『ブラッシュアップライフ』関連で観たhulu収録作品とその音楽~『ブラッシュアップライフ』に登場したドラマ編~

 バカリズム脚本編に続き、ここでは、様々な形で登場したドラマの中でhuluに収録された作品を取り上げます。


1.リバーサルオーケストラ

 麻美2周目の死のきっかけとなった前野朋哉が撮影していたドラマ。実際に『ブラッシュアップライフ』と同時期の2023年1月期に放送されていました。門脇麦や田中圭らが出演。

 架空の市・西さいたま市を舞台に、主人公が公務員であるところから始まる点は『ブラッシュアップライフ』との共通点も感じます。(しかも麻美は西埼玉大学に通っていた。)

 オーケストラを扱ったドラマだけあって、クラシックの曲も取り上げ、清塚信也がサントラを手掛けました。

 一方で、ポップスの曲も使用され、緑黄色社会の『Mela!』を演奏するシーンもありました。


2.家政婦のミタ

 3周目の近藤麻美(安藤サクラ)家に映像作品がおかれており、麻美が日本テレビに就職する前年の2011年に松嶋菜々子主演で放送され、40%超えの視聴率を記録した家族の崩壊と再生を描いたドラマです。

 主題歌は斉藤和義の「やさしくなりたい」で、『ブラッシュアップライフ』の劇中でも何度か登場しました。


3.ホタルノヒカリ

 こちらも麻美の家に置かれた映像作品。漫画原作のドラマで、綾瀬はるか主演し、いわゆる”干物女”が藤木直人演じる上司である部長と同居することになることから始まる物語。続編や映画化もされました。2には臼田あさ美も出演しています。

ホタルノヒカリ2

映画はこちら。

第1弾はaikoの「横顔」。

第2弾はいきものがかり「キミがいる」


4.ハケンの品格

 こちらも麻美家にある映像作品。篠原涼子が主演した多数の資格を持つスーパーハケン大前春子を描いたドラマ。2007年に第一弾が放送された。なおhuluに収録されていない2020年の続編には塚地武雅も出演しています。

 第一弾のエンディングテーマには中島美嘉の「見えない星」が起用された。


5.白夜行

東野圭吾原作小説のドラマ。綾瀬はるかと山田孝之が出演した。父親を殺した少年と母親を殺した少女の物語。

 主題歌は柴咲コウ「影」。なお、河野伸によるサントラはフィギュアスケート選手の町田樹がエキシビジョンで使用されていました。


6.ROOKIES

 森田まさのりによる野球漫画を原作としたテレビドラマおよび劇場版。佐藤隆太主演で、市原隼人・城田優・桐谷健太・佐藤健・中尾明慶らが生徒役で出演していました。

映画作品はこちら。

 主題歌は連ドラ、劇場版共に男性4人組のボーカルグループGReeeeNが担当し、特に「キセキ」はフル配信での国内最多記録も達成し、2009年の選抜高校野球大会の開会式でも使用されました。

劇場版主題歌「遥か」


7.Woman

 2013年7月から放送されたドラマ。満島ひかり主演で、坂元裕二脚本の作品。日本テレビに就職した麻美が初めて関わったドラマとして登場します。このドラマで出会う臼田あさ美は、主人公のシングルマザー仲間の相談相手として出演していました。

 麻美家には2011年に放送された『それでも、生きてゆく』(huluに未収録)の映像作品が置かれており、こちらも満島ひかり主演、坂元裕二脚本作品であり、知ってる人からすると細かいフリだと思います。(なお、『それでも、生きてゆく』は安藤サクラも出演。)

 夫を不慮の事故で無くし、家計が苦しくなり生活保護受給も断られたことで絶縁状態の母と暮らすこととなるドラマ。     

 満島の幼少期は住田萌乃(『ブラッシュアップライフ』ではみーぽんの中学生時代を演じる。)であり、夫(小栗旬)が亡くなる要因が痴漢冤罪である点、さりげなく『ブラッシュアップライフ』との関連性も感じます。

