予防接種の都市バンコク - コルカタから飛行機移動
近い内にアフリカや南米に行こうと考えた。
ただ、感染症の対策はやはりしておいたほうが良いだろう。
ということで多くの日本人世界一周者が通る道らしい、タイのバンコクで安く予防接種を受けることにした。
なので今回はあまり観光目的ではなくバンコクに向かい予防接種を受けつつタイフードを食べる話である。
コルカタからバンコクへ飛行機移動
コルカタ空港へ
今回はコルカタからムンバイ空港で乗り換えてバンコクへと向かう飛行機を予約した。無駄の多い航路だがなぜだかそれがいちばん安かったのだ。
なんにせよコルカタ空港に向かう必要がある。18時発と時間も早くないのでバスで行こう。
Google Mapの経路検索でバスの乗り継ぎを確認して大体の計画を立てる。どうやら地下鉄でダムダム駅というところに行き、そこからバスが出ているとか。
確かに日本語の記事でも逆方向ではあるが、空港からダムダム駅にバスが出ているという記事を見つけることができた。
まぁ最悪ダムダム駅からならリキシャに乗ってもそんなに高くならないだろうと踏んでこの経路で行くことにした。
さて、当日ダムダム駅へと向かい、グーグルマップで表示されたバス乗り場で待つことにする。20分くらい待っても目的の番号のバスが来ない。ていうか同じ番号のバスが4回くらい来た。
これはもしや来ないのではないか…と思い、適当にそこらへんにいたおっさんに聞いてみる。
「空港へのバスはここには止まらないよ」
やはりか。ではどこからなら空港行けるかを聞いてみると。
「ここをまっすぐ行って橋を渡ってからリキシャに乗るのが一番良い。もっと行けばバスもあるけどね。」
とのことだった。
まぁ時間もあるしバスまで歩いてみるかと思い、ストリートを歩き始める。(ダムダムストリートというらしい)
しばらく歩くと、おそらくおっちゃんが言っていたであろう橋が見えてきた。ここまでで1.1km。
なぜかこの橋は車道通行止めらしい。バスの経路はこの橋を通ることになっていたので、現れない理由はおそらくこれかなと考える。
橋を通り越し、ここでリキシャに乗ってしまいたい欲を抑えつつ更にバス停に向けて歩を進める。そして更に歩くこと1.2kmでバスターミナル的なものが見えてきた。おそらくこれが空港行きのバス乗り場だろう。
適当にあったバスの乗務員に空港へ行くか確認してバスに乗り込む。これでやっと空港に向かう算段がついた。
バスは事前の情報どおり空港前まではいかず、その空港敷地外までしかいかなかった。そこからはまた徒歩で空港に向かう。その距離1.2km。
ホテルからメトロ駅までを含めると結局5kmくらい歩くことになってしまった。まぁ最後のインドを散策できてそれはそれで楽しかったか。
チケット発券
空港に到着したのでチケットの発券をしよう。ただ、ここで一つ事前に懸念があった。
タイに行く場合、基本的には国外に行くチケットを事前手配しておく必要がある。これはタイ入国の要件に記載されているらしい。
私は予防接種の日程がどのくらいかかるかわからなかったので、出国のチケットを手配しているわけではなかった。
まぁなんとかなるだろうと思いそのままチケットカウンターに向かう。そして案の定言われる。
「出国のチケットはある??」
やはり来たか。適当に、マレーシアに鉄道で抜けるからチケットは無いけど、多くの人はそんなことしてるはずだよとか、言い訳がましいことを伝える。
するとカウンターの奥で協議が始まる。5分くらい待った後、最終決定が下されたらしい。チケットは無事に発券された。
ただ、今回は運が良かったけど本当に乗れない場合もあると思う。ダミーチケットの出し方とかはネット検索すればいくらでも出てくるので、タイに行く場合はやはりそういった準備をしておいた方が良いのだろうなと感じた。
コルカタ空港からバンコクへ
無事に発券されたので、セキュリティチェックを終えて制限区域へ。
バスが来ない騒動で出発まで1時間も無いくらいになってしまったので、ラウンジの利用は諦め搭乗口近くで待つことにする。そんなときに鳴り響くアナウンス。
どうやらテクニカルイシューとやらで出発が遅れるとか。まぁ仕方がない。ただラウンジに行ってしまうと状況が追えなくなるかもしれないので、大人しくその場で待つことにする。
だが、出発時刻は1時間ずつ遅くなっていく。結局当初の予定時刻から4時間後、使用機材を変更して飛行機はムンバイへと向けて出発することになった。
乗り継ぎ時間が6時間あるフライトで良かった。
コルカタではサクッとラウンジでビールを飲み、続いてバンコク行きの飛行機へと乗り込む。
飛行機は4時間ほどでバンコクへと到着。
入国審査のときには特に帰りのチケットについては聞かれなかった。やはりチケット発券のときに航空会社にどのような判断をされるかが重要なのだろう。
久々のスワンナプーム国際空港に降り立った。
