雷恐怖症の病院受診履歴談、前編


なんかもう、都心は夏です、サマー。
そんな私は佐波 苑佳(サナミソノカ)です!
コンニチワーー!!!
過去のnoteで何度も病院の受診をオススメしたりしていましたが、それについて気になってる方もいらっしゃるみたいなので、今日は私の受診してきたお話をしていこうとおもいます!


初めて病院を受信したのは、3~4年くらい前ですかね?
ネットで「#雷恐怖症」という病気があるのを知って、自分の症状がそれにピタリと該当した事もあり、親の勧めで一緒に雷恐怖症を扱っている神経クリニックへ受診しに行きました。

今思い出したんですが、最初めちゃくちゃ渋ったんですよね。

私が。(笑)


というのも、自分で雷恐怖症について色々調べた結果出てくる有効な治療法が
「専門機関で小さい音から徐々に雷の音を鳴らして慣れていく方法」
でした。

ウーン、ショック療法とは違うかも知んないけれど、なんか似てる…

元々私の雷恐怖症に対しての気持ちは
「絶対どうにかしたい!」という訳ではなく
「どうにかなるものならどうにかならないかなぁ」位のものだったので、
その時点で
「慣れるために怖い思いをするなんてごめんだ!」
ということで、めちゃくちゃ渋ってました。

その頃は母も「直さなきゃどうすんの!」みたいな感じでしたが、そこで私


「じゃあ虫嫌いなアンタが、ゴキブリ倒せるようになる為に、段々ゴキブリがたくさん増えていく部屋にずっと居れる!!!?
私にとってこの治療はそういう事だかんな!!!!!?😠😠😠😠」

(北海道にゴキブリはほぼほぼ居ないので、母はゴキブリを見た事がない)

と反抗し最終的に
病院は受診するけど、音に慣らす治療なら何がなんでも受けないぞ!!!!
という決意を吐き出し、フンスフンス😤😤とクリニックへ向かったのでした。


クリニックは予約制でした。
最初の病院含めて3件受診しているのですが、全部予約制でした。
予約制の病院は珍しくはないと思いますが、不便といえは不便ですね…


中に入ると数名が待合室に居ました。
受付をして、まず渡されのが鬱病チェックみたいな表です。結構な枚数がありました。
形式は忘れましたが、たしか、質問に対して気持ちの度合いを1~5や1~3くらいの度合いで示していくようなものだったかなと…

予約の時に雷恐怖症で、とは話してると思うんですが、そこは受付の時点であまり気にされて無いのか、渡されましたね。鬱病チェック。


鬱のために受診しに来てる訳では無いので、
なんとも言えない回答ですし、
はっきりいって母親と共に受診しに行ったので、1人で行ったなら素直な心のまま病んでるチェック表になったかもしれませんが、
母親が一緒にいる安心感で私もいつもより元気なので、ほんとに意味があまりないチェック表を作成してしまいました…(笑)


いざ中に入って診察。
年配よりの、男性の先生で、どちらかと言うと無愛想な感じでした。

とりあえず、

・生まれつき大きな音が苦手なこと

・その中で雷が特にダメであること

・雷恐怖症という物があると知って、ここが扱ってるとWebで引っかかったので受信した事

・雷に対してかなり対策を取って逃げている事

・連鎖的に大雨も怖い



等色々お話すると
「まぁ、雷恐怖症でしょうね。音に対しても少しそのような感じがします」
と言うような感じでした。

そして、言われる治療法に関しても、webで出てきたのと同じ様にやはり、慣れるヤツ。
なので、「怖い思いをして慣れなくてはいけないのなら、逃げてでも自分で何とかする方法を選ぶ」私のスタンスを貫いて
結果、不安時に服用する頓服薬を処方するという事になりました。


雷恐怖症専門という訳ではなく、自然現象へ対する恐怖症が世にはあって、そう言う不安症も診てますよ~というタイプの病院だったのですが、
受診した感想としては、「あ、このお医者さんあんまり雷恐怖症知らないな」
というものでした。

というのも、こちらが話す症状に「へー。そこまでは大変ですね。」みたいな、そこで初めて雷恐怖症の人がどういう事がダメなのか、知るというか…サンプリングされている様な診察でしたし

