動画はRutubeをご覧下さい。
以下はここからも前半部同様、
台詞の聞き取り下しです。

少し筆者のコメントを追記してます。
最後にジムニー
「車名誕生」蘊蓄話をちょっとだけ。

4時52分

七曲署一係。
淳とアコは、ボスの前。
藤堂はタバコ(この頃はいつもチェリー)を吸っている。
あのキツいタバコ。

藤堂は
「どうしてもか？」

鬼の前に、マカロニとアコが
立っている。

「ど、どうしても、今夜の船に乗りたいと
　いうんです、三郎君と一緒に」

「お前もそうさせてやりたいんだな？」

「ボスだって彼が犯人じゃないって
　思ってるんでしょ。
　勿論アリバイが証明されれば、ですけど」

「アリバイが証明されても、今夜の船に
　乗られるのは困るな。」
「2人とも重要参考人だ！」

「ボスそりゃあないですよ、いくらなんでも」
マカロニとアコは顔を顰め、
お互いを見やる。

「但し一つだけ方法がある。
　真犯人を挙げる事だ！」

「えっ！」とアコ
「そんなの無理です」
初めて七曲署一係室に来て、堂々とボスの前で
可愛らしく抗議する坂口良子。

「待てよ！無理かどうかやってみないと
　分からないだろうよ！」と淳

「絶対無理よ！あと四時間しかないのよ！」

「係長さん。さぶちゃん。
　本当に無実なんです。
　参考人ならあたし達じゃなくったって。
　倉田工場長や社長ジュニアがいるじゃ
　ありませんか？」

「社長ジュニア？」
「セントラルレコード社長加賀さんの息子かい？」

「加賀高志さん。ヒロシさん、ボーリング場で
　仲良くなって、よく一緒に遊んでました。」

◆今まで、筆者も気付かなかったが、
※この時ボスの背後に映る窓の外。
窓のすぐ向かいが、マンションか、他の建物の窓が映っている。

また38話オシンコ刑事誕生の時の建物の窓は
もっと遠方に映って見える。
これは少しおかしくないですか？

何も感じませんか？皆様。
またさらに、
ボスの窓の向こうは、すぐ下が、七曲署の
広い駐車場になっているはずで、
遠く下側は門が見えている設定ですよ。

一係室は二階で玄関の上右手にあります。

この時の映像をキャプチャーしときます。

ストーリーに戻ります↓

「そうか、Jって言うのはジュニアの事か」

「他の二人の例から言っても、ジュニアも
　何かで脅かされているかも知れん。
　突然工場から本社の秘書課に移ったのも、
　説明がつく。」

「至急会いたいんだがね」と鬼

「わたし、その人嫌いなんです」
「いつも良い格好して、
　取巻きにチヤホヤされて、口をきくのも
　嫌ー！」

「そーんな事言ってられないだろう、
　ヒロシがユスリを働いていたかもしれない
　のに。君の知らない何処で何か起こってる
　かも知れないんだよ」

淳は、加賀と会おうとしたが、
アコはこの男を毛嫌いしていた。

マカロニの前では、縋るように助けを求める筈が、
淳の助け舟にも頑として拒むアコ。

時間がない。
「そいつが犯人かも知れないんだぞ」
「加賀高志はいま頃何処にいる？」と。

マカロニは、やはりそうは言ってられず、
「行ってきます！」とアコと飛び出す。
渋谷の「スナックL」だ。
いつも屯している奴らといると推測。
そしてアコと一緒に「L」に向かった。

