スマホは便利だ。SNSも楽しい。

中でもお気に入りはニュースアプリ。ボクは常に何か新しいことを教えてくれるニュースアプリが大好きだ。

事実、今はGoogleニュース、Yahoo!ニュース、はてなブックマークの3種類のアプリでニュースを流し読みしている。過去にはグノシーやスマートニュースも使っていた（ストレージをバカ喰いするので消したけど）。

でも、変なクセがついてしまったのか、食事中にもスマホを取り出して、世の中で何か新しいことが起きてないかを確認してしまう。

そして、記事だけでなくリアクションやコメントまで読む。同じ意見の人にスターを付けたり、感じたことをコメントとして残す。すると、まるで自分がコメンテーターの一員となって社会問題に一石を投じてる気分になれる。

けど、ここに来てやっとボクはニュース中毒になっていることに気付いた。

ぶっちゃけ、ニュースなんて知らなくても生きていける。政治家が失言をしようが、虐待で子どもが死のうが、高齢者がクルマを暴走させようが、だいたいのニュースは他人事なのだ。ボクの生活にたいした影響は及ぼさない。

画面越しに遠くの対岸で起きた火事を眺めるのは楽しいが、それ以上に目の前の現実を見るべきだった。美味しいご飯を食べて、愛する人と会話を楽しみ、温かい布団に潜る…。

このような自分の有効視野の範囲内で起こることをよく知り、充実させていくことが幸福度を高める最短ルートだった。

そう、本当にボクが知るべきだったニュースは、家族がどんな1日を過ごしたのか？とか、旬の食材はどれか？とかだったのだ。

とりあえず、一度、ニュースアプリはアンインストールし、テレビも消そう。そして、ボクの身の回りのニュースを捉えるアンテナを張り巡らせようと思う。