2回目の時も、「なんか最近はノイズをカットしてくれるイヤホンあるらしいですよ、使ってみたらどうですか」とアドバイス頂きましたが

その時私が調べた中では、ノイズキャンセリング機能って、飛行機や電車、クーラーとか継続的な雑音をカットしてくれるけど、話しかけられた時はクリアに聞こえる、つまり話し声や突発的な音には弱い との事だったので
「聞こえちゃうなら使えないので…。」と。

(※これはその当時少し調べた時の曖昧な記憶なので、違うかもしれないし、今は技術が上がって突発的な音もある程度小さくできるのかもしれないです。)

こういう事もあり、雷対策に関しては先生より自分の方が色々調べてるな、と思う節が多々ありました。
と言っても、治療がそもそも極論慣れるしかないものなので、どうにも雷恐怖症について突き詰められないからなのかもしれませんが、
あんまり親身になってくれた感覚はありませんでした。

それからとその病院も薬を貰うために行く、と言うような感じですし、
私も極力どうしてもヤバイ時しか薬を飲まないようにしていたので、減りも少ないことから合わせて3.4回の受診で途切れました。

薬もたくさん処方してくれる訳では無いですが、かなり大事に飲んでたので平気で半年行かない時もありました。

結局言っちゃうと、診察を受けたことで何か雷恐怖症へ明るい未来が生まれたことはまるで無いんですが(慣れる治療を断ってることもあるけど)

個人的に、
医者の口から「雷恐怖症だ」と聞けたのが良かったし、「薬」という対処手段が増えたのは大きかったです!


上記話の通り、他の病院は分かりませんが
やっぱり特別に雷恐怖症だと診断される必要はあまりなく、自称してても恐らくどうって事無いんだと思うんですが、
私は素直な性格()なので、自称で周りに協力を求めるのは気が引けたんですよね。
過去のnoteで何度も言ってますが、「医者からそう診断されてます」というセリフを胸張って言えるようになったことは大収穫です🌾

それから、個別に質問を受けていたのですが、
この「薬」も効きます。
効くと言っても、雷が平気になるわけではもちろんないです。
ただ「どうしよう、どうしよう」という切羽詰まった不安を和らげてくれるので、助かります。
副作用で眠くなるような気がするので、それは人によって好みが別れると思いますが…

以前お医者さんに「雷も寝たらわかんないでしょ!」ってお薬処方された(?)という方の呟きを目にしたことがあります。
人によってはその通り、眠ることで気が付かずにいれる方もいると思いますが

私は雨が降り出した音にも起きる人間だったので
(引越し後、マンション遮音カーテンにしたら少しマシになりましたが)
もし寝ている時に雷が鳴ったら!!?
と思うと
なんとしても!

絶対に!!


意地でも!!!

寝るわけにはいかなかったので
この眠くなるのは少し厄介でした。

とはいっても、最近は悪天候でも、何となく勘で大雨、雷雨になるか身体で分かるようになって (心の落ち着き度)
ほんとにヤバいだろうなと言う時にはもう心臓バクバク不安だらけなので
もう自動的に身体が寝かせようとするのか、気絶しそうなくらい眠気が凄い時があるので
薬のせいなのか、身体?脳?のそういうメカニズムなのかちょっとわからないんですけど💦


と、ここ一年前くらいまではこうして自分のしてる対策+やばい時のお薬というような生活をしていたんですが

そのうち家族も私の知らんうち(離れて暮らしてるので)に理解が広まり、
去年の夏頃、税理士をしている祖父がこっちに出張に来た時、
「お客さんでてんかんのお医者さんがいて、そのが雷恐怖症で色々大変なんだけど、治療がショック療法に近いものしかないらしい」、と相談したところ

「治療法がそれしかないのはおかしい、きっと他にも良くなる方法はあると思う」
と仰ってくれたらしく
今年の冬、実家へ帰省した際にそちらの病院を受診しました。

雷恐怖症や、恐怖症の専門医という訳では無いと思いますが、てんかんも恐怖症も脳や神経が関わってくるという事で、長期の戦いになるかもしれないけれど、なにか別の方法で良くなるはずだから、と
私が東京にいるということで、その先生のお知り合いの権威のある神経クリニックの先生の元で診察して貰えるように紹介状を書いて頂きました。


そして、若干の希望を持ちつつ、今年の春また母と共に、紹介して頂いた病院へ足を運んだのでした。



ちょっと長くなったので後編に続く☝️