ゴレイロに求められる周囲との連携

ゴレイロにはシュートストップ、キック、スロー、味方FPへの指示、ドリブルなどの様々な能力が求められる。それぞれ甲乙つけがたいものではあるが、ほとんどがゴレイロの個人能力と、味方FPと連携する能力及びそれらの組み合わせに大別されると私は考えます。本稿では、味方FPと連携する能力に着目し、概論を述べていこうと思う。

私が考えるゴレイロに求められる周囲との連携能力はズバリ以下の通りである。

① 攻撃時の味方FPへの指示
② 守備時の味方FPへの指示
③ 5人目のFPとしての攻撃・守備参加
④ その他(褒める力、気合をいれさせるなど)

①について、味方が攻撃をするときの適切なプレーを指示することで攻撃の手助けをします。そのためにはゴレイロだけでなくフットサルに関する知識を全体的に身につける必要があります。
②について、ゴレイロは守備時の司令塔です。自分が守りやすいように味方FPに指示を送り、失点を防ぎます。指示の内容は、コース限定の方向や、ポジショニング、アタックのタイミングなど、守備時のFPの動きを全て把握しコントロールする必要があります。
③について、ゴレイロは時にゴールマウスを外して攻撃を仕掛けたり、果敢に守備参加したりします。例としては、相手に総攻撃をかけられている場面で相手シュートをキャッチした後すかさずドリブルを開始しカウンターを狙ったり、相手が裏に蹴りこんだボールのクリアなどがあります。
④について、精神論的な部分がほとんどですが、試合を最も俯瞰できるゴレイロは、常に冷静に仲間へ声を掛けよう。怒ったり、叱責するのは時に効果的かもしれないが、気をつけよう。

まとめ
どれかだけ秀でていてもダメで、これら全てを高水準でこなそう。特に、②については仲間とのコミュニケーションをとり、研究を深めていくことでより洗練されていく。常に自分の要求を味方FPに伝え、具体的なイメージを共有することが大切。

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