5時46分

アンニュイな気怠い雰囲気の中で
マリファナを吸い込み躍る女と男ら。

そこに、淳に連れられ
アコがドアを開ける。

淳とアコは「L」で
加賀（亀谷雅彦）や屯してるチンピラ達
（中村俊男、磯村健治）と会ったが、
加賀たちは
片桐の死を、どいつもこいつも笑い転げる。

マカロニとは違う堕落けた若者達。
自分とは違う若者偶像に次第に腹を立てる。
「こいつら頭おかしいんじゃないか」

加賀は前日の夜には
ずっと「L」にいたと主張した。
「いらっしゃったな？
　そう、いらっしゃった！」と中村ブン。
「そうたい、そうたい、ね」

「馬鹿！何がそうたい？だ。
　ほうたいみたいな顔をしゃがって！」と淳。

淳は関東出身。昔なら坂東武士の気骨を
持っていると思える。
※ショーケンは平将門の気骨を、筆者は
持っているのでは？、と感ずる。

「おい！やめろ！笑うのは止めろ！
　ってんのが分からんか？　

　ふざけてんのか。よおーっ！」

親に縋り、他人から金を巻き上げ、
その日その日を気ままに生きる、
「虫ケラ」みたいな此奴らが
そう映るマカロニ。

※東京で、たった一人でがむしゃらに
生きてきたマカロニを腹立たせた無性の怒り。
若者特有の純粋な、熱い怒り。しかしながら
俺とは違う若者が、そこにいる。
一人だけでなく数人が。

それが、眼前にいて、俺とアコを笑い続ける。
これも70年代の
陀羅けた男と女の青春偶像か？

この上記シーン。僅か数秒の映像が示している。

淳の心の怒りが爆発したのであった。
これもマカロニの台詞なしの演技。
此奴らに向けたマカロニの気持ちの表現。
これがショーケンの顔に出る。

「東京最後の夜だろう？、俺と一緒に踊ろうぜ」
アコは加賀と踊った際に、
マカロニには聞こえないように、
「あれをどこに隠したのか」と尋ねられた後、
淳が、それを察知し、
加賀からアコを離し、店を出る。

「おい、奴らと何を話したんだ！」
何も言わないアコに、號を煮やしたマカロニ。

「俺は手を引かしてもらう！」
「あとは先輩刑事が何とかしてくれるだろ」

「待って！」とアコ

「勝手な事ばかり言ってんじゃないよ。
　隠し事されたんじゃ
　捜査のしようがないんだよ？アホかっ！」

アコは
「たかしさんに変な事を言われたんですけど、
　私には何のことか？」

「変なこと？」
「ヒロシが手に入れたアレは何処にあるんだ？」
「また、俺たちはアレが無いと困るんだ」とも。

「さらに随分無理してお金を作ってました」とも
アコは。

やっとアコは
「あれ」について何も知らないこと、
片桐が、さぶちゃんから借りていたお金も、
加賀の屯している仲間に気に入られるために
使っていたことを説明した。

それが、冒頭(前半部)で話した、
三郎が貸していた28万円だったのか？

「よし！まずはヒロシのアパートだ！」

井上堯之バンド♫「マカロニジープチェイサー」
二回目の間奏

もう一度探してみるんだ！
捜査に詰まったら、現場に戻る。
※大先輩の野崎や山さん達に教えてもらってきた
『現場100回』を実践するべく、
ジムニーにアコを乗せて駆る！

マカロニはアコたちのアパートに向かったが、
道の曲がり角近くに男の足元を見た。
茶の靴に茶のズボン。

✅このアパートは太陽！がロケでいつも使う。
時にはゴリが以前住んでいたアパートでもあるし、
第91話「俺は刑事だ！」のゴリの偽刑事「ヤベススム」が
住んでいたアパートでもある。

