人と国を守る人の遺言。


陳輿道 の遺訓。

「北方の敵は数をたのんでいるのです。

これに抵抗するには、しぶとく、また一気に敵を攻撃することです。

これは我らの能力によります。

もし敵が大火事や暴風雨のように一気に無茶苦茶に突進してくるならば、かれらを撃滅することはたやすいでしょう。

しかし、敵が辛抱強く、まるで蚕が桑の葉をゆっくりと食べるように、手順をじっくりとすすめてきたら、また略奪もせずに、勝利を急いでもぎ取ろうとしなければ、われらは最も優れた将帥を選び、将棋を戦うように、最も効果的な戦術を駆使して闘うべきでしょう。

軍隊は親子のようにこころを一つに一致団結しなければなりません。

民衆には心優しく接しなければなりません。

民衆の力を育まなくてはなりません。山奥の道をうがち、永続的な基地を建設するようにです」

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