バンコクのホテルにチェックイン…できなかった話
空港で適当に時間を潰し宿のチェックイン時間を待ったあとに、電車で予約していた宿に向かった。
今回はサイアム地区に宿を予約していた。行こうとしていた予防接種の病院(スネークファーム)にも徒歩で行けるためだ。
それにしてもタイは暑い。電車から降りた瞬間に汗が出てくる。
駅から予約していた宿までは1kmくらいあったので、宿についた頃には汗だくになっていた。
やっと宿につき、チェックインをしようとパスポートを受付にわたす。なんだかずいぶん時間がかかる。。
「予約してるのはこのホステル??」
と聞かれたので、それは間違いないと予約詳細画面をスマホで見せる。
すると、受付の人から一言
「来月の予約ね」
1ヶ月後の同日を予約していたようだ… もうそれは仕方がないね、予約見つからないよね。
今日のベッドに空きはないというので、慌てて近くの宿を探してそちらに向かうことにした。
近くにお手頃価格の宿があってよかった。
スネークファームで予防接種
タイ赤十字病院(通称:スネークファーム)で予防接種を受ける。
事前予約は必要なく、直接現地に行って予防接種を受けたいといえば向こうも慣れているので案内してくれる。
予防接種の建物は入口を入って左奥の建物だった。(窓口らへんにいる人に聞いていくと確実)
まずは血圧を測り、受付番号を手に入れて建物内へ。
自分の番号が呼ばれると、今回はどの予防接種を打ちたいかを聞かれるので、事前に打ちたいと思っていたワクチンを英語で伝える。
私は、打ちたいと思っていたワクチンとこれまでおワクチン接種歴をスプレッドシートに英語でまとめてそれを見せた。英名とかわからんし。
ちなみに、打ちたいと言ったらそのワクチンは漏れなく打ってくれるのだと思う。なんでこれを打ちたいのかとかいう質問が来ることはなかった。
今回私が打つことにしたワクチンは以下
狂犬病が3回かかるかもと思っていたが、最近行った人の情報どおり1週間間をあけて2回目を打てばそれで終わりらしい。A型肝炎は半年後なので、効果を長くしたければどこかでもう一回打つ必要がある。その他のワクチンは1回接種で免疫が獲得できるらしい。
ということで、A型肝炎はいずれ考えるとして、タイには1週間滞在する必要があることになった。
接種を待つ間にカンチャナブリに行ったがこれについては別記事にしようと思う。
打つワクチンが決まったら、後はそのワクチンを購入して接種してもらうだけ。支払いはキャッシュのみ。
お金が足りなかった場合のため、一応スネークファーム内にもATMはあるのだが、500バーツ単位でしか換金できなかったので、ギリギリを攻めたい場合は注意が必要。
スネークファームのホームページに各ワクチンの値段は書いてあるので、事前に準備しておくのがおすすめ。
1回目は黄熱病・A型肝炎・狂犬病・ポリオの4種類(左右の腕に2注射ずつ)、2回目は3種混合・狂犬病・髄膜炎菌・腸チフス(左右の腕に2注射ずつ)を今回は接種した。
どうせだからと2回目の診察に行った時に日本脳炎も追加で打てないか相談してみたが、どうやら黄熱病を打った場合は1ヶ月間隔を空けなければ日本脳炎ワクチンを打てないらしい。黄熱病と日本脳炎を同時に打っている人はいたが、そこは医療的に何か組み合わせがあるのだろう。
追加で打とうと思うと組み合わせがうまくいかないこともあるので、事前にしっかりと考えておいた方がやはり良いなと思った。
1回目の接種は大きな副作用はなかったが、2回目は次の日あたりから頭痛と腕の痛みが結構来た。ただ、コロナワクチンを打ったときほどではないので大したことはない。
ということで、私は免疫を獲得した。
チャトゥチャック・ウィークエンド・マーケット
基本的にはバンコクには観光をしに来たわけではないのでゆったりとしていたのだが、何もしないことに空きて一度だけチャトゥチャック・ウィークエンド・マーケットに出かけた。
これは週末に開催されるバンコク最大のマーケットである。数多くの衣料品・日用雑貨・アクセサリー・飲食店が軒を連ねている。
基本的にはウィンドウショッピングをしていたので特に書くことはない(インド人がやっているショップはやはり鬱陶しかったくらい)のだが、ただただ歩き廻っているだけでも面白かった。
今回の戦利品は偽物であろうパタゴニアのウェストポーチ。
あとがき
タイは本当に何を食べてもうまい。
宿近くのマックスバリュが、20:30を過ぎると弁当50%OFFキャンペーンをやるのでほぼ毎日それを狙って食べていたのだが、タイ風の味付けのカレーなど安いのに(半額だからだけど)すごく美味しかった。
物価は昔に比べてだいぶ上がったなとは思ったが、それでもまだまだやはり日本人としては住みやすい場所だなと思った。
タイ旅行備忘動画は以下
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