だと思う。なんというか、スピード感が一段上、といえばいいのか。

2)美術が最高
 クズ鉄街の陽性な猥雑さ、最高。上空の支配者層の住む街と下層の貧民街という対比はベタ(当時は新しかったのか)かもしれないが、その下層社会をジメジメしていない空気感で描いたのはなかなかないと思う。監督のセンスか。
 アリータを始めサイボーグの各パーツに細かな装飾が施されている、最高。とくにザパンの背中! カッコいい! 
 彼ら彼女らにとってはパーツは工業製品・機械ではなくあくまでも肉体の延長線上にあるもの、であればそれに装飾を施すのは化粧やピアス穴を開けるレベルの、当然のことである、という未来世界に生きる人々の価値観みたいなものが垣間見えてディ・モールトベネ

以上2点。一項目につき100点満点で100点だから、かける2で2億点ですね。大好き。そして、きっと制作陣もこの原作が大好きなのだろう。そういう愛をひしひしと感じた。愛ある映画がつまらなくなるわけがない

「アクアマン」も観たぞ

 テンションが上ったのでもう一本観た。「アクアマン」だ。おれはアメコミはそんなに詳しくない。後ろの席で大声で喋っていた、DCとマーベルの区別がよくわかっていないお兄さんよりは詳しい気がするが。

 それはともかく。

 というわけでアクアマンがDCユニバースでどういう立ち位置にいるか、よくわかっていない。でもきっと、これから大活躍してくれるに違いない。だって、映画メチャメチャ面白かったもの

刺さったところ

1)爆発! 爆発! (おれのようなおっさんはこのあと「科学戦隊…」と続けたくなる)
 ストーリーのダレ場が来そうな瞬間に爆発! まったり空気が流れそうになった瞬間に爆発! 水中でも遠慮なく大! 爆! 発! 遠慮という大和民族の美徳など海に沈めろとばかりにひたすら吹き飛ばす。
 その他のアクションシーンに関しても、一切の出し惜し無しでド派手に進む。格闘戦! カイジュウ! 海中大戦争! こういう映画を見に来る客層が真に望んでいるもの[要出典]を的確に、いやさ期待以上のおもてなしで見せてくれるので、観ているこちらは安心して映画体験に身を任せることができる。観ている最中に首をひねらなくて済む、これはとても大事なことだぞ、わかったか。

2)アクアマンがカワイイ
 主人公のアクアマンことアーサーは、髭面マッチョの全身入れ墨男だ。正直夜道で会いたくない類のビジュアルなのだが、どういうわけか、ときどきカワイク見えてしまうのだ。おかしい…なんか吸ったのかな…?
 スーパーパワーを持つ超人のくせに、人間の親父より酒に弱い、カワイイ。 
 地元のバイカーに一緒に写真撮ってくれとせがまれ、(地元では英雄なのだ)最初は渋々だったのが終いにはノリノリになっていく、カワイイ
 人の二、三人食い殺していそうな蛮族フェイスをしながらやたら「俺はだめだ…もう帰る…」と弱音を吐く、カワイイ
 ヒロインに体臭を指摘され、すぐに自分の腕のにおいを嗅ぐ(そしてムセる)、カワイイ
 今年の最萌ヒロインは彼に決定だと思う。

3)ストーリーは「バーフバリ」
「何らかの事情で外界でくらしていた真の王位継承者が国に帰還、王位を継いでいた実の兄弟と争う」というストーリーなので、実質バーフバリ。面白くないわけがない。最後の決めポーズなど、「ほほう…ジェームズ・ワン監督、バーフバリをよく研究しているな…?」と脳内評論家が感嘆したくらいだ。

未来へ…

 というわけで、大変いいインプットができた一日だった。さあ、アウトプットに活かすぞ。

 ◇以上です◇



 

 


そんな…旦那悪いっすよアタシなんかに…え、「柄にもなく遠慮するな」ですって? エヘヘ、まあ、そうなんですがネェ…んじゃ、お言葉に甘えて遠慮なくっと…ヘヘ