見出し画像

TRPG制作日記(170) 基本ルール4

『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはあらゆる人々が未来について考えることができる環境を提供する。科学、文学、歴史の物語を結びつけることでそれを実現することを理念に制作しているTRPGです。

TRPGとは参加者が語り手であるゲームマスターと、物語の登場人物であるプレイヤーに別れて遊ぶ即興演劇です。ゲームマスターはシナリオを読み、基本ルールに従いながら進行役を務めます。

現在、ルールブックに記載する基本ルールを整理中です。

前回は、はじめの四つのルールについて整理しました。

■ルール1 『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGは即興の物語を創造するためにゲームマスターが物語を語り、プレイヤーがその物語のカードプレイヤーを演じる即興演劇である。目的は楽しむことであり、それはシナリオ攻略に優先する。

■ルール2 参加者は2人以上であり、参加者の一人がゲームマスターを担当して他の参加者はプレイヤーを担当する。ゲームマスターはセッションを管理する責任を負う。

■ルール3 ゲームマスターはシナリオを選択して内容を把握する。そして、シナリオの案内に従い、プレイに必要なキャタクターシートと小道具を準備すると共に他のプレイヤーに集合時間と場所を伝える。また、プレイヤーが事前に準備しておくべき小道具などがあれば伝えておく。

■ルール4 邪魔の入らない静かな場所を確保して集まり、ゲームマスターが概要と目的、注意事項をプレイヤー全員に説明する。それから、参加者同士による話し合いでカードプレイヤーの担当を決めて、全員に該当するキャラクターシートを配布する。プレイヤーはキャラクターシートを読み内容を把握する。ゲームマスターとプレイヤーはシナリオの注意事項に従わなくてはならない。



今日は、五つ目の基本ルールから整理したいと思います。


さて、すでに簡単な試作ルールブックを制作しており、その試作ルールブックには21の基本ルールが設定されています。

前回までに、はじめの三つのルールを四つに増やして整理しました。今日は試作基本ルールのルール4から整理していきます。


試作ルールブックのルール4から以下に載せます。

■ルール4 プレイヤーが演じるキャラクターシートに記された登場人物を【カードプレイヤー】と呼ぶ。また、ゲームマスターが演じて他のカードプレイヤーを補佐するためのカードプレイヤーを【案内役】と呼ぶ。

■ルール5 カードプレイヤーと案内役の情報が書かれたキャラクターシートは【キャラクターシートⅠ】と【キャラクターシートⅡ】の二枚が存在する。キャラクターシートⅡの内容はプレイ前に公開してはならない。

■ルール6 プレイヤー全員がキャラクターシートを把握したら、プレイヤーは自分が演じるカードプレイヤーの【自己紹介】をしなくてはならない。自己紹介のときに公開できるのは【キャラクターシートⅠ】の内容のみである。カードプレイヤー全員の自己紹介が終わると、最後に案内役の自己紹介を行う。

』(試作ルールブックから)

基本ルールは、原則として以下の三つの方針により整理します。

(1)簡潔かつ厳密に。

(2)エンジニアが分かるような文章で。

(3)古典の言葉を尊重する。

注解付きにはしない、そして基本ルールでTRPGの専門用語を開設するようなことはしないことを方針とします。

以上の方針から試作基本ルールのルール4及びルール5は削除です。また、ルール6以降の内容も改良します。

試作ルール6をベースに、新しいルール5を以下のように整理します。

■ルール5 プレイヤーがキャタクターシートの内容を把握したら(時間は十分を奨励、質疑応答を認める)、まずはプレイヤーは自分が担当するカードプレイヤーを、それからゲームマスターは自分が担当する案内役の自己紹介をする。自己紹介においてはキャタクターシートⅠの情報を参考に行い、キャタクターシートⅡの情報は伏せておく。自己紹介でキャタクターシートの文章をそのまま読んではならない。


キャタクターシートに関するルールは基本ルールで決めておいた方がいいと思われるので、ルール6として設定します。

■ルール6 キャタクターシートは二枚ある。キャタクターシートⅠにはキャタクター設定、能力値、自己肯定感、プロフィール、デッキの五つの情報が含まれる。また、キャタクターシートⅡにはキャタクター背景、キャタクター目的、禁止事項の一つの情報が含まれる。キャタクターシートⅠは他のプレイヤーに見せることが可能だが、キャタクターシートⅡは他のプレイヤーに見せてはならない。禁止事項は守る。