マカロニが部屋に入ろうとした際に
鍵が開いていたために拳銃を抜き、警戒。
アコを入り口から下がらせる。

既に部屋を調査していたゴリと格闘。
互いに相手を未確認のまま殴りあう二人。
「！ゴリさん。」

「何だお前か？！」
「妙な入り方しやがって！」

「馬鹿！俺たちがここを張り込んでいること
　ぐらい分かっているはずだろうが」
「痛っーてえ！」とゴリ。
「おー痛ーてえ」
マカロニは本気でゴリを殴ってしまう。

◆これは、第60話「新宿に朝は来るけれど」で
ジーパンとゴリが、仲間同士本気で殴り合った
乱闘にも繋がる予告オマージュか？

マカロニはゴリと分かった時点で、
表に男がいたことを伝えた。
「馬鹿。それを早く言え！」

「そいつの狙いは、恐らくな、、」
ゴリがトイレのタンクにあった
覚醒剤を発見し、マカロニに示した。

マカロニは「ゴリさん！読めた！」
加賀か、その仲間が覚醒剤中毒で、
それを横取りしているのではないかと推測。

「あいつら、確かにおかしいんですよ。
　普通じゃなかった。」

「俺、アコを乗せて暫く周回するから」と
マカロニはジムニーを少し発進させた後、
車を降り、アコを置いて
自分たちを尾行している男を追跡した。
アコはジムニーで、ひとりぽっち。

ここから2回目のコマーシャル。

尾行している男はアコたちの部屋で
ゴリに取り押さえられた。

「あっ、あんた！」

男は、せいさんであり、
さぶろうとアコを島に帰らせないために
さぶろうのアリバイを偽証していたのだ。

本田はアコが覚醒剤の隠し場所を知っていると
直感し、売人2人に拉致させようとしていた。

覚醒剤の買い手であった加賀は
「DOELL」から覚醒剤を強奪していた。

※ここから、せいさんの台詞は
九州弁から突然標準語に。
※何故九州弁を止めるのかな？(筆者)

アパートに山村と野崎が駆けつけ、
「マカロニ！どうして彼女を一人にしておいたんだ！」と
山村、野崎の大先輩。

アコが残したメモをマカロニに渡した。

「時間がないので真犯人を聞き出す」と
書かれていた。

「くっそー、アコが危ねー」

時間は7時5分

アコは決意していた。
唾を飲み込む坂口良子の喉が動く。
◆これは、坂口良子の妙演技。
🔴これが見えますか？映像で確認できます。
さぶちゃんの為に、九州に帰る前に
信じる彼の仇を、東京で取っておきたい女心。
純真な乙女心。

アコは「L」を訪ね、
加賀に片桐を殺害したのかと尋ねた後、
飾ってあった剣で加賀を殺(バ)らそうとした。

マカロニは夜間にジムニーを駆って
スナックLへ急ぐ。

ここからも坂口良子の名演技と名台詞。

「散々酷い事やらせた上に、
　覚醒剤手に入れようと殺したのよ。
　あんたはいつもそうよ。

　格好いい事ばっかり言って、
　本当は卑怯で、薄汚くて、
　いざとなると言い逃ればかりして。」

(九州の女性はいざ最後に必ず爆発します)

