自己紹介
初めまして。プロダクトデザイナーの三島 大世(ミシマ タイセイ)と申します。東京・板橋を拠点にフリーランスで活動しています。http://taiseimishima.com
去年の1月に独立してから、2年目の若手デザイナーという感じです。2017年まで海外で学生をしていて、卒業と同時にフリーランスになった日本では珍しいタイプだと思います。
仕事は主に工芸・日用品・防災用品などの商品開発・プロダクトデザインを行っており、現在は地場産業を活かすデザイン活動を中心に行っています。
それでは、ざっくばらんに自己紹介していきます。
ー 経歴
東京生まれの26歳。今も東京・板橋に住んでいます。
初めてデザインを知ったのは、20歳の時に読んだ榮久庵 憲司氏の本でした。これに本当に衝撃を受けて、こんなに面白い世界があるんだなと知りました。高校卒業するまでデザインについて何も知らなかったし、デザイナーになるつもりも全くありませんでした。
20歳の時にプロダクトデザインをやりたいと思い、21歳でイギリスの美大に入学し25歳で卒業して独立し、26歳でフリーランスに至ります。遅く思い立った割には、デザイナーになるための最短ルートで来た感はあります。
デザインをやりたいと思った3か月後に美大に入ったので、あの時の決断は最速かつ最大の決断だったと思います。日本の美大だとそれは難しいですが、海外の大学だとそれが可能だったりします。
そして今はフリーランスのプロダクトデザイナーとして、地場産業と防災という二つのテーマを持ちつつ、幅広いカテゴリーのプロダクトをデザインしています。
ちなみに好きなデザイナーはアキッレ・カスティリオーニです。一番影響を受けたデザイナーであり、彼の思想は自分の活動の礎になっています。
ー 仕事について
実際どんな仕事をしているかざっくり言うと、商品開発のすべてです。下記の一連の商品開発に携わっている感じです。詳しい仕事のことは、別記事で書きます。
企画提案・デザインコンセプトの策定から、プロトタイプ(試作品)製作、詳細デザイン、CADデータ作成、レンダリング作業、製図、ブランディング、販路開拓(展示デザイン含む)まで
今現在はメーカーとの仕事と地場産業との仕事を半分半分の割合でやっています。さらに分けると、いわゆる受注形式のクライアントワークとは別に、自主ブランドの制作もやってたりします。
メーカーとの仕事はペット・ベビー・防災用品や家具・日用品などの商品開発に携わっています。一方、地場産業との仕事は工芸との関わりが主です。具体的に言うと、磁器・漆器・木工・金属など新しい商品のデザインや企画に携わっています。
今後の予定としては、地方での地場産業の仕事をどんどん増やしていきたいと思っています。伝統工芸をメインに仕事をしている20代のプロダクトデザイナーは自分だけだと思うので、特にこれからは工芸に力を入れていきたいです。
ー 今までに携わったデザイン
進行中のプロジェクトやクライアントのみに内部提供するものも多く、まだ大半が公開できないので、一部を公開します。
Porcelain Spin
美しい水玉柄や模様を施した、磁器のひねりゴマ。掻き落としという伝統技術によって、一つ一つ手彫りで模様を付けていく。それにより、このコマは回転すると凹凸に光が反射し、美しい光の輪が浮いてくる。
Produce : 有限会社副千製陶所
Award : 肥前吉田焼デザインスクール 2017 最優秀賞
CHIRI HOURGLASS
石川県羽咋市にある、日本で唯一、車で走ることができる海岸「千里浜なぎさドライブウェイ」。 海流や地形などの自然の偶然が重なって、流れ着いた砂が細かく均質になる。その砂を利用し、砂時計としてリデザインした。
Client: ボランティア団体ソレイユ、羽咋市、道の駅のと千里浜
Produce : 障害者就労継続支援施設 「地域支え愛 村とも」、金子硝子工芸
TRID
TRIDとは揺りかご・バウンサー・椅子という3つの機能を持つ、生まれてから大人になるまで使用できる家具。この家具には機能に応じた2つの異なる「そり」があり、快適な揺れと座り心地をもたらす。
Produce : 自主制作 / Self Study
Award : 2018 ASIA DESIGN AWARD 2018, Winner
2017 RADO STAR PRIZE 2017, Shortlisted
ー 今後noteで書きたいテーマ
色々と書きたいことがありますが、とりあえずは4つのテーマに絞って書いていきます。
①フリーランスのプロダクトデザイナー生活
②デザインコンペの傾向と対策
③デザイン留学について
④伝えるプロダクト
①フリーランスのプロダクトデザイナー生活
20代でフリーランスのプロダクトデザイナーをしている人はかなり少ないですが、そもそものプロダクトデザイナーの数が少ないです。なので、どんな仕事をしているのかが分からない人もいるかと思います。ざっくばらんにプロダクトデザインを生業にしている人の生活を書いていきたいと思います。
学生からそのまま独立するのも珍しいと思うので、実際に食べていけるのかやどうやって仕事を取っているかなども書いていければと思っています。
②デザインコンペの傾向と対策
2015年1月にコンペに出し始めて、まる4年。最近では7割くらいは入選入賞できるようになってきて、コンペ自体にも詳しくなり、コンペについて聞かれることが多くなりました。せっかくなので、学生や未経験者向けにコンペの傾向と対策なんかを書いていきたいと思います。
ちなみにコンペのボツ案とかが溜まりに溜まって、300を超えています。それも情報発信も兼ねて、コンペの採用案・ボツ案なんかも載せていきます。
③デザイン留学について
イギリスに4年間正規留学し、UCA芸術大学プロダクトデザイン科 ( University for the Creative Arts, BA Product Design ) を首席で卒業しました。その間にイタリアのNABAという美大に半年ほど交換留学したりと、珍しい経験をしてきました。
これらの経験をシェアして、デザイナーを目指す学生に海外留学という道があるというのを示していければと思っています。
④伝えるプロダクト
去年一年間は作るので精いっぱいで、伝えるのを全然出来ていなかったなと反省しました。なので、これまで作った・これから作るプロダクト、プロセス、ストーリーをどんどん伝えていこうと思います。
ー 連絡先
仕事のご依頼をご検討いただける場合は、お気軽にご連絡ください。予算については、打ち合わせ後にお見積りさせていただきます。
この技術や素材を使って新しい製品を作りたい、デザイナーと商品開発をしたいなど、何かお力になれそうなことであればどんな分野でも大丈夫です。
Mail : info@taiseimishima.com
Web : http://taiseimishima.com
Twitter (DM):https://twitter.com/taisei_pd
単純に会ってみたい、話してみたいでも全然OKです!
よろしくお願い致します。
こちらでサポートして頂いたものは、日本の伝統工芸・モノづくりのために使わせて頂きます。