もう一つ、キャタクターシートに関するルールを書きます。

■ルール7 キャタクター設定には外見、名前、年齢、性別、性格(アマテラスワールド)、宇宙都市がある。外見のみが絵で他は言葉である。また能力値には容姿、経済、運動、社交、技術、ランクがあり、すべて1から10までの数字である。自己肯定感は50からは始まりプレイ時に変動して、最小値は0で最大値は100である。プロフィールは短い文章で記述され、デッキにはプレイ開始時の六枚のアマテラスカードが設定される。

キャタクターシートⅡも同じように設定しましょう。

■ルール8 キャラクター背景にはキャタクターの非公開情報などが文章で記述されている。キャタクター目的は四つの項目があり、それぞれ点数が設定されている(四つの合計値は100)。これらはプレイ開始後に指示に従い公開することが許されている。また、禁止事項は守るべき項目だがゲームマスターの指示が優先される。

キャタクター設定の五つ目、【集会(サロン)】に関しては【性格(アマテラスワールド)】に変更しました。

理由は二つで、一つは集会の説明が煩雑であること。二つ目は、キャタクターの現実世界での性格よりも仮想世界アマテラスワールドでの立ち位置を明確にしておきたかったからです。

もともと、『太陽神の巫女-AmaterasuCard-』TRPGはコンセプトがそれほど明確ではありませんでした。

コンセプトは宇宙都市で暮らす高校生が、仮想世界でアマテラスカードゲームで遊ぶ話なのですが、宇宙都市の物語なのか、それとも仮想世界アマテラスワールドの妖怪との交流なのか、あるいはアマテラスカードゲームの話なのか不明です。

しかし、今はアマテラスカードゲームの話に集中することにして、すべてをアマテラスカードゲームの収集と対戦を土台にしようと思います。

そこで宇宙都市の文化である集会(サロン)は、余計な煩雑情報だと判断して排除しました。

ルール5からルール8は順番を入れ換えた方が良さそうです。よって、以下のように整理します。

基本ルール『

■ルール5 キャタクターシートは二枚用意する。キャタクターシートⅠにはキャタクター設定、能力値、自己肯定感、プロフィール、デッキの五つの情報が含まれる。また、キャタクターシートⅡにはキャタクター背景、キャタクター目的、禁止事項の一つの情報が含まれる。キャタクターシートⅠは他のプレイヤーに見せることが可能だが、キャタクターシートⅡは他のプレイヤーに見せてはならない。禁止事項は守る。

■ルール6(キャタクターシートⅠ) キャタクター設定には外見、名前、年齢、性別、性格(アマテラスワールド)、宇宙都市がある。外見のみが絵で他は文字である。また能力値には容姿、経済、運動、社交、技術、ランクがあり、すべて1から10までの数字である。自己肯定感は50からは始まりプレイ時に変動して、最小値は0で最大値は100である。プロフィールは250字以下の文章で記述され、デッキにはプレイ開始時の六枚のアマテラスカードが設定される。

■ルール7(キャタクターシートⅡ) キャラクター背景には非公開情報などが800字以下の文章で記述されている。キャタクター目的は最大四つの項目があり、それぞれに点数が設定されている(四項目の合計値は100)。これらはプレイ開始後にキャタクターシートに書かれている指示に従い徐々に効果的に公開していく。また、禁止事項は守るべき項目だがゲームマスターの指示が優先される。

■ルール8 プレイヤーがキャタクターシートの内容を把握したら(時間は十分を奨励、質疑応答を認める)、まずはプレイヤーが自分が担当するカードプレイヤーを、それからゲームマスターが自分が担当する案内役の自己紹介をする。自己紹介においてはキャタクターシートⅠの情報を参考に行い、キャタクターシートⅡの情報は伏せておく。自己紹介でプロフィールの文章をそのまま読んではならない。

』基本ルール

少しだけ言葉を整理しました。


今日はキャタクターシートの関するルールを整理しました。最後まで読んでいただきありがとうございました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?