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TRPG制作日記(171) 基本ルール5

現在、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGを制作中です。これはプレイヤーが宇宙都市で暮らす高校生になって、仮想世界でカードプレイヤーとなり収集と対戦を楽しむゲームです。

現在、このTRPGを遊ぶための基本ルールを整理しています。


前回はキャタクターシートに関係するルールを整理しました。その内容は以下のようになります。

基本ルール『

■ルール5 キャタクターシートは二枚用意する。キャタクターシートⅠにはキャタクター設定、能力値、自己肯定感、プロフィール、デッキの五つの情報が含まれる。また、キャタクターシートⅡにはキャタクター背景、キャタクター目的、禁止事項の一つの情報が含まれる。キャタクターシートⅠは他のプレイヤーに見せることが可能だが、キャタクターシートⅡは他のプレイヤーに見せてはならない。禁止事項は守る。

■ルール6(キャタクターシートⅠ) キャタクター設定には外見、名前、年齢、性別、性格(アマテラスワールド)、宇宙都市がある。外見のみが絵で他は文字である。また能力値には容姿、経済、運動、社交、技術、ランクがあり、すべて1から10までの数字である。自己肯定感は50からは始まりプレイ時に変動して、最小値は0で最大値は100である。プロフィールは250字以下の文章で記述され、デッキにはプレイ開始時の六枚のアマテラスカードが設定される。

■ルール7(キャタクターシートⅡ) キャラクター背景には非公開情報などが800字以下の文章で記述されている。キャタクター目的は最大四つの項目があり、それぞれに点数が設定されている(四項目の合計値は100)。これらはプレイ開始後にキャタクターシートに書かれている指示に従い徐々に効果的に公開していく。また、禁止事項は守るべき項目だがゲームマスターの指示が優先される。

■ルール8 プレイヤーがキャタクターシートの内容を把握したら(時間は十分を奨励、質疑応答を認める)、まずはプレイヤーが自分が担当するカードプレイヤーの、それからゲームマスターが自分が担当する案内役の自己紹介をする。自己紹介においてはキャタクターシートⅠの情報を参考に行い、キャタクターシートⅡの情報は伏せておく。自己紹介でプロフィールの文章をそのまま読んではならない。

』基本ルール

今日はルール9から整理していきます。

さて、ルール9以降はプレイに関係するルールです。以前制作した試作ルールでは以下のようになっていました。

試作ルール『

■ルール7 全員の自己紹介が終わると、ゲームマスターはプレイ開始を宣言する。プレイが開始されると、はじめにゲームマスターは【プロローグ】を読みあげる。それから状況についての説明と描写を行い【通常プレイ】を開始する。

■ルール8 ゲームマスターは状況を説明して、プレイヤーに語りかけて彼らを選択させたり行動させたりしなくてはならない。プレイヤーはゲームマスターが物語る内容に耳を澄ませて状況を想像して、それから自分が演じているカードプレイヤーの気持ちになり選択したり行動したりする。プレイヤーが自分が担当するカードプレイヤーを演じて台詞を言ったり行動したりすることを【ロールプレイ】と言う。


』試作ルール

今日は以上の試作ルールをルール9以降のルールとして整理します。


さて、ルール9を以下にします。

■ルール9 すべてのカードプレイヤーと案内役の自己紹介が終わったら、ゲームマスターはプレイの開始を宣言する。そして、シナリオに準備されているプロローグを読む(そのまま読む必要はない)。そして、プロローグが終了すると状況を説明及び描写して探索プレイを開始する。

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGのシナリオには、そのまま読むことができる概要と目的、注意事項とプロローグがあります。これはそのまま読むことが可能です。

ただ、ゲームマスターがその場の雰囲気を読み取り、アドリブを入れる余地は残しておきたいので、後のルールには加えておきます。

状況の説明及び描写はプロローグに含まれている場合もあるでしょうが、含まれていない場合も想定して、また案内役によるロールプレイが行われることも考慮してルールとして独立させます。

さて、ルール10は探索プレイにおけるルールです。

■ルール10 プレイは探索プレイ、対戦プレイ、特殊プレイがある。探索プレイと対戦プレイはゲームマスターとプレイヤーによる会話と、六面ダイスを振ることにより進行する。特殊プレイはシナリオに記述されたルールにより進行する。

シナリオライターに自由を与えるために、特殊プレイという概念をここで与えておきます。

特殊プレイはシナリオライターが『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGで自由にルールを考えることができるしくみです。

また、このTRPGは収集と対戦を楽しむことをテーマにしており、そして探索プレイでは収集を、対戦プレイでは対戦を楽しみます。


■ルール11(探索プレイ) ゲームマスターは状況を説明及び描写して、または案内役を操作することでプレイヤーに状況を想像させる。そして、プレイヤーは状況を想像しながら、キャラクターシートを参考にして自分が担当するカードプレイヤーを操作する。ゲームマスターはプレイヤーがカードプレイヤーを操作したことで生じた状況の変化をプレイヤーに伝える。プレイヤーは自分がカードプレイヤーであるつもりで行動したり発言したりするロールプレイを行うことで操作内容をゲームマスターに伝える。

探索プレイのルールです。このTRPGのTRPGらしいプレイは探索プレイにより行われ、それがこのルール11にまとめられています。

少し言葉を簡潔にして、以下の三つを基本ルールとして制定します。

基本ルール『

■ルール9 すべてのカードプレイヤーと案内役の自己紹介が終わったら、ゲームマスターはプレイ開始を宣言する。そして、シナリオに準備されているプロローグを読む(そのまま読む必要はない)。プロローグが終了すると状況を説明及び描写して探索プレイを開始する。

■ルール10 プレイには探索プレイ、対戦プレイ、特殊プレイがある。探索プレイと対戦プレイはゲームマスターとプレイヤーによる会話と、六面ダイスを振ることにより進行する。特殊プレイはシナリオに記述されたルールにより進行する。

■ルール11(探索プレイ) ゲームマスターは状況を説明及び描写して、または案内役を操作することでプレイヤーに状況を想像させる。プレイヤーは状況を想像しながら、キャラクターシートを参考にして自分が担当するカードプレイヤーを操作する。ゲームマスターはプレイヤーがカードプレイヤーを操作したことで生じた状況の変化をプレイヤーに伝える。プレイヤーは自分がカードプレイヤーになったつもりで行動したり発言したりするロールプレイを行うことで操作内容をゲームマスターに伝える。

』基本ルール

今日は、この三つにしておきます。

次回は探索プレイの行為判定についてのルールを整理します。


『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』はあらゆる人々が未来について考えることができる環境を提供する。科学、文学、歴史の物語を結びつけることでそれを実現することを理念にしています。

今日は以上です。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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