「思ったことはすぐにやる」が大事な理由

タイトルの通りですが、僕の周りやフォロワーさんの中には「思ったことはすぐにやる」がなかなか実行できない人が多いです。
かくいう僕も昔は、そんなうちの一人でした。

では、なぜ「思ったことをすぐやる」が重要なのか、「すぐにやれない人」の理由とその考えについてまとめてみます。

失敗するかもしれない

まず最初にこの言葉を浮かべる人が大多数だと思います。
前述通り、かつての僕もそう考えるうちの一人でしたので気持ちはよくわかります。

「失敗するかもしれない」と考える人の気持ちは一旦置いておいて、先に「失敗するかもしれないとわかっているのに、それでも思ったことをすぐにやる人」の感情(=つまり今の僕)を簡単に解説してみます。

そもそも論で申し訳ないですが、大前提として「思ったことをすぐにやる」ようなアグレッシブな人たちの多くは「失敗」ということすら考えてない人達が多いはずです。
もっというと彼らは「何を持って失敗なの?」とすら思っています。

つまりは「失敗」という概念がない彼らからすると、やるだけやって、その結果・反応を見て、そこから考えればいいし、何かデメリットに関わるようなことが起きればリカバリーすればいいだけ、と思っています。

どんなことでも、「はじめの一歩」は誰しも怖いし、何が起きるか予想はつきません。
しかし、その「はじめの一歩」を踏み出さないことには、どういう結果を受け止めればいいかも、どうリカバリーすればいいかもわからないので、「細かいことは気にせず何かが起こった後に考える」くらいの度量でいけばいいかなと思います。

話は少し戻って、一方で「失敗するかもしれない」と考える人たちはどういう心理状況の方が多いでしょうか。
過去にこういったケースで座談会を開いた際に実際に声として多かったのは、
・失敗したら怒られる(上司など)
・失敗した後に自分が対処するのが嫌だ
・失敗して大損害が出たらどうしよう

などと考えてる方が非常に多いです。

ふむ。
まぁ、そう考えると確かになかなか一歩踏み出すのは勇気がいるよなぁ、と若干納得もしてしまいます。笑
ですが、これらの人たちが思い描いてる最悪のシナリオは、本当にそうだと言えるのでしょうか。

「失敗」=「最悪のシナリオ」という流れは、実は幼少期の体験が原因だとされています。
例えば、小学生の頃に宿題をしてこなかっただけで、しこたま先生から怒られた経験があってそれがトラウマレベルになったりすると、「失敗」という引き金が生まれ、そこから「自分が不利な状況に陥ってしまう」という結果に繋がってしまいます。
みんながみんな、そうとは言い切れないですが、少なくとも「失敗」をすることで、それでもポジティブな思考に切り替えれる人は、「失敗」をすることからのリカバリー力が鍛えられていた人だと言えます。

じゃあ「幼少期の経験が悪いから私は悪くない」と一言で終わらせたら、このブログを書いてる意味がないので、一応続きを。

もう一度話を元に戻すと、「失敗」したことが必ずしも「最悪のシナリオ」に繋がるとは限らないと僕は考えます。
実際、普段の私生活や職場などで、我々は数え切れないくらいミスをしたり、人を困らせたりしているはずです。
しかし、そのことで業績がウソのように落ち込んだり、自分が再起不能になるくらいズタボロになった経験は本当にあるのでしょうか!?
そういう経験をしている例は、本当にごくごくわずかのはずです。
逆にそんな些細なことの繰り返しで大事が起きていたら、日本という国はもたないでしょう。笑

かなり前置きが長くなってしまいましたが、つまりは「失敗」を恐れている人たちの「最悪のシナリオ」が起きる確率を考えて悩み抜くくらいなら「自分がこれいいな!」って思ったことは、まずやってみることをオススメします。

「あとでやる」はやらない

この言葉を聞いて「痛い!!笑」と感じる人も少なくないはずです。
せっかく良案が浮かんで「お、これはいいなー」と思っているにも関わらず、すぐに実行に移さない人。
こういう人の本当の感情は「あとでやる」ではなく、実は「初めから本気でやろうと思ってない」です。
これは断言できます。

仕事上どうしても、日々のタスクやスケジュールの関係で即実行できないケースは当然あります。
僕が言いたいのはそういうことではなく、せっかく良案が浮かんだにも関わらず、その本気度が足りないことが残念だと感じるのです。
昔から「鉄は熱いうちに打て」などとよく言ったものですが、まさに言葉の通りで、それが本当に熱い鉄であれば絶対に今打つべきなのです。熱い鉄だから形を変えることができるんです。

よくこういうケースを目にします。
A「この商品ですが、例えばターゲットを若い人たちに絞って、そういう層の人たちに売り込んでみてはどうでしょうか!?」
B「あー、そうだねー、まぁやってみてもいいかもね」
A「ありがとうございます!いつからやりましょうか!?」
B「んー、まぁ今はまだ時間がないから、一旦後で考えるようにしよっかー」

よく見るかというと、ちょっと誤解を招きますね。
正確には、以前の職場でよく見かける光景でした!笑

Aが部下、Bが上司という設定ですが、このやり取りはつまり、Bの上司は「その案がそこまでいいとは思っていない」ということです。
じゃあ、なぜ「やらない」と言わずに「後回し」を匂わせる言い方なのでしょうか。

理由は単純で、Bさん自身がハッキリと物事を言える性格じゃないからです。
だからといって闇雲に「あれはダメ、これはダメ」と言えばいいわけではないですが、良いと思っていないのであれば、それなりの理由を述べて相手にきちんと意思を伝えるべきだと考えます。

このケースは、人と対話している中で後回しにしているケースですが、自分自身がアイデアを巡らせている場合も同じことが言えます。

「あー、これはいけるかもなー」となんとなく思いつつ、「まぁ時期が来たらやるかー」などと、のんきなことを言ってる人がいたりします。
この人の心理は、なんとなく「いけるかもー」と考えつつも、その考えに対して深く追求しなかった結果、実行することを放棄するという選択を取ったとも言えます。
こんな中途半端な考えでは、いつまで経ってもいいアイデアは浮かばないし、いつまで経っても実行に移しません。

「あとでやる」と思っている人は、思考が足りないので、もっと深く追求してみるべき

「思ったことはすぐにやる」が大事な理由

ここでようやくタイトル回収ですね。笑
前述の2つのパターンは、いずれも「やらない理由付け」という、要するにただの言い訳、と個人的には考えています。

「思ったことはすぐにやる」がなぜ大事なのかを簡潔にまとめてみました。
1. 効果検証ができる
2. 結果がすぐにわかる
3. 変化に対して柔軟に考えれるようになる
4. リカバリー力がつく
5. 次のアイデアに繋がる

これは僕の経験則から言っても間違いないと言えます。
これ以上深掘りは不要だと思いますので、今回はここまでで。
(やらない理由に対する前置きが長すぎたのもありますが…)

最後にアドバイス

「思ったことをすぐにやってみたい」人は、まずは何をやってみたいかを部屋や職場などの目立つ場所に張り出してみましょう。
そして、それを実際にやってみたことで、「何がどう変化したか」を逐一記録していくといいです。
いろいろな気付きがあるはずなので。

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