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また違う屋上だ…

昨日まで新宿村LIVEで公演しておりました『アリスインデッドリースクールコネクト』ご来場いただいた皆様、本当にご足労と時間を使っていただきありがとうございました。

本当は公演前にブログを書きたかったのですが、実際に感じでいただきたかったので公演後ブログにさせていただきました。
アリスインデッドリースクールのシリーズはアリスインプロジェクトさんの原点の作品ですね。そして、多くのアリスインプロジェクト出演の女優さんの原点であり、思い入れの強い作品。
カーテンコールでもお話させていただいたのですが、7歳からしていた舞台から遠ざかり舞台照明や男装業界で仕事をしていたころ、男装喫茶までスカウトに来てくださったのがアリスインプロジェクトさんでした。
『アリスインデッドリースクールにゲストで出演してみませんか?』
はじめは竹内珠子役で出演させていただきました。
台本とは違うセリフ回しをOKしてくださる男装の役者を受け入れてくれたカンパニーでもあり、自分の舞台復帰のきっかけをくれたカンパニーなので、めっちゃ感謝してます。
このコネクトで、アリスインプロジェクトさんの出演は10作品目。内、デッドリーの世界は5回目ですね。
稽古合流初日。公演1週間前に合流しました。
キャストの合流の為のゲームから稽古スタート。
ん!???本番の1週間前だぞ?ゲームしてる場合じゃないだろ?
アリスインプロジェクトでは、だいたい公演の1ヶ月前から稽古が始まり、その始め1週間はゲームをしたりしてキャストの合流を深めるのですが…
おい、本番1週間前だぞ。
稽古開始前1時間のゲームでしたが、これがめちゃくちゃ意味のあるものだったと気がついたのは通しから。
ゲームの種類は4種類くらいあり、ミスしたらペナルティが加算、1週間のペナルティの結果がランキングになっており、最下位たちはお題を書いた紙を拾いながら即興芝居をしなければならない。そんなゲームで培われたのは、役者の自由表現だった。
『日本の演劇業界は圧倒的に遅れてるんだ』
演出家の上条さんとの会話で聞いた。
あ〜、よくある、海外では違うみたいな発言ね。くらいな気持ちではじめは聞いていたんだけど、彼の演出を見てると納得した。
本来は役者が動かなきゃいけないのに『ミザンス決めてください』っていう演出家に毒された役者に、自由を与えて指導する姿。
そして、自由を手に入れた子たち。
もうそれだけで涙出た。
彼女らを自由に生きさせてくれてありがとう。だからこそ、毎公演救いたいって思える子は違ったし、毎公演辛かった世界が楽しく思えた。
ミザンスをつけないなんて、演出家としての仕事放棄だと思っていたけど、キャラクターとして生きてる子たちを見て、嬉しくて、嬉しくてね。
音響さんも毎日違った、夢のシーンではフットマイクにエコーをかけたり、臨場感や、キャストの感情で変えてくれてた。
照明さんも夢のシーンではスモークを増すようにしたり、息を合わせるようにしてくれてた。
裏、表の全員で『繋ぐ』のはとても難しいけど、皆その時のできる範囲のことをやり切った舞台だった。
柏村のこと。
自分は3回目の柏村です。今回でわかったことは、完全にこの世界に巻き添え食らった人物なんですね。『アリスインデッドリースクール』初演にはいなかったキャラクターなんですが、巻き添えをくらい、ループ世界に迷い込んだんですね。一番お客様に近い存在なのかもしれません。
そして、予備自衛官落ちました。今日、追い討ちのように大阪地方協力本部から『落ちました、来年度頑張ってください!』って電話かかってきて凹みました。
来年度頑張ります!うす!






出演祝いいっぱいありがとうね😊❤️みんな愛してるよ❤️
【山本太陽の次回出演】
▼2019.11.25
『溺れる夢を最近見ない』1年間ロングラン公演中!https://www.quartet-online.net/ticket/oboreruyume

▼2019.12.06

『メフィスト』1年間ロングラン公演中!https://www.quartet-online.net/ticket/mephisto?fbclid=IwAR1QPhzFZf5bbtglDEp7X-3127-OhDBLaClOPPmosFRNwWEojQ_LHVA6bds

▼2019.12.24『choose my life』‪【チケット】‬‬https://www.quartet-online.net/ticket/choosemylife
▼2019.12.27〜29


劇団ウンウンウニウム『06の世界』/大阪・トリイホールhttps://www.quartet-online.net/ticket/06nosekai

※ご予約の際は備考欄に『山本太陽』とご記載いただけますと励みになります。

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