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ずっと憎かったオトンに会社の創業祭で愛を伝えた話

こんにちは!

実は今月から(株)はぐくむに入社しました。

入社したよ〜ってことを書いた記事についてはまた追々発信させてもらいます。。。

今回は親やパートナーとの関係性に悩んでる人や苦しんでる人の救いになればと思って記事を書きました。

殺したいと思うほど憎かった

まず、僕の家族構成からお話しすると、4人家族で3つ上の兄がいます。オトンはずっと人材会社に勤めていて、オカンは看護師でずっと働いてる。

オトンは真面目な人で、毎日7時から仕事に行って、24時に帰ってくるようないわゆるワーカーホリックな人でした。
オトンは昔から、「夢は何?やりたいことは何?」と聞いてくる人で、最初のうちはサッカー選手になりたいって答えていた。しかし、どんな職業を答えても「今のお前の実力じゃなれるわけがない」と言われることが多く、心の中で湧いてくる感情を抑えながら、「そうやね」って答えて心を落ち着かせることが多かった。
日常でオトンと話す機会はほとんどなく、進路のことやお金が必要になった時だけ会話してた。話しても結局攻撃してきたり、否定されるだけだと思って、自分から話しかけに行くことはほとんどなかった。大学生になると一緒の空間で暮らすことが嫌になり、大学まで実家から通える距離だったけど、強引に一人暮らしをし始めた。

兄は短気な人で、一緒の部屋にいるだけで舌打ちしてきたり、いきなりキレられたりしてたから、常に今日は機嫌がいいのか悪いのか、ずっと気を配って生活してた。学校から家に帰ったとき、兄が家にいると「帰ってくるん早いねん」っていつもため息を吐いて外に出かけることが多かった。

兄はいつもオトンに怒られたりすると、部屋に戻って「死ね!」って何度も叫んだり、ものを投げたりするぐらい短気な人だった。でも小さい頃からその気持ちに共感していた。いつか殺してやると思った時も何度もあったし、大学生になってもその憎しみは常にあった。

オカンは短気な人だけど、唯一自分を応援してくれる存在でした。「お前の実力じゃ無理だ」って言うオトンに対して、「やってみないとわかんないのになんで無理無理って言うねん!」って叱る人でした。

「本当は応援して欲しかった」コーチングされて初めて気づき始めた親に対する想い

大学生になってから一人暮らしをし、親から物理的に距離をとったことで、一人で自由にやれることが増えた。とにかく興味のあることは全部やった。一人旅をやってみたり、留学に行ったり海外インターンに挑戦してみたり、いろんなことに挑戦した。そして大学3回生の秋に(株)はぐくむと出会い、はぐくむが運営するLife Design Schoolに半年間通った。

そのLife Design School期間中に行われる2回の合宿で初めて家族との関係性のことを話した。

「光と闇の絵」という、自分にとっての光と闇の部分について感覚的に絵で書き、みんなの前で5分間ピッチするワークショップがあって、当時書いた闇の絵が下の写真でした。

デビルくん(自分)が泣きながらオトンと兄にナイフの矛先を向けてる絵

この絵についてみんなの前でピッチしたとき、いろんな感情が湧き上がってきて、気づいたらめっちゃ号泣してた。

みんなに話す前まではオトンに対して怒りや憎しみの感情しかないと思ってた。

しかしその時湧き上がってきたのは、悲しさの感情だった。本当は理解されたいし、身近な家族が応援してくれる存在であってほしいと願ってるけど、そうではない現実にいつも苦しんだり、悲しんでた自分がいたことにその時初めて気づいた。

本音や願いを伝えてみたが全然うまくいかなかった。

「本当は応援してくれる存在であってほしい」という想いに気付いてからは、もっと家族が本音を伝え合うことで、お互いを応援しあえる関係性になれたらいいなって思うようになった。

そこから今まで話してこなかった本音を伝えるようにした。ずっと隠してきた想いや、将来どうしていきたいと思ってるかなど。
自分にとってはすごくストレッチなチャレンジだった。なんせ今まで伝えたことのないことを伝えるわけだから、いろんな不安があった。そして予想通り最初は全然伝わらなかった。

特にLife Design Schoolに通ってるよって話をした時、「そんな悪徳企業のプログラムなんか受けたのか」って言われ、悔しすぎて二度とこんなやつに伝えるもんかと思った。

願いを伝え続けたことで見えてきた可能性

ナチュラルに思ってることを伝えるようになってから、最初は分かり合えなかったことの方が多かったが、少しずつオトンがどんな人か、そしてどんな人生を送ってきたかがわかってくるようになった。それは自分が願ってる関係性をオカンが応援してくれるようになってから、オトンの話を聞かせてくれからだった。

オトンと話して分かり合えなかったと感じた時は、「どうせ分かり合えない」と割り切ることが多かった。そしてオトン以外の人とも割り切って接することは多かったし、どうせ分かり合えないという思い込みがシゴトに影響することもあった。そしてシゴトや人間関係に影響するたびに家族と向き合わされた。

ちょうど5ヶ月前に手紙を渡しに行った時、家族とのつながりを感じた。今まで感じてきた葛藤や、家族に対する願いを手紙や言葉で伝えてみた。その時、オトンの目頭が熱くなっているのを感じた。初めて心がつながった感覚がした。少しずつオトンから思ってることを伝えてくれたり、時には呑みにも誘ってくれるようになった。

生まれ持ったギフトを活かして生きる

今月から入社した(株)はぐくむの創業祭(10月23日)に親がきてくれた。Life Design Schoolに通ってた時は悪徳企業だと思われていた。そこから創業祭にきて、代表のたけさんのスピーチや、創業祭に来ていたLife Design School生と関わる中で、はぐくむの取り組みに関心を持ってくれた。

そして創業祭の中でのオトンから「(息子の性格や特徴は)DNAかもしれない」ってコメントしてくれた時、恥ずかしさもありつつ嬉しく感じた自分もいた。そして嬉しく感じたことを素直に伝えてみた。

これまでは、なんでこんな家庭に生まれたのかと、生まれた環境を嘆いて生きてきた。親と性格や顔が似ていることも嫌だったし、否定をしてきた。だからできない自分や嫌いな自分が受け入れられなかった。

今は親から授かったギフトを最大限活かして生きていきたいなと思う。そして二人の子どもとして生まれたことを誇りに思って生きていきたい。(ちょっと最後エモくなってしまった。笑)

さいごに

今回の記事が親やパートナー、大切な人との関係性を見つめ直すきっかけになればと思うし、人と一緒に生きることってすごく大変やし、ストレスのかかることだと思うけど、それ以上の喜びもたくさんあるんだよってことがいろんな人に伝わればなぁと思ってます。

あと、(株)はぐくむの創業祭で話した僕の新入社員ピッチの動画があります。もし、みたい!って方いたらぜひコメントもしくはLINEで連絡してもらえたらと思います!

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