剣を突き刺す直前に、
そこに山村と野崎とマカロニが駆けつけ、
それを制した。

「っ野郎、殺してどうなるん！」とアコに。
そして、そう言われたアコは
マカロニを振り払い
逃げるように、店を飛び出していく。

マカロニは「こいつら、お願いします」

輩二人は野崎のビンタで、動きが止まる。
長さんは元ラガー。動きの良さはゴリ以上。
一係で走りも相当速い。マカロニ並み。

山村は加賀を逮捕した。
「あとは署で話を聞かせてもらおう」と。

しかしマカロニはアコを見失ってしまった。

8時02分

一係に戻り、自席には淳が潮垂れている。
それを見て、タバコを吸ってる野崎。
そこに取調べを終えた、山村、ゴリ、殿下が
戻ってきた。

「高志、吐きましたか？」マカロニ
「いや！」と山村

山村たちは加賀と取り巻きに全員「L」に
いたアリバイがあったこと。

「但し高志の証言で
　幾つかの謎が解けました」とボスに山村

山村はアコが加賀を殺害しようとした理由。
と言うより秘密があったと、殿下が。

「いいか、マカロニ」山村が説明。

片桐ヒロシはな、
本社の出世コースに乗るためなら
手段を選ばない男であり、

加賀の欲しい物は 何でも揃え、例え 
「アコが欲しいと言えばアコまでも、な」

「アコはそれを承知したんだ。ヒロシの
　出世の為に、三郎に絶対秘密にする事を条件に、な」
と殿下

殿下はそういう女の心が読めても、
マカロニに説明するには、かなり勇気が要った
この一言を事務的に報告。
しかしこれは捜査だ、と。

つまりそれが動機で、
アコがヒロシを殺した可能性もある、と
鬼は皆の前で断言。

確証はありませんが、
「今のところ、アリバイが無いのはアコだけ」
と体育会系が発言した。

「俺は信じませんよ」と淳
「皆犯人だと思ってるんでしょ、ね山さん」

「あの連中はちょっと普通じゃないところが
　あるんだ」とゴリ先輩
「純真というか、一生懸命過ぎるというか」と
野崎まで。
「遠い島から出てきて東京で一人前になろうと
　するのは大変な事だからな」と殿下
「張り詰めた糸ほど、切れやすいもんだ」山村
「東京は刺激が強すぎたんだよ」野崎

皆んなの意見に、マカロニは東京で一所懸命な、
あの二人を気遣ってこう言う。

「東京が悪いんつっうんですか？」
「俺はアコが犯人だなんて信じませんから」

東京がどうしたっていうんだ。とゴリ

「東京は俺の故郷だからね。
　ただそれだけのことですよ」

「三郎君と一緒に行ってアコを調べます」と淳。
皆に背を向け、部屋を出て行くマカロニ。

「東京は俺の故郷、ですか？」ゴリ

「俺も東京生まれだが、そんな事久しく
　考えたことなかった。

　東京がこんな薄汚れで、人の心が
　ギスギスしてきたのは、
　東京の人間が誰も
　この街を愛さないせいかも知れない。」

※ 石原裕次郎は、1934年12月28日
兵庫県神戸市に生誕。幼少期は父の仕事で
北海道小樽市で過ごす。 父は汽船会社重役。
太陽にほえろ！では8/3が誕生日との設定である。
後年「ボスの誕生日」という回があります。 ‎

筆者も昭和34(1959)年12月21日生まれ。
34と12月は一緒です。
12月21日のみ神田正輝と一緒で
血液型はAB型ですから、神田正輝A型とは異なります

「ボス、高志たちのアリバイを洗い直したい
　んですが。」そうだな、、
「殿下も一緒に行って来い」

マカロニの東京を愛してやまない。
マカロニの故郷を常に忘れたくない気持ち。
マカロニのこの一言が仲間達を動かしたのだ。
真犯人は必ず別にいるんだ、と。

ゴリは加賀のアリバイを確認しに行った。

8時52分

「ぶーげんびりあ号」停泊している港。
ここで、あの名曲が。
太陽にほえろ！初披露、初演奏。
お待たせいたしました！
yahoo質問箱の質問者の方。答えは
この曲です。

元歌はロシア民謡

【和訳付き】コサックの子守唄（ロシア民謡）"Казачья колыбельная песня" - カタカナルビ付き

太陽！で使用されたのは、こちら。

ララバイ OF コサック ニニロッソ
Nini Rosso Russian folk songs 04 LULLABYE OF COSSACK

夜間に白いベッドライトが近づく。
出航前の港に到着。それは、ジムニーでなく
新しい覆面車クラウンMS60型。
これまでのフィアット1800Bはお祓い箱。
ここからトヨタ自動車がスポンサーに加わります。

9時。出航時間が迫る。あと5分で出航。

淳は三郎と合流した。

アコがやっと「ぶーげんびりあ号」の待合室に
顔を出した。
必ず、アコはここに来る！
アコがここに来るに決まっている！
との思いが繋がった。

マカロニは階段を登ってくるアコを発見して
追跡し、追い付き動きを止めた。

淳はアコから加賀を殺そうとした理由を、、
「なぜ殺したんだ！」
「私は殺してはいません」

そこにボスたちが駆けつけた。

藤堂からは、
「何も言えなかった理由は、
君を品物のように扱った上に、
君はその秘密を三郎に知られたくないから」

であると伝えられた。

「そうなんだな？」

しかし、三郎は、
アコが隠そうとしていた乙女心の、
心の引き出しに閉じ込めていた、
絶対隠し通そうとしていた恥ずかしい秘密を
既に知っていた。
知っていて三郎は、アコを許していたのだ。

