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王家の谷ルクソール - カイロからバスで移動

カイロから南下して、エジプト中部のルクソールに向かう。
ここは王家の谷が発見された土地として有名。ツタンカーメンの墓もここにある。
まだまだ謎が多いこの土地を訪れてみた。


カイロからバスで移動

ルクソールへはエジプトでは有名なGoBusという会社が大型バスを運行しているので、それに乗って行く。
21時出発予定でどうせ遅れるだろうと思っていたのだが、バスはきっかりと時間通りに出発した。
まぁ特に何事もなく朝の6時頃にルクソールのGoBus支店前に到着した。
隣の人がいないときは夜行バスは大変快適。いろいろな寝方を研究中である。

そこから徒歩で1kmほどの宿まで歩いていき、チェックインまでの時間を過ごさせてもらった。
チェックインの際にはルクソール観光のツアーなどの説明を受け、カッパドキアで強風により乗ることができなかった気球ツアーが安かったので申し込んだ。

1日目:カルナック神殿

到着した日は、街の東側を散策する。
ルクソールはナイル川を境に見所が東西に分かれており、日が昇る東は生者、日が沈む西は死者の土地と位置づけられていたらしい。
宿が東側なのでとりあえず街中を回る。

まずは宿から近い場所にあるルクソール神殿。
神殿前の2本のオベリスクのうち1本はナポレオンが持っていき、今は凱旋門のところにあることで有名らしい。

入口がわからなくて反対側の方向に歩いてきてしまったのだが、そこからは割と中も遠目ではあるが見ることができた。
ということでそれで満足してしまった。

見えるようで見えない正面
外側から見るルクソール神殿

ルクソール神殿のなんちゃって観光を終えて、スフィンクス参道に沿って2km程先のカルナック神殿に向かう。
途中で小学校終わりと思われる小学生たちに絡まれて、写真を撮ってくれーと言われるのでパシャリパシャリ。

子供は元気

この子達の中にも、出会った瞬間に「マニーマニー」と言う子がいたり、その子のことを「マニーなんて言うな(と言っていると思われる」てな感じで嗜める子がいたりと、一色では無いということに気づいた。
何につけてもマニーであり、マニーがあれば大抵のことは解決するエジプトにおいて、この子達はこれからどのような大人になっていくのだろうか。

サンサンと刺す太陽に体力を奪われながら、なんとかカルナック神殿に到着。
水を買うべく数あるショップの観光地価格を比較。言い値だから10ポンドから50ポンドまで金額が違いすぎてけっこう面白い。
10ポンドも街に比べたらかなり高いけど、下げてくれなさそうだからその金額で購入。

カルナック神殿はしっかりと入場した。
とにかくでかい。そして壁の彫りもしっかりと残っているし、柱が連なる様も豪華さを感じた。

カルナック神殿
厳かなり
でかいな
壁もしっかり
柱の感じが良し
回って歩くと願いが叶うスカラベさん
よく作ったなぁ
死者蘇生がたくさん

大方の見学を終えたあとは、一路徒歩で宿へと向かう。
途中まではスフィンクス参道の内側を通ることができ、なんだか過去にタイムスリップした気分であった。クソ暑かったけどな。

果てしない道

2日目:西側ツアー

2日目は朝からナイル川西側を回るバスツアーを予約しておいた。
前日までは自転車で回ろうかなぁとか思っていたのだが、この炎天下の中自転車を果てしなく漕ぐのは軽く死ねると思いやめた。

車から、あの向こうが王家の谷

まずはハトシェプスト女王葬祭殿。
古代エジプト唯一の女王が建設した祭殿である。

なるほどって感じ

次に向かうは王家の谷。
おそらくここが一番有名で、かの有名なツタンカーメンの墓が見つかった場所である。
王家の谷というだけあって、多くの王様の墓があった場所となっており、通常チケットではそれらのうち3つを選んで入ることができる。
ツタンカーメンの墓は別料金(入ってない)。
通常チケットで入れる墓自体はそれぞれ大きな差はないが、この場所にこれだけ多くの墓があるということ自体がなんだかロマンがある。

広い土地にお墓がたくさんとは
墓に入ると象形文字

その後はラムセス3世葬祭(ハブ神殿)。
あまり有名ではないのだが、個人的にこの神殿が最もお気に入り。
壁のレリーフが良い状態で残っており、美しい。

ここは良い
壁の状態が良い
楽しい
こういう像はやはり崩れやすいのか

ツアーが終わってランチにむかったのだが、この先が無いのに指定のランチを食べる気にもならずその場でツアーからは離脱した。
さて、こうなるとナイル川の向こう側に渡る必要がある。
公共ボートがあるはずだが、西側の乗り場がGoogleマップに掲載されていない。

適当に船乗り場っぽいところにいくと、案の定プライベートボートっぽいのが来たので、15ポンドで言ってくれと交渉する。
公共ボートだと10ポンドだから(書いてあった)、まぁそんくらいならいいやと思って提示。
スマホの電卓に15と書いて見せて了承を得て、そのスクリーンショットまで撮っといたが、案の定船を川の途中まで動かしたときに50ポンドだとか言い出した。

うざいなぁと思いながら引かなかったら15ポンドで最終的に落ち着いたけど、やっぱりめんどくさいエジプト。

3日目:気球ツアー

この日は、カッパドキアで乗ることができなかった気球ツアーに申し込んでいた。
少し遅い時間に離陸で30USD。日の出が見れるやつだと50USDと言われたけど、宿のオーナーおすすめは30USDの方だった。

それでも朝5時にピックアップ。ボートで西岸に渡る。

日の出を見る人達の気球
ボートから見れたしそれで良いかな

そこからなんか警察に停められて20分くらい無の時間を過ごしながらも、気球の離陸ポイントまで到着。

たくさん上がっている

上空からは、昨日見たハトシェプスト女王葬祭殿やハブ神殿とかを眺めることができた。

左奥がハトシェプスト女王葬祭殿
何かの遺跡
緑色の方
砂漠に浮かぶ気球の影が良きかな

着陸する頃になると、多くの子供達がマネーをねだりにゾロゾロと集まってきたのが最も印象的だったかもしれない。

ずいずいと着いてくる子供

砂漠がメインで、王家の谷の方までは飛ぶことがなかったので、満足度としては個人的には微妙なところだった。
値段も安いからそんなもんかな。

気球ツアーから戻ってきて朝食を食べたあとは、一路電車でアスワンに向かうのであった。

あとがき

遺跡・神殿は満腹になりつつある


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