 バカリズム脚本『住住』に出ていた二階堂ふみも出演していたので、スケジュール次第では『ブラッシュアップライフ』にも二階堂ふみ出演もあったかも。

 主題歌は、内澤崇仁らによるロックバンドandropの「Voice」です。


8.花咲舞が黙ってない

 麻美も劇中で説明していますが、池井戸潤先生原作で、2014年4月期に朝ドラ主演したばかりの杏さんが主演した作品。上川隆也とのコンビで、銀行内のトラブルを解決していく作品です。

 『ブラッシュアップライフ』で、東名の大渋滞を回避して予定よりも早めに登場し、めちゃくちゃ拍手されていた塚地武雅は杏・上川の直属の上司役で出演しています。続編があることも知っていて勝ち馬爆走中と感じていた麻美でしたが、その続編は2015年に放送されました。

 神保悟志が第1シーズンの第3話に登場しています。

 第1シーズンは西野カナ「We Don't Stop」が主題歌。

 第2シーズンは福山雅治「I am a HERO」。


9.コウノドリ

 2周目は薬剤師であったことで、祖父の飲む薬の飲み合わせの悪さに気づいたものの、3周目テレビ局員となったことでその説得力がないために、医療ドラマの名前を出して、信じてもらおうとしたときに出したTBSのドラマ。話を聞いていた妹の遥を演じた志田未来も出演していた点も含めて面白いシーンでした。

 鈴ノ木ユウによる漫画のドラマ化であり、綾野剛主演の産科医を描いた作品です。2015年と2017年の2シーズン放送されています。

https://www.hulu.jp/drstorks-2017

 第2シーズンの第1話に出演した志田以外にも、第1シーズンには、江口のりこ臼田あさ美(第1話)、山田真歩(第2話)、中島ひろ子(第5話)、木南晴夏(第10話)。第2シーズンには前野朋哉(第4話)と『ブラッシュアップライフ』出演者も多く出演していたため、他局にも関わらず名前を出しやすかったのかもしれません。 

 謎のジャズピアニストでもあるという設定であったため劇伴を手掛けた「Baby, God Bless You」等を制作したピアニスト清塚信也も話題となりました。

第1シーズンの主題歌は、miwa「あなたがここにいて抱きしめることができるなら」。

第2シーズンはUru「奇蹟」。


10.家売るオンナ

 『花咲舞が黙ってない』に続き、またしても続編が放送されるドラマを担当した麻美。2016年に第1弾が放送された『家売るオンナ』は、やり手の不動産屋サンチーを北川景子が演じました。

 麻美にとってはサンチーの上司・屋代課長役の仲村トオルが『ブラッシュアップライフ』でも本人役で出演していた他、臼田あさ美と再会する場ともなります。

 『ブラッシュアップライフ』での本人役以外でのキャストでは、松金よね子山田真歩も出演していました。

 ポスターのみ登場した2019年放送の『家売るオンナの逆襲』も放送されました。超特急の草川拓弥も新たに出演しました。

主題歌はGReeeeN「beautiful days」

『家売るオンナの逆襲』の主題歌は斉藤和義「アレ」


11.獣になれない私たち

 ドラマ撮影シーンは出てきませんでしたが、麻美がSNSを担当していると名前を出していた新垣結衣や松田龍平、田中圭らが出演していた2018年の作品。

 『ブラッシュアップライフ』では、れなちゃんが「あれ、観てたんだよ」と言ってましたが、れなちゃんを演じていた黒木華も出演していたため、事情を知る視聴者がツッコむシーンでもありました。

 主題歌はあいみょん「今夜このまま」。


 huluに収録されている作品以外にも、「ドラマ倶楽部」で取り上げたドラマ、麻美家にある映像作品、他にも様々にドラマの話をしているシーンが多々あるので、『ブラッシュアップライフ』きっかけに過去のドラマやその主題歌等を観てみる聴いてみるのもありですね。



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