「さぶちゃん！」
アコと三郎は互いの眼で頷く。
さぶちゃんは、
アコをいつまでも信じているのだ。
どんな事があっても。

そこに、
ゴリと殿下も駆けつけ、
加賀の仲間のアリバイを崩し、
加賀を自供させることに成功したことを
皆に報告した。

加賀は覚醒剤の代わりに、今度は、
「社長秘書のポスト」を片桐に要求され、
怒って殺害していたのだ。

やっと真犯人が確定出来たのだ。

マカロニは乗船を促した。

「船に乗れる。さあ乗っていいんだよ」
しかし、三郎は乗船を断った。

さぶろうは、アコの前で
「東京にもあんた(マカロニ)のような良か人がおると。
だから二人とも島に戻るのは諦めたとですたい。
もう一度東京で頑張ることに」したと。

「良かったな、マカロニ」と鬼が言う

※でも「玄海島に戻るのを諦めて、
もう一度東京で頑張る」ことを、この二人は
いつ話合ったのだろうか？

これはちょっと疑問です。

二人して、話合う時間は無かったと思えるが。
携帯電話もLINEもない時代ですけれども。

※出航してしまうと、フェリー代払い戻しして
くれないんじゃ無いの？　10000円が二人分。
二万円。なんと勿体ない。
1972年の大卒初任給が52700円ぐらいの時代ですよ。

✅マカロニ時代、早見淳の最後の主演作。
その為か、散髪している萩原健一。
またショーケンは二重瞼なんだな？再確認。

✅準レギュラー木田三千雄演技にご注目。

太陽！準レギュラー出演作品↓
第20話「そして、愛は終った」（1972年） - 黒木病院医師
第50話「俺の故郷は東京だ!」（1973年） - 「宝亭」店主
第129話「今日も街に陽が昇る」（1975年） - 松崎豊作
第154話「自首」（1975年） - 拾い屋の鉄
第169話「グローブをはめろ!」（1975年） - 公園の主
第213話「正当防衛」（1976年） - 寿福寺の住職
第444話「ドック刑事のシアワセな日」（1981年） - 西條外科の老患者
第554話「シルバー・シート」（1983年） - 三沢
第676話「地図にない道」（1985年） - 居酒屋店主

✅レコードはこういう作り方をするのが勉強に
なるレコードプレス工場。レコードは今や無い。

✅東京を愛するマカロニ。
だから東京を批判するアコに怒る。
「東京が故郷の人間もいるんだ！」
また、ボスも東京出身だと話す。
「そんな事久しく考えたことが無かった」

✅スニーカー刑事主演「東京大追跡」の犯人。
彼も東北の田舎町から出て来て、
「何も東京は良い街では無かった」と、
とうとう犯罪に手を染めてしまう。
沖縄出身の五代潤は彼の心の叫び、哀しみを
犯人の心に則して理解する。

「俺も独り東京に出てきた時はそうだった」
しかし最後は極限状況の水上バスの船内で、
潤が犯人を射殺せざるを得ない状況となる。

これも
一係の皆は傍観せざるを得ない状況下。
「ここはスニーカーに任そう」とゴリ。
それを固唾を呑んで見守るしかない皆んな。

スニーカーが、独りの刑事として、
誰にも判断がゆだれられない。ラストは
刑事として正しい判断を、五代潤は迫られる。

🔵ラストシーンの夜は本物の夜ではなく、
カメラにブルーシートを載せて撮影したものか？という
他のブログもあります。
Rutubeで要確認。

✅エンディングテロップの下に、
「なお、このドラマに登場した船は
　実際には午前10時に出航するものです」

と、テロップが追記されている。

CAST

野口麻子（坂口良子）アコと読む
古谷三郎（頭師佳孝）さぶちゃん、三郎君
　
倉田工場長（松尾文人）
加賀と屯してるチンピラ（中村俊男、現中村ブン)
加賀の屯してるチンピラ（磯村健治）
本田誠司（※園田裕久）せいさん
加賀高志（亀谷雅彦）社長ジュニア

