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あなたのカラダは大丈夫?

最近、汗がクサい。

藪から棒になにを言ってやがるって話だけど、最近、汗がめちゃくちゃ臭く、悩んでいた。

ツンと、鼻を突いてきやがるのだ。

自分の身に危険を感じたら異臭を放つ動物がいるが、もしかしたら僕もその一種なのではないかと疑うレベルだ。

今日は、2学期も始まったということなので、健康的な日々を送るためにも今一度、マジメにカラダについて考えていきたいと思う。




まず、自分の汗を観察してみた。


本来、汗というのは無味無臭である。ベトベトするのもおかしいし、しょっぱいのもヤバい。

そこで、僕は自らの汗の匂いを嗅ぐことによって、自分の汗について考えた。

枕に付着したバッドスメルをクンクン嗅いでみる。

うむ。

やはり、めちゃくちゃクサい。


そして、僕はそのクサイ匂いについて考える。

この匂いには、特徴があった。若干のアンモニア臭である。

名探偵コナンがよく、口元からアーモンド臭!?これは青酸カリだ!!と言うのと同じように

名探偵タイスケも、ある結論を導き出した。


枕元からアンモニア臭!?これは肝臓が問題アリだ!!


ということである。



名探偵タイスケは、なぜ肝臓が悪いと睨んだのか?


アンモニアは、本来なら肝臓で分解されるはずなのだ。

僕がするオシッコ、キミがするオシッコも、キミの好きなあの子がするオシッコも、僕が好きなあの子がするオシッコ、みんながするオシッコ。

あれは元はといえば肝臓で分解されたアンモニアなのだ。

僕は、クラブのアゲハで道に迷ったことはあるけども、アンモニアがよりによって間違えて皮膚に出てしまいましたなんてことはあり得てはならないはずなのだ。

僕はお腹をさする。

(…聞こえるか…?肝臓…?…聞こえるか…?)

(かろうじて。)

(バカッ…!お前…そんなに無理をしていたのか…!?…バカ野郎…たまには甘えろよ…。寂しいじゃねえか!!)

リビングで一人、僕は自分のお腹に向かって話しかけた。



なぜ、名探偵タイスケの肝臓は悪くなったのか!??


次のステップ。

なぜ、肝臓がおかしくなったのか?

答えは簡単だ。

酒の飲み過ぎである。

それ以外ありえない。



名探偵タイスケの飲酒量はそんなにすごいのか?!


はい、すごいんです。大学生のからバグったように酒を飲んでいます。

肝臓にしわ寄せが来ない訳がないのだ。



名探偵タイスケよ、前から思い当たる節はなかったのか?!


控えめに言って、めちゃくちゃありました。

そういえば、最近、お酒が次の日にめちゃくちゃ残るという症状が起きていた。

大学生の頃なんてどんなに酒をガブ飲みしても、次の日はピンピンしていたはずなのに、最近は少しのお酒でも二日酔いになるのだ。

次の日、異常に体が重くて、頭は回転しないし、その度に

もうお酒は一生飲まない!

とビールを飲みながら反省していた。



ムムム!?ではその時からではないか!?


その時からですね…。

その時から、薄々僕自身と肝臓がコミュニケーション不足であることに気づいていた。

そうか、酒を飲み始めたあの時から、肝臓は狂っていたのだ。

それでも必死に耐え抜いて頑張ってくれたんだな。

僕は腹をさすりながら一人、つぶやいた。



肝臓は、どうすれば回復するのだろうか?


ということで、僕の肝臓はおかしいことになっている。

では、肝臓をどうすれば自らの力で治癒できるか、考えてみた。

一瞬、「肛門日光浴」が頭をよぎった。

肛門日光浴とは、アナルを太陽に当てることによって、アナルから体の細胞を活性化させていこうというものだ。

マンガに出てきたので、試そうかと思ったが、しかし、アナルを太陽に当てた所で肝臓に効果はあるのか?

それに、一階に住んでいるのに、ベランダでアナルを出してもいいのか?様々な問題が僕に襲いかかった。

結果、肛門日光浴は諦めた。


肛門日光浴を諦めた僕は…


肝臓の働きを助ける成分であるオルニチンのサプリメントを飲むことにした。

あと、モデル並に水を飲むようにした。目標としては1日2リットル。

ここまで引っ張っておいて、随分と普通の対策を練ったのだ。



効果やいかに?


あれから、1週間。

結果としては、僕の汗から、アンモニア臭はほとんど消えつつある。

汗も無味無臭に近づいており、目覚めもよく、体も軽くなった。健康的な体に近づいていることを実感する。

僕の勘は当たったのだ。やはり、肝臓は苦しんでいた。





だが、サプリメントを飲むことによって、弊害になることも増えた。

肝臓が元気になった結果、全く酔っ払わなくなってしまったのだ。

酒を飲んでフワフワこそするものの、その先にある、腹の奥底から込み上げてくる全てが面白くなってしょうがない感覚を、感じることができなくなってしまった。

結果、飲む量が増えた。本末転倒なのだ。

土曜日なんて、ウーロンハイを10杯以上は軽く飲んだのに、全然酔っ払わないのだ。

皆がゲラゲラ笑い転げているのに、僕は「え、それそんな面白い?」なんてどこか冷めてしまっていて、あれ!?シラフの俺ってこんなに嫌な奴なの!?と思わず自分を責めた。

当然のことだが、飲んだ分だけ会計は高くなる。そうすれば、すぐに僕の懐は寂しくなる。



結局、この世は行くも地獄、来るも地獄なのだ。

ならば、行くしかないのだ。

後ろを振り返って立ち止まるくらいなら、前を向いて歩いていきたい。




お困りの方はドクターバヤシコにご一報を


今回の件で、僕は人の汗の匂いから病気の原因を探るスキルを身につけた。

僕は、これを他人の為に使いたいと考えている。

なので、あなたの枕をぜひ嗅がせてほしい。

僕は真剣だ。あなたが手遅れになる前に、僕はあなたを病魔のリスクから救いたい。

だから、あなたの枕、嗅がせてくれませんか。

出張サービス、やってます。

ドシドシ応募してくれ。僕は、全人類の健康を祈っている。

生きます。