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台北新四国八十八ヶ所霊場を巡拝したい人へ

台湾にも写し四国霊場がかつて存在し、その痕跡がまだ残っている。
そんな話を前記事でしましたが、実際に行ってみたい(行ってみた)という人もいました。

興味があるという人も少ないと思いますし、実際に行ってみるという人は更に少ないと思いますが、そんな奇特な皆様のためへの情報です。

現存している石仏

1番霊山寺の石仏

台北の各札所には日本の四国八十八ヶ所霊場の札所の銘が入った石仏を安置していました。それらの半数近くが現存していますが、どれもが簡単に対面できるかというとそうでもありません。

ほぼ間違いなく見ることができる石仏もありますが、やや難易度が高いもの、運が良ければ見ることができるものもあります。

それらをまとめた記事は下記です。

住所が判明しているものはマップに表示していますので、巡拝にお役立てください。その他、難易度や注意点などを石仏毎にまとめています。

1925年から始まった台北新四国八十八ヶ所霊場は来年(2025年)で創立100周年を迎えます。

そんな歴史ある、また日本統治時代の歴史を感じることができる石仏をぜひ見てみたいという人がいましたら参考にしてください。

日本でここまで研究している人はおそらく私だけですし、これ以上の情報はどこからも得られないと思います。

残された石仏

正願禅寺に残された石仏

台湾には台北新四国八十八ヶ所霊場の石仏の一部が残されていますが、同様の石仏は他にもあります。

花蓮県慶修院にもかつてあった写し四国霊場の石仏が残されていますし、西国三十三ヶ所観音霊場の写し霊場も台北、宜蘭、基隆、新竹にありました。

北部にしかないと思われていた日本統治時代の写し霊場ですが、近年になって高雄でも1体だけ石仏が発見され、議論を呼んでいます。

そんな台湾ですから、日本統治時代の歴史を感じる旅ができます。いつもと違う旅をしてみませんか?

まとめ

75番善通寺の石仏

とは言いつつ、私もこれらの一部しか訪れたことがありません。

いつか機会があれば必ず行きたいと思っていますが、諸事情でそうすぐには行けそうもありません。

どなたか「私が行ってみる!」という人がいましたら、ぜひ実際の情報を教えていただければ嬉しいです。

貴重な歴史的建造物ですので、観光資源にもなれば良いなと思っています。

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