◆◆ここで少し車蘊蓄話◆◆

A マカロニが乗るジムニー。
2021年6月、40年以上にわたり社長・会長として
スズキの経営トップのワンマン鈴木修氏が会長職を退任し、
彼が社長時代に1971年に名付けた。
いわば名付け親。
現在の鈴木のディーラー販売担当スタッフも
殆ど知りません。特に若い子は。

三菱自動車がOEM生産をしていた
ウィリス社ブランドの「ジープ」。
ウィリス社と三菱は提携した。
よってジープという銘柄は三菱自動車のみ使用が許される。

だから他のメーカーはジープという名称は
自工業製品のブランド名には使えない、という
法律の規制があります。今でも不変。
トヨタジープは、トヨタランクル［ランドクルーザー］と言うように。

若かりし頃の修(おさむ)会長は、これを逆手に
とって、うちの製品は主力は軽自動車だ。
軽自動車のジープがあってもいいんだ！と。
名前もジープのミニ版を作り生産しようと。
ジープのミニ。→ジープミニ→ジムニー。
これがジムニーの名前の発端です。

◆もう一つの蘊蓄話◆

B おまけにもう一台。ワゴンR。
これも、修会長の命名。
新しい軽自動車。今迄は軽自動車のセダンやクーペを主軸にしてきたが、
今度は、セダンでもなくクーペでもない。
「これからの時代はワゴンである」と役員会議でぶち撒けた。

「？」軽自動車のワゴンを作るんだ！
「いいか、皆んな
次の時代の主役はワゴンである」と。
ワゴンである。ワゴンであーる。
ワゴンであーる。ワゴンでR。ここから、
車名を「ワゴンR」と名付けた。

1992発売。今年はワゴンR発売30周年。
この車は大ヒットに繋がる。この同様の車系車格パッケージを
真似たダイハツムーブが産まれる。

C またもう一台。法律の盲点を突いた、
「今まで誰も考えた事が無かった寸法、車両パッケージ」を
鈴木自動車は考え出した。
※これは狭い日本だからこそ、可能だった。
キーワードは「乗用車と商用車の法律」の壁。
どこまでが商用車で、どこから乗用車か？
このパッケージが、現在の軽自動車の生産の
核になった事を皆さんご存知でしょうか？

1974年にスズキが気付いた法律の盲点で発想した
新たな現在の軽自動車に繋がるベースパッケージを産み出した。

この中には、この車の所有者になっている人も
いるでしょう？この事を識らずに。

この車も大ヒットに繋がります。
太陽にほえろ！放送開始二年目の
昭和49年誕生の軽自動車です。
これは別の車蘊蓄話で、お話しします。

兎に角、鈴木自動車は小さな車を
日本国民の脚として根付かせたい。
「毎日の生活にピッタリの車」を
しっかり作るメーカーで、筆者は一押しです。
ダイハツは、今やトヨタの奴隷会社に成り果て
高い車両をトヨタの命令で売らされています。
またユーザーに高く売りつけています。
(ユーザーはこれに気付かないのです)
だからあまり好きにはなれない。このやり方は。
可哀想なメーカーです。残念ながら。

次回は、
48時間の青春以来久しぶりのシンコ単独主演作品。
第38話「オシンコ刑事誕生」
ボスも苦手な、嫌味な署長が抜擢したからには
反論出来ず。父も猛反対。一係に女刑事第一号。

「泣きたかったら、家(うち)帰って泣け！」
「あの時のボスはまるで鬼だよね」と淳